新潟久紀ブログ版retrospective

ゆるゆる人材育成10「創造は外から目線で」(2023.5.12)

 "お役所仕事"と揶揄される我々の世界でも人材育成が重要と言われて久しい。
 高い志をもって転職を繰り返す若者の「"好き"を搾取する雇用は駄目」という声がパワーワードに思える。
 イラスト作画や写真撮影など個人技として趣味のようなスキルに係る対価を安く叩く企業は若者に選ばれない。新潟への転職による移住の誘い込みに向けて思い当たる県内企業は認識を新たにして欲しい。

◇◇◇今日この頃の人材育成あれこれエピソード◇◇◇

☆特許の芽は埋もれている
 柏崎市のゼネコン #植木組 が建機用監視カメラ装置で特許を取得した。油圧ショベルの死角を操縦席のタブレットに映して事故防止や作業効率向上が図れるという。素朴な工夫が新規扱いされたことにかえって驚く。”土建王国”新潟ではソフト面で固定収入増に繋がる建設系アイデアがまだ眠っているのでは。

☆全くの異分野が創造させる
 三条市のプラスチック製品製造の #JEJアステージ が芸術家を招いて職員の発想力向上を図っている。廃材の活用提案や部署間の連携円滑化等をもたらしている。某県庁ではマイスターと称してベテラン職員の知見等を若手に継承させようと目論むが、時勢が激変している中では過去に無い着想こそ必要では。

☆google20%ルール
 県の財政難対策で職員給与10%前後削減が始まった時、月に1ないし2日分に相当する見合いの労働時間を副業等に向けて良いことにしてはとつぶやいたが、業務時間内の20%を本来とは異なる業務にあてて良いというgoogleの制度が革新的デジタルインフラ開発に繋がったと聞くと役所も柔らか頭にしてはと思う。

☆ジョブホッパー
 転職を繰り返す人をマスコミがジョブホッパーと言い出した時はまたもカタカナ呼び名を流行らすだけかと呆れそうになったが、一貫性をもって高みを目指すために転職するピポット転職の増加による良い意味での労働流動性向上は日本の競争力や生産性の底上げにつながりそう。役所の人事にも欲しい観点だ。

☆シャドーワーク
 旅行予約や物品調達などスマホで自身で直接出来ることが増えて効率化しているが、それに係る時間や対応に囚われることも増えた。時間を費やす無報酬で見えない仕事"#シャドーワーク"が増加し、従来それを担ってきた人の雇用を減らし、高単価の人の生産性も奪っているとの指摘には考えさせられる。

(「ゆるゆる人材育成10「創造は外から目線で」(2023.5.12)」終わります。ゆるゆる人材育成11「出先機関のあり方を考える」(2023.7.22)に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
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☆現在進行型の仕事遍歴あります。


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