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日々の備忘録

『風立ちぬ』感想

2013-09-06 | 日常

辞めるって言ったのは、今回で5回目らしいですが(笑)、
長編はとりあえず引退するそうですね。


NHK特集の時、
なんだかしんどそうだったし、
もう自分が思う完璧なものを作るのは限界なのかもね~。
でも、短編はまだまだ作れそうだし、
そっちには、期待します^^
なんにしろ、
本日の記者会見は必見!

会見前にUPだぁ~ ε≡≡ヘ( ゜Д゜)ノ



※これから、ネタばれです!


















9月1日は映画の日。
で、関東大震災から90年の年。
で、宮崎駿引退発表の日。
そんな日に見に行きました。

事前にNHK特集を見ていたので、
なんとなく内容はわかってました。
ただ、もっと戦争チックなのかと思ってたけど、
そこは、ジブリ!
「ナウシカ」、「ラピュタ」や「紅の豚」の方がガンガン打ち倒すし、
その作品に比べれば平和的でした。
あくまで、主役は設計士。
机上と現実の静かな戦いでございました。


効果音は、人の声らしいという情報も得ておりましたが、
忘れており、
テスト機を飛ばすところは
思いっきり、人の声w
「はっ!そういえば!」と気が付きました。
また、テレビでも放映される事があったら、
要チェック!



物議を醸している庵野さんの演技は、
NHK特集の時は、
「うわ~すげぇ棒」と思ってたんですが、
実際に見てみると、
慣れたのか、同じシーンを見ても気になりませんでした。
むしろ、志田未来のかよちゃんが
過剰で五月蝿かった。
黒川さんが出てきた時、
「この声誰だっけ?」と一瞬考えましたが、
もう考えるの止めました。
顔が浮かんでしまふ~。

本庄@西島くんはよかったっす(^o^)b
カプローニの萬斎は気がつかんかった。


フィクションなので、
自然体を目指したのかな?
で、一歩譲歩して、
役者さんにお願いしたのかなぁ~と思いました。

声優さんって確かに
いらんこと言ったりするもんね。
「うっ」とか「はっ」とか。
確かに、普通は言わない。
海外ドラマとか映画も吹き替えは、いらん演出が満載で
世界観が壊れてるような気がするので、
吹き替えは、見たくない。
一番衝撃的だったのは、
チャングムかな。
こいつ、いちいちキャンキャンうるさいな~
とイライラしてたんですが、
本物で字幕で見たら、
上品で淡々と諭すようにしゃべってて
全然印象違うし。
これ、物語の内容も替えちゃう勢いでした。


で、あんまり、
感想では見かけませんが、
エンディング曲のユーミン。
あれ、合ってた?
なんかミスマッチのような気がしたのは
ワタクシだけ?
うまく言えないけど、
邪魔!
って感じたんですよね。
折角の余韻が
台無しって感じだったですが。。。


エンドロールが優しい字でほんわかしました。
あんな字書けたら、いいのにね。
30日間でマスタージブリの字
みたいな本が出てたら買ってしまいそうだった。





もう一つ、禁煙協会からのご指摘があったやつの検証。
指摘あるだろうねってくらい吸ってたww
まぁ、時代が時代だし。
NHKの白洲次郎もモクモクやったもんね。

男社会では、
たばこは、コミュニケーション手段なんだろうな。
よく営業さんが自分は吸わないのに
お得意様や上司の好みのたばこを持ってるって聞いたことあるし。
ワタクシ自身の感覚では、あり得んな。

菜穂子さんが寝てて、
手をつなぎながら仕事してる二郎さんのシーンで、
「う~たばこ吸いたい」
って言う。
菜穂子さんは
「どうぞ」
という。
で、ちょっとしたら、吸いだす。

現代人なら、
「え~~~~!!!!なんで吸うの???」
だけども
ここの感覚が男と女の違いなんだろうね。
例えば、
お酒の席で、「ビールを注ぎましょうか」っていうのは、
1回断られても、もう一度言うのがマナーらしいしね。
あっちょっと違います?

そう考えると、
女性優先社会の海外ではどう評価されるんだろうね。



最後に、内容の感想。
最後のシーンでボロ泣きだったあっちゃん(中田敦彦@オリラジ)
夢だけど、悲しい現実を突きつけられるようで辛い終わり方でしたね。

結局、二郎さんは菜穂子さんの最期を見取ってないのかな?
「美しい飛行機」を作り終え、
菜穂子さんを失って目的を失った二郎さんにとって
例え夢の中でも会えて新たな目的「生きねば」ってことが
辛くて険しいなと思いました。
現実の「堀越二郎」が気になったので、
調べたんですが、
昭和40年代に出てる辞書に載ってないの。
やっぱ、載せない理由があったのかな?

初めて自分の作品を見て涙したらしいけど、
宮崎監督は、なんで涙が出たんだろうか。
感慨無量だったのかな~
今回、他の作品とは違って、
大万歳のHappy Endじゃないもんね。
ちょっとほろ苦い大人のアニメでした。


物語は、現実と夢とが行ったり来たりで
んで、菜穂子さんに再会した保養施設は、なんで行ったのか
しばらくわからなかったね。
(ワタクシの理解力の無さ故か)

あと、印象的なのは、牛。
飛行機の工場には、
牛が不可欠だったなんて知らなかった(@▽@;)
>ドイツには牛はいません。


個人的には
設計士さんの仕事いいなぁ~と。
設計じゃなくても、トレースでもいいからやりたいな。
以前、CADの勉強してたから余計に思いました。
また学校通おうかな(*^o^*)
もう計算尺は使わなくていい世の中だしねw


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