大理州等農貿市場や超市(スーパー)等でも石扉豆腐と云う物が売られています。その石扉豆腐の形は、独特な形をしており、私達日本人が豆腐として思い浮かべる豆腐とは形が全く違います。石扉県は、雲南省でも一番南に位置する紅河哈尼族イ族自治州に属する小さな一県です。雲南省の面積でも日本よりやや多きい程の広さがあり大理州と紅河州はかなり離れており、そこの豆腐がどうして大理でも売られているか不思議でしたが、今回その紅河哈尼族イ族自治州石扉県に行き、何故石扉の豆腐がそれ程有名なのかその謎が解けた感じがしました。
出来上がったばかりの正真正銘の石扉豆腐。石扉の有名な北門豆腐屋で。
石扉の農貿市場等では、八等分した物が売られています。一枚4元。
自然乾燥させるとこの様になる。やや白い色の物は、二、三日経った物。向かって左側の豆腐は四、五日経った物。上の豆腐はどの位経つとあの様な色になるのか見当がつきません。
石扉豆腐の形も色々あります。自然乾燥させた時間により色が違う様です。石扉県の農貿市場で。
石扉では、このように焼いて食べるのが一般的の様です。出来立ての豆腐は食べない様である程度ひにちが経ったのを食べる様です。
この様にして、焼いて食べるのが一般的です。タレをつけて食べる。
石扉豆腐の最大の特徴は、豆腐を作る際には、ニガリ、石膏を使うのが一般的との事ですが、石扉豆腐は、井戸水に豆腐を固める成分が含まれており、井戸水を使い、ニガリや石膏は使わないので、特段に美味しいとの事です。また、石扉豆腐がなぜこの様な形をしているかと云うと、一般には、焼いて食べるからの様です。
出来立ての石扉豆腐を食べて見たのですが、確かに美味しく、今まで食べた豆腐の内で一番美味しかった様に思います。