先日手に入れたマイクロエースキハ400-147号のジャンク品。
急行利尻用セットの中の動力車でした。
セット自体は去年再生産されてフライホイール化されているようです。
自分が手にしたのは前回品のそれもC級品。
スカートが破損しております。
無線アンテナが両先頭車とも折れております。
信号炎管も片方が欠落しております。
カプラーも両先頭車とも破損しております。
モーターカバーもこの様に亀裂が入っております。
この亀裂が入った原因は前オーナーがカバーを無理やり外そうとしたのでは。
何故カバーを外そうとしたかは・・・
床板カバーを開けるとこの通り。
シャフトが外れているのでした。
無理に走らせていたのかギアも痛んでおりまして。
床板も歪んでいます。
この様な状態ですから超格安で仕入れる事が出来るのですが。
さてこの段階から整備が始まります。
先ずはモーターの交換。
奥がトミックス、手前がマイクロエースのモーター。
着々と取替え作業が進んでおります。
台車も整備。
全分解しグリスなどを綿棒で一度全て拭き取り、ギアの痛んでいるものは
同じくジャンク品としてストックしている中で状態の良いものと交換。
車輪クリーニングも実施。
ギア部にはセラミックグリスを爪楊枝でチョンチョンと塗ります。
シャフト・集電板もE231系のジャンク品のものと交換。
特に集電板は真鍮製のものからメッキされている現行品に交換し
車軸受け部分には接点グリスを少量塗布してあります。
当然座席板の方の集電板もコンパウンドで磨きだしております。
破損したスカートは・・・
この様に修復。
仮復旧です。
トミックスのキハ40用TNカプラーが4月に分売されるみたいなので
発売時には交換を考えております。
そしてこれらの整備で完成したのがこの姿。
連結器はTNカプラーの汎用品で暫く様子見。
無線アンテナはトミックスと取付ピッチが同一だったのでほぼ加工無しに交換。
信号炎管は同じくトミックスのストック品を取付。
幌は先日の417系のストック品の残りパーツをそのまま流用。
モーターカバーは亀裂部と破損部に瞬間接着剤で補修後塗装。
何よりもモーター交換でスロー運転が可能となりました。
本来のマイクロ社のモーター音を聞いていないのですがトミックスモーターの
独特な音がディーゼルカーの雰囲気を出してくれているようで。
単行で動けるところまで復旧出来ました。
ただライトが暗いなぁと。
ジャンク品で連結相手が見つかれば良いなと思う今日この頃。