中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国人旅行客東京を攻略す

2015年10月05日 | 中国事情

ネット上の一部の電子版の新聞等では、「国慶長暇”買買買” 中国游客攻陷東京」と云う様な、やや刺激的な見出しをつけ、国慶節休暇中に日本を訪れている中国人観光客の「掃貨」(注:所謂「爆買」)の様子を写真入りで報じてい ます。日本で物を買い漁る中国人観光客を形容して「爆買」と云う新しい単語が日本語の中に生まれたとも報じると共に、この国慶節期間中の中国人海外旅行先として日本は主要な海外旅行先になったとも。(注:香港はこの期間中は大陸からの観光客は大幅に減ったそうです。)

今年の春節の時期には、日本では中国人観光客が「温水便座」「電気釜」等を大量に購入するとして日本の多くのメディアでは話題になりましたが、今度の休暇中の人気商品は、「風邪薬」「痛み止め」(貼るタイプの様です)「眼鏡」「アイマスク」「文房具」等の日用品が人気になっているとしています。また、マツキヨ等のドラッグストアが中国人観光客の人気を集めているとも中国のメディアが報じています。無論、東京都内の有名百貨店の免税店が前年比で倍以上売り上げが伸びている事や依然として日本の化粧品やデジカメ等電気機器、衣類等も中国人旅行客の人気の品物だとも。

私が良く覗く「新京報」(電子版)では、10月3日の社説で、一部のメディアが『中国人買い物客東京を攻略す』等と云う刺激的な見出しを付ける事に因り、歴史的な経緯、背景もある中で容易に一部の中国人の反感を引き起こすので、安易に「攻陷」と云う様な見出しは避けるべきだとも指摘しています。また、3日付の「新京報」の同じ社説の中では、「我们大可不必為国人国慶假期日本掃貨感到過于驚駭」『私達は、国慶節に、自国民が日本で物を買い漁るのを必要以上に、驚き、騒く事ではない』と戒めていますが、中国国内の多くのメディアは「中国游客攻陷東京」との見出しを付けて、日本での中国人の「掃貨」(注:所謂「爆買」)の様子を報道しています。

南都報のHPより。ネット上の多くの新聞(電子版)には、 「中国游客攻陷東京」と云う様な刺激的な見出しが並びます。

新藍網HPより
日本のテレビ局の画面からの引用の様ですが、中国ではよくある事ですが、どのテレビ局のどの番組の画面から引用したかは明記されていません。


中国は今国慶節の休暇中(10月1日から7日迄)で、今私が滞在中の大理古城の観光地点も人人人で溢れかえっています。大理古城の一部のゲストハウスも休暇中は、一泊100元程度の宿が400元から500元迄高騰している様です。

中国中央TV等でも北京市の観光名所の故宮、八達嶺長城、南鑼鼓巷等が連日受け入れ能力を超える程の観光客が詰めかけているとも報じています。故宮は今では、一日の観光客を10万人に制限しているとの事ですが、ネット上の予約とチケット売り場での当日券で、午前10時頃には、チケットが完売となり、受け入れの10万人を超えてしまい故宮見物が出来ない人が増えて居るとの事です。また、北京で今では唯一残っていると云われている元朝時代の古い街並みが残る観光地「南鑼鼓巷」にも毎日10万人以上の観光客が訪れて大混雑との事。

また、中国中央TV等では、中国各地の観光名所、山西省五台山、四川省九寨溝、雲南省石林、海南島三亜等の観光地が沢山の人で溢れかえる画像を流しています。尚、北京市等では明日の6日からユータウン・ラッシュが始まるだろうとも報じています。

 

 

 

 

 

 

 


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