でんち・デンチ・電池【NEXcell】

電池って何?どんな電池があるの?環境にいい電池って?ネクセルの扱う電池って?
電池から人生までも話しましょう。

塩化チオニルリチウム電池はどんな電池でしょうか。

2010年05月26日 | Weblog
電池はブラックボックスみたいな物で、形が同じでも、その中身が様々です。

例えば同じ単3でも、アルカリ電池・マンガン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池やリチウム電池などがあります。

今日塩化チオニルリチウム電池を説明します。
この電池は普通ER電池とも呼ばれます。この電池は使い捨ての一次電池で、正極は塩化チオニルで、負極はリチウムで、電解質は非水系有機電解液です。公称電圧は3.6Vで、終止電圧は約3.0Vです。ですから、リチウム電池の部類です。

この電池は十年間に保管しでも電気は80%以上保つことができます。ほかの電池に比べてものすごく保全性がよいことです。もう一つの特徴は最高200度耐えられる温度性がよいことです。

その秘密は、電池の中の電極の表面は使わないとき自然に薄い膜ができあがり電子の移動を遮断させるからです。

長く保管させると、その膜を破るため、初期電圧が急に減少することがあります。予備放電を行ってから使うことをお勧めします。

この電池は主に軍事用や宇宙開発用およびメモリのバックアップや水・ガス・電気のメーター用の電源です。

落下や衝撃を与えると内部の塩化チオニルが漏れて塩化水素や亜硫酸ガスが発生するので取り扱いには注意を要する。ものすごく臭いです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿