日本会議唐津支部 事務局ブログ

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現行の「日本国憲法」には“戦争抑止力”なし! ~憲法講演会(伊藤哲夫氏) in佐賀市の報告 2/2~ 

2014年06月03日 | 投稿記事

報告 1/2から4週間ほども経ってしまいましたがようやく書く時間がとれました。内容は《私のメモと記憶》によるものですからご承知おきください。
 

■講演者:伊藤哲夫氏(日本政策研究センター代表/政治アナリスト)のお話のさわり

1 家(憲法)を建てるためには、“地盤”が大事・・・日本の憲法の地盤は、世界最古級の日本の歴史と伝統でなければならない。“アメリカ製”は危うい。

2 アメリカ軍の「初期対日方針」


・占領政策=武装解除と日本人の心の改造
・苛烈な検閲と言論統制の例・・・「原爆投下は国際法違反」「米軍兵による強姦事件が横浜で1週間に1千件」と報じた朝日新聞(※ここまではまともな新聞だった)を48時間の発行停止処分。
 このあと朝日新聞は大変身・・・社説で「日本軍国主義と戦う」と宣言し、現在に至る。
・「歴史を奪い、作り変えた歴史を与えれば、国民は新国民に生まれ変わる。(武力は不要)」・・・チェコのミラン・クンデラの言。

3 占領国への憲法の強制は国際法違反

・GHQが極秘に作り、日本政府に裏で強制⇒「政府案として発表せよ」。
・9条はマッカーサーの命令で作られた。
・下は講演資料。




4 政府による解釈の変更

・最高裁が憲法解釈を変えてきたのと同じように、行政の最高責任者(=総理)も変えることができる。
・自衛権は、国際的な「自然権」である。
・最高裁の「砂川判決」で、とっくの昔に「自衛権」を認めている。
 ※「自衛権」=個別的自衛権+集団的自衛権・・・国家固有の権利(国連憲章51条)として国際法で定められている。

5 現在の状況、あるべき姿

・競争関係にある外国にとっては、日本が弱いことは都合がいいこと。
・米国の一部の者は、中韓に「日本の脅威」を言わせている。
・戦後の「占領政策」が、《国家を考えない日本人》を作った。

・「夫や息子を戦争にとられたくない」「平和が大切」・・・「母」として当然の感情だが、感情だけでは危険から国民を守れない。例:3.11の消防団や自衛隊の命がけの行動。
・「勇気ある人々」「命をかける人々」がいて、「人に優しい国」ができる。・・・これは「軍国主義」ではない。
・自己利益よりも、命よりも価値が高いものを認める人間はりっぱな人間だ。

・現実を見よ!(結)


 憲法改正、特に9条の改正は、日本の戦争抑止力を高めるためのものだと思います。

 経済力だけでなく、《軍事力(=戦争抑止力)も強い日本》になれば、敵性国家:中共や韓国や北朝鮮はもちろん、(将来的にはありえるかもしれない)ロシアやアメリカなども、《強い日本》を侵略しようなどと考えるはずがありません。

 ※今の中共はまちがいなく侵略しようとねらい続けています。
 ※侵略にはいろいろな種類がありますが、《まがりなりにも「国連」が有効的に存続できている状況(=ある程度は国際法が有効な状況)》においては、「経済的侵略(支配)」がもっともありうる危険なのでしょう。

 より多極化していくであろうこれからの世界では、日本は、好む好まないに関わらず、戦争抑止力を飛躍的に高めないと、私たちの子孫どころか今の大人の世代さえも不幸になるのではないかと思います。

 
<松永>
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