新潟久紀ブログ版retrospective

ゆるゆる人材育成9「外に学び内に反面を見る」(2023.3.17)

 "お役所仕事"と揶揄される我々の世界でも人材育成が重要と言われて久しい。
 市町村では事前通告なし丁々発止での長時間に亘る議員との質疑応答など、生活密着の基礎的自治体ならではの住民目線の議論が活発で、自治の基本を深く体感できる。
 県庁は現場と遠く政策も生活との乖離感がままあるが、市町村出向経験者の知見や経験を地域や住民の目線での企画立案にもっと活かして欲しいものだ。

◇◇◇今日この頃の人材育成あれこれエピソード◇◇◇

☆副業の長短
 コロナ禍の景気低迷もあり収入補完的に語られがちな副業だが、みずほFGでは本人の成長が望めることを必須として会社への貢献向上を狙い可否を判断している。情報漏洩リスクや人材流出など"おそれ論"で思考停止でなく、制度設計次第で組織と個人の両得を目指せる。役所も貢献重視で副業の裾野を広げたい。

☆マーケティングの新旧
 顧客確保対策は売り文句を推すプッシュ型 から関心事に応えて選んでもらうプル型 の時代。新潟 の地域ごとに市町村の意識調査等から住民の関心が高い事柄をテーマにして、肥満、糖尿、腎臓など健康教室 を病院で開催し、足元のみならず先々も見据えて自院へ通い易い環境づくりにつなげたい。

☆外国人労働者に学ぶ
 外国人労働者から垣間見える自分の受け持つ仕事の部をわきまえて徹底する姿勢は、上司も部下も見境無く協働しがちな日本型労働の改善視点を与えてくれるようだ。目標管理の見える化と明確化に要する手間や時間はその負担を越える効率化をもたらすかも。日本在住の外国人の知見を上手く活用したい。

☆以逸待労
 交渉事に悩むと「以逸待労」という戦術を思い出す。役所は理不尽や不条理に際して、いかに合理的な正論であっても、相手の意に沿わない言い回しでもしようものなら"炎上"必至だ。ひたすら積極的防御に徹して相手の戦意を徐々に萎えさせ、強を弱に変え、受動的立場から主導的立場へ転換を待つばかり。

☆宮使いのできる範囲で
 許認可行政や各種政策推進、内部管理まで役所はまさに仕事の百貨店だが、重要な論点のある施策などに自分ならこうできるとの考えが溢れてもその担当職に就けないのが"宮仕え"の常。与えられた職に退職まで従事するつもりで全力を尽くすが、他部署のズレた仕事などを見聞きすると残念だネ。

(「ゆるゆる人材育成9「外に学び内に反面を見る」(2023.3.17)」終わります。ゆるゆる人材育成10「創造は外から目線で」(2023.5.12)に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea

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