新潟久紀ブログ版retrospective

【新連載】新発田地域振興局長の細々日記R5.4.1-R5.4.9

令和5年4月1日付けで新潟県の新発田地域振興局長になった私が、各部署の職員たちの迷惑にならないように細々と生き続ける日々の独り言を綴ります。
少しでも地域振興に役に立ちたいとの思いを込めて…。

●令和5年4月1日(土)
春の人事異動で私は県本庁舎から新発田地域振興局に就く。新潟市の自宅から通勤可能なので引越苦労は無いが、年配になると蓄積してきた参考手持ち資料の綴りなど持ち運びたいものも増える。雑貨も含め段ボール箱2つになるが、今年は初日が休日なので搬送と執務室の整頓が落ち着いてできた。幸先良し。

●令和5年4月2日(日)
新年度初日の土曜から続く日曜の新潟市は眩しいほどの晴天に。気温の急上昇で一気に満開となった桜を信濃川沿いの”やすらぎ堤”や白山神社で楽しむ。続けて古町界隈を歩くと以前閉じていたのに若手がこじゃれた商いをしている店舗も散見されて頼もしい。新任地の新発田駅前に並ぶ閉店群や如何にと思う。

●令和5年4月3日(月)
4/3に県庁で知事から辞令を受けて新任業務が実質開始。新発田地域振興局に着くや局の幹部への辞令伝達と職員への新任挨拶。「専門ごとの部署が振興局の名の下にチームになっていることを意識し、各々の仕事が相まって地域の人口減少の緩和や関係人口の増加につながるよう協力し合おう」とお願いした。

●令和5年4月4日(火)
新発田地域振興局に着任して先ずは挨拶回り。とはいえお会いできずに名刺を置くのみも多い。空いた時間に道順ついでの地域資源の視察を組み込む。一度は見たかった「加治川堤の桜」並木は満開のタイミングでその素晴らしさと活用の潜在力を感じ、阿賀野市で整備が進む「瓦ロード」は独自性の強味を直感できた。

●令和5年4月5日(水)
新発田地域振興局長新任として挨拶回りが一段落すると早速、局内各部署から業務概況説明を受ける。農業生産においては畜産の比率が高いが、園芸作物の増進として、枝豆「縁玉」や里芋「砂里芋」など県ブランドの目玉を狙える品目もあり、農業担当以外の部署や振興局内外との連携も局として進めたい。

●令和5年4月6日(木)
新発田地域振興局長として着任早々は局内各部署からの業務説明が続く。防災減災の要の一つ"治水"において、ハード整備のみ頼みとしない「流域治水」概念という方向性に頷く。阿賀北といわれる当局の所管エリアは河川改修と農業かんがい排水が相互に関連し合って水を制してきた歴史があることも再認識。

●令和5年4月7日(金)
新発田地域振興局長への着任早々の業務概況説明の最後は健康福祉保健部。未曾有の過酷な対応が続いたコロナ禍は落ち着きを見せているが、社会経済活動の再興はゴミの不法投棄の増、食中毒や新たな感染症の発生等につながるリスクもある。担当職員専属性の高い仕事の負担の軽減に知恵を出したいと思う。

●令和5年4月8日(土)
腰痛なので夏タイヤへの交換にスタンドに行く。タイヤの劣化が酷いと指摘されて値切り交渉の末に買い替え、オイル交換もした。新発田振興局へ車通勤する職員が多いが、タイヤ交換など職場近くでまとめて請け負って割安にする商いが出来れば、地元に金が落ちて職員もお得なウインウインになるのでは。

●令和5年4月9日(日)
詳しくは別の機会に書き記すが…靴足の蒸れを防止したいと思う季節になった。寄る年波には勝てないという言い方があるが、昨年は教科書どおりの帯状疱疹が脇腹に発症したりで身体の衰えを如実に感じる。地域社会の高齢化という問題が身をもって非常に痛切に感じられるのは良いやら悪いやらの思いだ。

(「【新連載】新発田地域振興局長の細々日記R5.4.1-R5.4.9」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「新発田地域振興局長の細々日記R5.4.10-R5.4.16」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
☆新潟久紀ブログ版で連載やってます。
 ①「へたれ県職員の回顧録」の初回はこちら
 ②「空き家で地元振興」の初回はこちら
 ③「ほのぼの日記」の一覧はこちら
 ➃「つぶやき」のアーカイブスはこちら
「あなたのアイデアやお知恵をご教示いただければ幸いです」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「局長日々」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事