中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

北京市の最低賃金4年で約倍に

2014年04月14日 | 中国事情

4月2日付の新京報(電子版)に拠れば、北京市の最低賃金が、4月1日から従来の月額1400元から月額1560元に引き上げられたとの事です。2010年7月段階では、北京市の最低賃金は月額800元だったので約4年間で、北京市の最低賃金は、ほぼ倍額になったとの事。

この北京市の月額最低賃金は、実収入、つまり失業保険、医療保険、年金、住宅積立金等の社会保険料を控除した後の、所謂「手取り」の金額だそうです。

また、最低時間給も従来の15.2元から16.9元に引き上げられ、同時に法定休暇日に勤務した者については時間給が36.6元から40.8元に引き上げられたとの事。4月1日迄に最低賃金が引き上げられた中国の省・市・区は、重慶市、上海市、天津市、陝西省、山東省等7つの省・市に及ぶとの事。

4月1日付の新華網(電子版)に拠れば、山西省の某市の政府部門の臨時職員の最低賃金は月額300元との事。この金額は山西省で定められた最低賃金945元の三分の一との事です。また、法律では、賃金は毎月払うものとすると定められているものの、関係部署により、数ヶ月に一度、ひどい場合には一年に一度賃金がまとめて払われる状態だそうです。当然のように、労働者が納めるべき医療保険料、失業保険料等の社会保険料分も払われないそうです。



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