中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国の十大麺とは

2013年07月08日 | 中国事情

75日付の中国新聞網、新華網等に拠れば、商務部、中国飯店協会が、中国の麺のベストテンを選び公表したとの事です。それに拠れば、中国の十大麺の第一位は武漢の熱干面、第二位は北京の醤面、第三位は山西刀削面、第四位は蘭州拉面、第五位は四川の担担面となったそうです。第六位以下第十位までは、河南の烩面、杭州の片儿川、昆山奥灶面、鎮江鍋盖面、吉林延吉冷面との事。

醤面、山西刀削面、蘭州拉面、担担面、延吉の朝鮮冷面等は、今では中国の各地で食べる事が出来る云わば全国区の面であり、中国人の間にも、その名が広く知られている面といえます。今私が滞在中の「大理古城」にも、味はともかくとして醤面、刀削面、蘭州牛肉拉面、担担面、朝鮮冷面を食べさせる店があります。以前滞在していた貴陽市にも、それらの面を売りにしている店が当然ありましたので、中国の大都市であれば、これらの麺類は今では中国の何処でも一応食べる事が出来ると思います。

日本人にも馴染みの
醤面、山西刀削面、蘭州拉面、担担面、延吉の朝鮮冷面等も、今回の中国十大面の中にランクインしましたが、私にとってもあまり馴染みの無い、初めて聞くような面もベストテン入りしています。以前私は、河南省鄭州市に一年ほど滞在していた事もあり、第六位にランクされた面は、鄭州に住んでいた折には良く食べた記憶があります。昨年久しぶりに河南省鄭州を訪れた際、面を食べましたが、私が知る限り河南省生まれの中国人は別として、面を知っている中国人は殆ど居ないような気がします。ウイグル人が経営する蘭州牛肉拉面を売りにするラーメン店は、全国各地で見かけますし、その店のメニューには実は面がありますが、あまり面を注文する人は見かけた事はありません。私の感じとしては面は、河南省のローカルな面という感じがします。

あるサイト等に拠れば、今回選ばれた十大面の中には中国人でも初めて耳にする面もあるとも述べています。

微博等によれば、江蘇省からは昆山奥灶面と鎮江鍋盖面の二種類の面がベストテン入りしたのに、山西省と並んで中国では「面食」の大省として有名な陝西省からは何も選ばれなかったので、様々な反応を引き起こしているようです。特に陝西省に住む中国人からは、今回の十大面の選び方がおかしいとの疑問の声もあがり、3000年の歴史があるとも云われる陝西省の臊子面やbiángbiáng面は、何故選ばれなかったのかという書き込みが、微博等には多く寄せられているようです。

一方今回の中国の十大面で第一位となった熱干面の地元武漢や湖北省では、早速このニュースをTV、新聞等のメディアで大きく取り上げた事もあり、熱干面で有名な地元の店はいつもの何倍もの売り上げを記録したとの事です。

また、微博等に拠れば、あなたはこの十大麺の内、何種類の麺を食べた事がありますか?と尋ねるサイト等も数多く見られるとの事です。私は、この十大麺の内、北京の醤面、山西省の刀削面、四川の担担面、延吉の朝鮮冷面、河南省の烩面は、その土地で、食べた事があります。しかし、蘭州の牛肉拉面は、蘭州へ入った事も無いので蘭州の地では、かの有名な牛肉拉面を食べた事がありません。無論、蘭州牛肉拉面は、全国区の麺ですので、ここ大理古城にも蘭州牛肉拉面はありますが、知人の蘭州で生まれ、育った中国人の話に拠れば、生まれ故郷の本物の蘭州牛肉拉面とそれ以外の地域で売られている蘭州牛肉拉面とは、全くといっていいほど違うとの事です。ドキュメンタリー番組「舌尖上的中国」でも、蘭州牛肉拉面は当然取り上げられていますが、一度機会があれば蘭州へ行き、是非本場の蘭州牛肉拉面を、一度食べて見たいと思いますが、、、、、、。


今回選ばれた中国十大面。写真は環球時報のHPより。
武漢や杭州にも行った事はありますが、残念ながら熱干面、片儿川等は食べた事がありません。というより武漢や杭州に行った頃は、そういう面がある事を全く知りませんでした。




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