中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

ぼったくり(酒託)バー

2015年10月08日 | 中国事情

新京報(電子版)等に拠れば、この国慶節の期間中に、世界文化遺産としても知られている雲南省麗江古城で、ぼったくりの被害に遭った観光客が多く居るとの事です。国慶節の休暇中に、中国は深圳市から麗江市に、一人で観光に来ていた阿何某は、二人組の女性と一緒に麗江古城市内のバーに行き、6本のワイン等を消費して5000元(約10万円)を請求されたとの事。その後女性とホテルに行ったものの、阿何某が風呂から出たら、その女性の姿は当然の事ながら消えていたそうな。

某新聞社の新聞記者が、麗江古城で中国語では、「酒託」と呼ばれる「ぼったくり」が横行しているとの事で、秘密の取材を試みたそうです。それに拠れば、先ず誘い役の女性が「微信」に、「今一人で麗江古城に旅行に来ているが何もする事がない、酒を飲みたい気分だ、一人で暇なので誰かどこかで話をしませんか」と云う様な内容の書き込みをして、先ず誰かと会う約束を取り付け、その後待ち合わせ場所で落合い、少しばかり街をぶらついた後、休憩しようと云って、予ねて結託している酒吧(中国ではバーと云っても喫茶店の様な店もあり)に誘い込むそうです。そして、その店で主に女性が、飲み物やおつまみを注文するとするとの事。

某新聞の記者で秘密の取材をした記者の場合は、「微信」で知り合った女性と待ち合わせ場所で落合い、その後、矢張り女性に誘われ酒吧に行ったそうです。先ず、記者は、その店で一番安いお茶(98元)を注文したが、一緒行った女性はワインとツマミのセットを注文して、金額は全部で936元請求されたそうです。それで、記者は、値段が余りに高いので場所を替えようと女性に云ったものの拒否され、女性は更に酒等を注文して、更に496元を追加請求されたそうです。その後、酒吧を出た後に、再度会う約束をしたものの女性の形携帯電話は繋がらなくなったとの事。

世界文化遺産として有名な麗江古城のぼったくりバーの実態や被害状況は中国中央TV13チャンネル(ニュース専門番組)等報道された事もあり、麗江古城の公安始め関係当局が早速取り締まりに乗り出したとの事です。実は、今年7月にも麗江古城では、「酒託」の被害が出たので関係当局が取り締まりに乗り出したものの、又復活した様です。誘い役の女性は月に万元以上稼ぐ人もいるそうです。

実は、私が今滞在中の大理古城にも9月頃から、この手の商売をする店が出現したそうです。

 

 

 



最新の画像もっと見る