ニッチャメンの我道行願~我が道を行きたい。

「我が道を行きたい」とちょっと弱気な、
でも「我が道を行く」と強気な所もある日記です。

『X-GUN 西尾』

日本の伝統

2007年03月23日 20時53分43秒 | Weblog
こんばんは、ニッチャメンです。

なにやら暖かくなって来ましたね。
いよいよ春来ちゃいますか。
いいですね。

このところ、前回書いたように落語がおもしろくなってから
ネットで動画や音だけのものなど色々見てるんですが
これがいっぱいあるんです。
それを見たりしながら、ちょい前にもまた寄席に見に行ってしまいました。

行ったのは、池袋演芸場。
小さめの演芸場で舞台と客席がすごく近くて、とても見やすかった。

今回は林家正蔵師匠(こぶ平さん)が出ておられました。
落語ド初心者の俺は演目の名前はわかりませんが
ちょっとヌケた子が結婚するんですが、その相手がきれいな女の人で
申し分ないと思いきやその女の人が夜になるとろくろっ首になるって噺。
おもしろかった。所々に今の話も入れてあったりと
場内爆笑でした。
正蔵師匠とは何度かお仕事もさせてもらってますが、やっぱり
噺家の時の顔は全然違うなと思いました。
正蔵師匠が終わって舞台を下がる時に一瞬こっちを向いて
ニコッと会釈されたから、びっくりして会釈しました。
「あー気付いてくれてはったんや」と思ってうれしかったんですが、
なんか瞬間に恥ずかしくなってしまいました。

トリは古今亭志ん輔師匠。
昔『おかあさんといっしょ』に出てられたので知ってる方も多いと思います。
って言うかそんなんなくても超有名な師匠ですけどね。
話はくず屋さんが、貧乏なお侍さんから銅像を買い、それを違うお侍さんが
買ってきれいにしてたら、その銅像の中から50両が出てきて
それを元の方に返したいと、買ったくず屋さんを探して…とまだまだ話はあるんですが
そういった噺。
いやーすごかった。聞いててぐんぐん引き込まれるっていうか
ただ噺を聞いてるんではなく、演じてる志ん輔師匠がくず屋さんやったらくず屋さん
お侍さんならお侍さんに見えてくる。
笑いあり、ジーンとするところありとすごかった。

見に行ったりネットで見たりして思ったんですが、
なんか相撲と通ずるところがあるような気がしました。
昔からの日本のものって言う所はまずそうやし、お客さんを寄せる
『寄せ太鼓』て言うのも両方にあるし、桟敷席っていうのもあるし
相撲も休憩時間や見ながら、お寿司やお弁当とか食べたり飲んだりしてる人いるけど
休憩時間にお弁当やビール飲んでる落語通みたいな人もいっぱい居たし、
池袋の演芸場は座席のところにテーブルついてて
食べやすいようにもなってたんやけど、国技館も椅子席はそうなってるし。
共通のものが結構あるんですよね。
共に日本に昔からある伝統のもの。
すばらしいものはずっと残っていくんですね。

いやーさらに落語おもしろくなって来てますよ。

また見に行きたいなー。