新潟久紀ブログ版retrospective

ゆるゆる人材育成12「上司にせめてもの気遣いを」(2023.9.15)

 "お役所仕事"と揶揄される我々の世界でも人材育成が重要と言われて久しい。
 県出先機関の長になり式典等に招かれることが増えた。土日開催だと部下に迷惑かけずに一人で出席するのであるが、過去例を知らない新任者としては、現地で円滑に立ち居振る舞いなどできるよう、事前に予備知識が欲しいものだ。
 上司に何を知らせておくべきか創造力の働かせ方で職員の資質が垣間見えたりする。

◇◇◇人材育成につながる気遣い論で思うところあれこれ◇◇◇

☆異分野極まる会合の事前に
 催事に招かれると自身の立場上ご挨拶すべき方々に礼を失したくないが、自衛隊駐屯地で催されるような大規模な式典になると、あまりに広く各界から大勢がお集まりで、名刺交換できる時間もタイトなので苦労する。名簿のみならず席次表はもとよりVIPによっては行事中の動線等も可能な範囲で把握したい。

☆アドリブを利かせられるように
 トップのアテンドは本庁がまかるからと、同席する出先機関の長の私に詳しいロジ回しが共有されないことがあるが、私限りで扱うとして詳細な日程や動線、図面を事前に求めるよう部下にお願いする。人が集まれば予期せぬ事が起きるもので、危機管理から座持ちまで臨機に対応できるようしておきたいのだ。

☆流儀や作法の心得を
 起工式や竣工式など神事に倣っての行事に招かれた場合は、刈初や穿初といった作法などについて見慣れた部下から事前に良く聴きたい。年配の私へは言わずもがなと若い職員は思うのかもしれないが、経験せずにすり抜けて来た事も多いものだ。仏式の催事では宗派により大きく様相が異なるのでなおさらだ。

☆来賓紹介をスマートに
 祝辞やテープカットなどの役割がない来賓出席で、名前を紹介されてその場に立ち一礼するような式次の場合、その際にお決まりの一言があるのかどうかについて送り出す部下は事前に押さえておいて欲しいものだ。一番手で紹介されたあと、二番手以降が一律に同じフレーズを続けられるのは避けたいのだ。

☆懇親会はステータス順でなくケミカルで
 式典等に続く懇親会の席順というのは悩ましいものだ。所管の規模や重要度、職位順など、席次表からは腐心が垣間見えるが、自治体どおしなどほぼ身内的というか協働の間柄であれば、ステータス順というよりも歓談の盛り上がるケミカル(化学反応)を予想して臨席を組んでは。お酌に回りにくい会場は特に。

☆出席者の座持ちまで考えられれば上級者
 「出席よろしくお願いします」の一言で会場所在と名簿だけ渡して終わりではなく、参集者や式次などを踏まえての名刺交換などの立ち回り方や、待機時間の過ごし方や座持ちの相手方の案まで、出席する上司に部下なりに提案や意見ができれば、上の立場で考えられるかという組織人としての視点で上級者だ。

(「ゆるゆる人材育成12「上司にせめてもの気遣いを」(2023.9.15)」終わります。続きは近くupします。)
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