IPSO FACTO

アメリカの首都ワシントンで活動するジャーナリストの独り言を活字化してみました。気軽に読んでください。

8 Minutes

2006-06-13 12:51:13 | スポーツ
試合終了間際の8分間で3ゴール…。恐ろしいほどに采配が的中したオーストラリア代表のヒディンク監督も、初戦がこんな結末を迎えたことに驚いているのでは?ハンブルグでビルト紙の記者として働く友人のアルバートからも試合直後に連絡があった。アルバートは仕事の関係で日本とオーストラリアの両方に滞在した経験があるんだけど、今日の試合は96年冬に僕がプレゼントした日本代表のユニフォームを着て職場で観戦していたらしい。「どうしちゃったの、日本代表?」、そう聞いてきたアルバートに返す言葉も無く、僕はただただ「ジーコに戦術の1つでもあればねぇ」と溜息を繰り返すばかりだった。ピッチでは選手の自主性を尊重する方針を取り続けてきたジーコ監督だけど、少なくとも選手交代を選手自らが行うのは不可能なわけで、どの時間で一番有効なオプションを選択するのかが監督の手腕でもあるはず。後半に坪井が負傷して、代役に茂庭を投入したのは仕方ないとしても、残りの2枚の交代枠はその時間帯も含めて疑問だけが残る。それから、気になったのが審判のレベル。日本のゴールだけではなく、後半にオーストラリアのティム・カーヒルがペナルティエリア内で駒野を倒した際にも、そのまま試合は続行された。どういう風に言っても負け惜しみにしか聞こえないけど、審判のクオリティにも問題があったのでは?

昼から近所のスポーツバーに行ってきた。ワールドカップ期間中、地元ワシントンでのサッカーの盛り上がりを取材しようと思い、今日はアーリントンのスポーツバーでアメリカ代表の初戦を観戦するために集まったファン達に話を聞きに行こうと思ったのだ。ワシントン周辺ではパブの多い国会議事堂周辺やデュポン・サークルでも同様のスポーツバーがあるので、近いうちに時間を見つけて、ほかの場所も訪れてみようと思う。アメリカ-チェコ戦がこちらの時間で正午からのキックオフだったため、スポーツバーには仕事を抜け出してテレビ観戦に来た人も少なくなかった。バーのマネージャーによると、アメリカ戦だけで150人近いファンが観戦に訪れたそうだ。地元テレビ局も取材に来ており、なぜかスポーツバーで女性レポーターと名刺交換をした。サッカーをあまり知らないという彼女が「アメリカ代表とブラジル代表じゃあ、やっぱりブラジルの方が強いの?」と聞いてきたので、とりあえず「一般的には、そう言われてますね」とだけ答えておいた。そのアメリカ代表はチェコ代表に0-3で完敗。ワシントンでも東京でも、しばらくはストレスに悩まされる人が増えそうだ。

ワシントンポストのウェブ版で働く友人が同じスポーツバーで動画ニュースを作ったので、それも紹介しておきます。

写真はアーリントンのスポーツバーで12日に撮影したもの。


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1 コメント

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ちょっと転寝してたら (shamon)
2006-06-13 19:58:23
いつの間にやら負けていてがっかり(TT)。

「勝負は最後の5分で決まる」

の見本みたいな試合でした・・・。

決勝トーナメントに進出するには

クロアチアに大差で買って

ブラジルに0得点ドローに持ち込まないとダメかもしれません。

しかしWBCの例もあるので頑張って欲しいです。



それと、モスの「匠味十段」食べてきました!

ブログにアップしたのでお暇な時にでも見てくださいね~。
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