中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

男女の産み分けが出来る換花草その2

2014年02月18日 | トン族

ネット等で検索をして、この「換花草」に付いて調べると、男女の産み分けが可能と称される「換花草」とは、この村の山中に生える籐科の植物(籐類之植物)との事です。主に、この植物の根を基に、更に7.8種類の薬草を調合して、初めて男女を産み分けが出来る秘薬が出来上がるとの事です。

この秘薬を調合できる人は、占里村で「薬師」と呼ばれる唯一の女性しか居ないとの事で、その秘薬を作る方法は門外不出で、村人以外の人は服用出来ないとされているそうです。また、この秘薬の調合の仕方を外部に漏らすと、薬の効き目が無くなるとも言え伝えられているそうです。

また、占里村は、長寿の村としても有名で、90歳以上の人も珍しく無いとの事です。また、この村では、数百年間に亘り外部の村との通婚が行われなかったにも関わらず、また、近親結婚が普通に見られるのにも関わず、障害を持って生まれる嬰児は一人も居ないとの事です。


これが「換花草」=藤科の植物の根。実を言えば、私はこの植物は見た事はありません。

 

さらに7.8種類の薬草を調合するとの事。

 

これらの薬草を調合した上で、煎じると男女の産み分ける事が出来る秘薬「換花草」が完成するそうです。

 

私が、占里村を最初に訪れたのは、2010年10月です。榕江県から車をチャーターして、二時間程かかったような記憶があります。この村へ行くには、バイクか車をチャーターするか、または、徒歩しか方法はありません。偶々、私がお願いした女性の運転手さんは、何度かこの村へ行った事のある人で、村で唯一薬の調合が出来る人も知っている運転手でした。それで、その「薬師」の家まで行って、その女性の薬師にもお目にかかった事があります。尤も村でただ一人の薬師はかなり年配で侗族の言葉しか話せない女性で、話は殆ど通じませんでしたが、、、、、

運転手の女性も貴州省出身ではない人で、その上に侗族の言葉も全くわからない人でしたので、詳しい話は出来ませんでした。尤も言葉が解ったとしても、よそ者に本当の事を言うハズはありませんが。

その運転手の話では、その男女の産み分けが出来ると云う秘薬を求めて、この占里村を尋ねる人も多いとの事でした。それで、この運転手も年に何度かこの占里を訪れるとの事。ある人は1000元ほど払って、その秘薬を手に入れた北京人も居たそうですが、その秘薬が効いて男女の産み分けが出来たかどうかは不明との事です。

特に、この女性に会う事が目的で、この村に行ったわけでもないのですが、その後、二三度この村へ行った事があります。その際は、不在で会うことが出来ませんでしたが。



最新の画像もっと見る