中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

涼蝦又は米涼蝦と云う食べ物

2018年05月26日 | 少数民族の食べ物

木瓜水以外にも、雲南省で良く食べられる冷たい甘味としては「涼蝦」又は「米涼蝦」と呼ばれる食べ物があります。「米涼蝦」は、その名の通り米から作られるとの事です。米から作られその形が蝦の様な形をしているので、米涼蝦とも呼ばれているとの事です。中国語版「維基百科」に拠れば、湖北省、四川省、重慶、貴州省、雲南省等で食べられる所謂中国語で云うところの「小吃」との事です。

大理市等の屋台では、「木瓜水」と「米涼蝦」は一緒に売られている事が多い事もあり「木瓜水」と「米涼蝦」を一緒に食べる人も多い様です。大理市等の屋台では、木瓜水を注文する際に、木瓜水だけにするか、それとも米涼蝦を一緒にするかを聞かれる事も多いです。何も云わないと米涼蝦と木瓜水が一緒になって出される事が多い様です。私は、米涼蝦も滅多に食べないのですが、食べる場合は、別々に食べる事が多いです。

 

大理市等屋台では、「木瓜水」と「米涼蝦」が、この様に並べて売られる事が多く、それで一緒に食べる人も多い。

 

これが、「米涼蝦」と呼ばれる食べ物で米で作り、この様に一見すると形が蝦の様な形をしているので「米涼蝦」と呼ばれているとの事。

 

大理等では、この様に木瓜水と米涼蝦を一緒にして食べる事が多い様です。溶かした黒砂糖(中国語では紅糖と云う)をかけて甘味を付けます。

 

「米涼蝦」の作り方は、米線の作り方と大体同じようで、米を一晩程水に浸した後、石臼等でドロドロに擂り潰し、作るとの事です。湯通してあるので夏は氷等で冷やして食べるとの事。

 

甘みを付ける場合、大理では紅塘(日本語では黒砂糖)を加える場合とバラのジャムを加える方法の二種類があるようです。

 



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