中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

男女の産み分けが出来る換花草その1

2014年02月14日 | トン族

私が从江県占里村と云う名前を初めて知ったのは、凱里学院に籍を置いていた2010年の事です。黔東南に住む少数民族についての講義を受けていた時に担当の先生から、「占里村と云う村は中国で一番計画出産が厳格に守られている村」「この占里と云う侗族の村は、1952年から2000年までの48年間に増えた人口はたった9名」と云うような説明を受けました。また、「この村の殆ど全ての夫婦は子供は二人で、それも全て一男一女である」と云う説明も聞きました。

この占里と云う侗族の住む村には、「男女の産み分け」が出来る方法が古くから代々受け継がれているとの話も、その際に聞きました。

ネット等で調べると、占里村には、「換花草」と云う植物があり、この「藤類植物」を用いる事で、男女の産み分けが出来るそうです。また、この男女の産み分けが出来る植物=「換花草」の調合の仕方を知る人は、村ではただ一人の女性だけだそうです。その調合の方法は、その村の唯一人の女性から、その娘へ、さらにはその孫娘へと代々伝えられて来たとの事で、この秘薬の調合に付いては、この唯一の女性を除いては、誰も知らないとの事です。

先日宇夏衛視TV(注:中国の青海省のTV局、中国は省毎にTV局が数局あり)と云うチャンネルの「夜宴」と云う番組を見ていたら、占里村の不思議、この男女の産み分けが出来ると云う不思議な植物「換花草」について、また、占里村の人口が、ここ50年間に亘り殆ど増えない事等に関しての興味深い放送をしていました。この宇夏衛星TVの「夜宴」と云う番組はドキュメンタリー番組で、日本では到底見る事の出来ない様な内容の放送をしており、最近時間があると良く看ています。

日本の某TV局も、2.3年前にこの占里村を取材に訪れ、男女の産み分けが出来ると云う「換花草」や全ての夫婦が一男一女であると云う事等を取材して行ったと云う話を聞いた事があります。私は残念ながらその日本のTV番組を見ていないので、どのような内容で日本のTV局が占里村の事を放送したかは検討が付きませんが、機会があれば日本のTV局が、この占里村を、どのように放送したか是非看てみたいと思っていますが、、、。

実は、私もこの占里村には何度か足を運んだ事があります。また、占里村で唯一男女の産み分けが出来ると云う「換花草」の調合を知っていると云う女性にも会った事があります。凱里学院に在籍している時、授業でその占里と云う村の話を聞いてから、機会があれば是非とも占里村に行ってみたいと思っていたのですが、貴州省に滞在中に3度ほど占里村を訪れました。

 

 

 

 



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