でんち・デンチ・電池【NEXcell】

電池って何?どんな電池があるの?環境にいい電池って?ネクセルの扱う電池って?
電池から人生までも話しましょう。

電池の容量の説明

2009年05月23日 | Weblog
マンガン電池やアルカリ電池は容量を表示していませんが、充電電池は容量を明記にしています。
たとえば携帯電池の電池を見ると、電圧3.7V・容量650mAhと書いてあります。

電池の容量はAhやmAhですが、一体どういう意味でしょうか。
電池は水の池みたいで、電池の容量は池の水の量と似ていますが、水の量に使うリットルみたい単位はありません。

そこで、電気を流すスピードみたい電流と流す時間の乗数で表します。電流の単位はアンペア(A)またはミリアンペア(mA)で、時間はアワー(h)です。
ですから、電池の容量はAh、またはmAhです。

電池の容量を測定するには電池を取り出す速度や環境条件にかかわっているので、工業規格に従って決まっている条件で行われています。

単3電池でも動けるミニノートパソコン

2009年05月14日 | Weblog
オリジナルCPUを開発するタイ国のNorTec会社は世界で初めて単3電池でも動けるミニノートパソコンの開発が成功して量産に入ってるそうです。パソコンの名前は「Gecko EduBook」です。
 単3電池はどこでも入手可能なので、電気がなくなってもコンビニや電気屋さんで買ってパソコンを使用可能です。
 価格が安くて今後注目されるでしょう。

主な仕様:
   液晶ディスプレイ:8.9インチ
   クロックスピード:1GHz
   冷却ファン:なし
   OS: Ubuntu Remix
   ストレージ:2.5インチHDDかフラッシュメモリ
   消費電力:約5.8ワット
   電源: 単3ニッケル水素電池8本(駆動時間約4時間)。
   その他:CPUやRAMが取り外し可能なモジュール方式
        USBポーチあり
        キャリアが通信モデム組込済
        ユーザーがWi-Fi又はWiMAXモジュールを加え可能

小売値: 190ドル

発売日: 2009年7月予定。日本での発売は未定。

家庭用の電池は何で単1、単2、単3、単4と呼ぶでしょう?

2009年05月06日 | Weblog
近代の社会の著しい発展はヨーロッパの科学技術に基づいています。電池も例なくそうです。

二百年前(1800年)イタリアのボルタ(Volta)教授は電池を発明しました。まだ発電所がなかった時代なので、電気を使うのは電池しかなかったのです。

その時の電池は乾電池のみでした。しかも、乾電池を数十個・数百個に組み合わせて電気を提供する仕組みで、バッテリ(BATTERY)と呼びます。BATTERYの英語は「対」で、電池にはプラス極とマイナス極という「対」があるので、バッテリとなりました。

その後(約1859年)鉛蓄電池を発明しました。この電池は繰り返して充電しても使用可能ですが、発電所はないので、電気を提供するのは依然乾電池です。ですから、乾電池は「一次電池」、充電式電池は「二次電池」と呼ばれています。

当時乾電池を組み合わせて、すべて工業用や研究用や軍隊用でした。約100年後だんだん民間人の家庭に使うようになりました。家庭用電池は組み合わせた電池ではなく、それをバラにして、一個ずつ使用するので、英語は「UNIT」で、日本語は「単」という訳しました。当時は4種類のサイズしかなく、一番大きいのは単1、その次は単2、そして、単3、単4と呼びます。

電池のサイズをよく測ってみると、面白いサイズがわかります。
 呼び方  直径(mm) 高さ(mm)
 単1  ~34.0   ~61.5
 単2  ~26.2   ~50.0
 単3  ~14.5   ~50.5
 単4  ~10.5   ~44.5
直径も高さも中途半端のサイズです。
これは当時に電池の発明者・教授の教室や手元のある缶をそのまま使ったわけです。調べてみたら大変意味深い物語でろうと思います。