中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

「夜市」で見かけた「焼き卵」

2014年12月11日 | 少数民族の食べ物

先月貴州省を久方ぶりに訪れた際、安順市に行ってきました。私は、2000年にも安順市には行った事はあるのですが、その時には駅前周辺では大掛かりな改修工事等が行われていた事、滞在期間が短かった事等もあり安順に付いては余り印象に残る様な記憶はありません。

安順市の「夜市」は貴州省でも有名の事で、安順出身の学生からも安順の「小吃」は非常に美味しいとか、安順の「夜市」の「小吃」には、とても色々な食べ物があると聞かされていました。そんな事もあり安順に立ち寄った際、安順の「夜市」を覗いてきました。確かに「夜市」の規模は大きく、また、実に様々な店が並んでいました。その「夜市」のある屋台では、卵を紙で包んで焼いた物を売っていました。云ってみれば「焼き卵」ですが、貴州省では初めて見ました。貴陽市や凱里市等にも当然「夜市」はあり、私も貴州の「夜市」には何度も行った事もあるのですが、今に至る迄、そこでは「焼き卵 」は見かけた事はありません。

 

「焼き芋」の様に炭火で焼いた「焼き卵」。 「卵」は、そのまま焼くのではなく、紙で包んだ状態で焼きます。尚、貴州省や雲南省等では、「焼き芋」より「焼きジャガ芋」の方が多い。

 

卵は、そのまま焼くのではなく紙で包んだ後焼きます。ジャガイモは、貴州省や雲南省では「洋芋」と云うのが一般的で、「土豆」「馬鈴薯」という言い方はしない様です。また貴州省や雲南省では、「洋芋」は実に良く食べられています。「焼き卵」は大抵の店では「焼き洋芋」と一緒に売っている場合が多い。

 

こちらは、私が今滞在中の大理市の魏山県の屋台で見かけた「焼き卵」。無論大理市や大理古城にも夜になると出店が出て、様々な食べ物がならびますが、私は魏山県の屋台でしか「焼き卵」は見かけていません。

 

私が最初に「焼き卵」を食べたのは大理の魏山県ですが、写真の様に紙で包んであった物だけが並んでいた事もあり、最初は卵とは分かりませんでした。以前貴州省を旅行している際、冬で寒いので皆でたき火をしていたのですが、旅行中の中国人が、焼き芋を焼く様に灰の中に「卵」を放りj込んで「焼き卵」にした事がありましたが、その人も案外安順生まれの人だったのかもしれません。日本でも「焼き卵」を作り、食べる地方があるのかどうかは分かりませんが、「焼き卵」も「茹で卵」と一味違い結構美味しいものです。卵を炭火で焼くので、白身の部分も、黄身の処も水っぽくなく、焼き卵は、それなりに美味しいです。卵を焼いて食べると云う食べ方もあるのかと、私としては結構な驚きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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