中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理古城で開かれる骨董市

2013年09月29日 | 雲南省

私が今滞在中の大理古城では、毎週金曜日に博愛路に面した「佛都芸宛」という場所で、骨董市が開かれています。先日の金曜日は天気も大変良かったので、久しぶりにこの骨董市を覗いてきました。尚、雲南省等では、骨董の事を「古玩」と言うのが一般的のようですが、場所により「骨董」と言う地域もあるとの事。

この骨董市に並んでいるのは、この市が開かれる場所「佛都芸宛」を反映してか、主に数珠等の仏教に関係した骨董が多いようです。また、改めて気が付いた事の一つは、数珠を手首にしている人が雲南省ではとても多いという事です。中国では、手首に翡翠や玉の手首飾り(中国語では手镯と云う)をしている人は元々多いのですが、ここ大理鎮等では、手首に数珠をしている人を沢山見かけます。元々大理は仏教が大変に栄えた地域ですので、そのような歴史的な経緯とも関係しているのかもしれませんが、数珠を手首にしている人がとても多いようです。

 

「佛都芸宛」の骨董市で売っている物。この骨董市で売られている物は、このように数珠等が多いようです。

 

無論骨董の定番と言うべき、古銭、陶磁器等もありましたが、玉、翡翠等の数珠等が多い。

 

 

この骨董市では、数珠玉はこの様にバラでも売っていて、バラ買する人も結構多く見受けられました。


こちらは高級な手漉き紙として名高い「宣紙」と「紫砂壷」。私が初めて中国に来て留学していたのは1988年ですが、その頃はこの「紫砂壷」も私のような者でも買うことが出来る値段でしたが、今は私のような貧乏人にはとても手が出ない値段です。イロイロな形の「紫砂壷」があり、色と言い形と言い好きな物一つでしたが、今ではとても手が出ません。尚、宣紙とは安徽省産の高級手漉きの紙の事です。こちらは大きさにより85元から320元まで値段は様々。

 

こちらはコヤス貝をあしらった飾り物。

 

この骨董市を覗きに行ったものの、買う気は無かったので値段などは聞きませんでしたが、一人のお客が玉の手首飾りを指してこれはいくらと聞いたところ「8千元」と云う答え。また、もう一人の客が数珠をバラで買っていましたが、その数珠玉は一粒90元でした。先日たまたまTVを見ていたら雲南省昆明のあるみやげ物店では、元々7,8百元位の玉の手首飾り(手镯)が3400元で売られているそうですから、このよう骨董市で買うのにはよほどの目利きでないと良いカモとなるだけとは思いますが。

雲南省ではこの様に手首に数珠をしている人をたくさん見かけます。

 

 



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