中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理古城から消える店、新しく出来る店

2014年06月27日 | 雲南省

近年大理古城では、毎日の様に新しい店が開店しています。また、新しい店が開店するに伴い、店仕舞する店も多いようです。大理古城は、近年不動産価格の高騰が顕著で、物件は場所により2線級の都市と同じような高値になっているとの事です。(注:一線級の都市とは、北京、上海、広州等、二線級の都市とは、天津、成都、、重慶等の都市を指す)

大理古城は大理鎮に属しますが、県と同じような賑わいで、一部の不動産価格は二線級の都市と同じ値段まで高騰したとの事です。古城内のある古い民家は、今年300万元の値段が付いたそうですが、持ち主は今後も値上がりが期待出来るとして手放なさいとの事。不動産価格が高騰するのに伴い、店舗等の家賃も高騰しているようで、昨年迄は年額2.3万元の物件もあったようですが、今年は8.9万元迄高騰したそうです。

で家賃の高騰に耐え切れず大理古城から撤退する店も多いようです。私が良く利用していた按摩屋さんも今年3月に店仕舞して仕舞いました。原因は店賃の高騰です。他所から大理古城に来る人(俗に移民とも呼ばれているようです)は、大理古城に、様々な業態の店を新規に開きますが、2.3ヶ月で店をたたむ人も多いようです。店を開いたものの思いの外、客が少なく、採算が合わない為に撤退する店も多いようです。


最近開店したアイスクリーム専門店。飲み物もありますが、手造りアイスが売りの店との事。以前は、四川人が経営する食堂で、安くて美味しかったので私もよく利用してましたが、アイスクリーム屋になったので店には行った事はありません。

 

今年4月頃に、大理古城に移民として移り住んで来た人が開いた詩のブックカフェ。これも開店2.3ヶ月で撤退に追い込まれ、今は衣料品の店舗となっています。開店の際には、詩人を呼んで、派手な式典も行いましたがすぐ閉店してしまいました。「讀詩吧」と云う看板だけが今も残っています。一、二度店を覗いた事がありますが、店内には詩の本が実に沢山並んでいました。中国では詩の朗読会等もあり、詩の位置づけも日本などは違う様に感じます。

 

最近開店した日本風の店。らーめん、鉄板焼きもあると看板に書いてありますが、未だ行った事はありません。店の前を時々通るのですが、お客は余り多くはないようです。

 

この店も最近開店した日本風を売りにした店。おにぎり、おでんもありと看板にありましたが、矢張り売れないのかおにぎり、おでんはメニューから直ぐ消えました。

 

これも最近開店した店。オーナーは北京人のようですが、ここも未だ行った事はありません。日本風に云えば甘味屋の様です。

 

舌尖上的中国の第二部に、北京で働いていた夫婦が大理古城に「移民」として来て、定住して生活している人の話が出てきますが、その様な影響もあり、他の省・都市から大理古城に来て定住する人も絶えないようです。そして他所から来た人の多くは、大理古城でゲストハウス、レストラン、カフェ、食堂、土産物店等を開きますが、商売が必ずしも上手くいくとは限らないようです。

 



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