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社民党が衰退した原因は拉致問題

2012-07-23 01:45:10 | 様々な話題
社民党(社会党)と言えば、何時も太陽が燦々と輝いて、ルンルンルン、お花畑に蝶々が飛んでいて、ランランラン、ランララララン。とか言う能天気で阿呆なイメージなんだけど、最近は代表の「ミズポ」こと福島瑞穂の化粧の乗りが悪い事と関係が有るのか無いのか不明だが、存在感が皆無みたいですね(笑)。
嘗ての様に、荒唐無稽で非現実的な事ばかり言って国民を引っ掻き回して混乱させる程のパワーも無く、選挙の際に話題になるのは、福島瑞穂と家族が揃って食べるオムライスぐらいだから、社民党が消え失せるのも時間の問題みたいだね。

そんな社民党なのだが、1989年の参議院選挙でマドンナ旋風が吹き、社民党の前身である社会党が大勝し、議席数が2倍に増えた事も有った。
マドンナ旋風のマドンナって何?。って人に説明すると、マドンナとは当時の社民党委員長だった土井たか子の事である(笑)。
何を以て土井たか子の事をマドンナと言うのか不明だが、どうせ左巻き同士で社会党と仲が良かった朝日新聞なんかが持ち上げて付けたのだろう。

そんなマドンナ(笑)こと土井委員長は、参院選での大勝を受けて「日本で変化が始まった」とか「山が動いた」と、声を張り上げていたもんだ。
マドンナ旋風は90年の衆議院議員選挙でも起こり、社会党は議席を51議席から136議席に増やしたのだが、この頃が社会党の絶頂期だったのかも知れない。
その後、94年には自民党等と連立政権を組み、当時の村山富市委員長が首相に就任した。

野党時代には「何でも反対、社会党」と揶揄されていた社会党も、いざ与党となっては、理想ばかりで荒唐無稽な「お花畑路線」を取る訳にも行かず、現実的な対応を迫られ、それ迄は憲法違反だと主張していた自衛隊を認める等、野党時代の社会党とは違い現実路線を進んで行った事が、悲しいかな社会党が衰退する切っ掛けとなったと言っても過言では無いだろう。

96年に社民党と名前を変えた社会党なのだが、その後は議員の離党が相次いだ事や、支持者の離反も有り、少数政党へと転落して行った。
2003年の衆院選では僅か6議席しか獲得出来ず、社民党の象徴である土井たか子は選挙区で、まさかの落選と言う悲惨な状況にまで墜ちたのである。
社民党(社会党)が落ちぶれて行った原因は幾つも有るのだが、大きな要因の一つと言えるのは、拉致問題への不適切な対応ではないだろうか?。

北朝鮮に拉致された被害者家族の会(家族会)は、北朝鮮の朝鮮労働党と友党である事から、何度も北朝鮮を訪問している社民党に、拉致問題解決の為に動いて欲しいと働き掛けた。
しかし、である。土井委員長と社民党は、思想信条が近い朝日新聞と共に「北朝鮮が日本人を拉致したと言うのは、一部の団体と産経新聞の捏造」として、逆に北朝鮮を擁護したのである。

社民党は、家族会を捏造に荷担する団体と非難し、家族会との面会すら拒否する姿勢を取っていた。
それでも、北朝鮮との太いパイプを持っていた社会党に、拉致問題で動いて貰いたい家族会のメンバーは、嘆願メールを土井たか子に4通、福島瑞穂と辻元清美に2通ずつ、他の議員にもメールを送付したが、誰からも返事が来なかったと言う。

数か月後、家族会のメンバーが、議員会館のエレベーターホールで偶然、土井たか子と出会ったのだが、その時の土井たか子の対応が、家族会と社民党の複雑な関係を顕す話として知られているので、御存知の方も多いだろう。
エレベーターホールで土井たか子と出会った家族会のメンバーが、メールを送付した事を伝えると、当初は支援者と勘違いして握手をする等、笑顔を見せ愛想の良かった土井たか子だったが、拉致被害者の家族だと判明した途端に態度は一変し、怪訝な表情に変わって無言となり、エレベーターが来ると家族会のメンバーを無視して乗り込み、逃げる様に姿を消したと言うのだから、酷い話としか言い様が無い。

その後、2002年に北朝鮮の平壌を訪問した当時の小泉純一郎首相に対し、金正日総書記が日本人拉致の事実を認めた為、社民党や朝日新聞等が声高に言っていた「拉致は捏造」と言う主張が、音を立てて崩れ去り、社会党と朝日新聞等は批判される事となった。
拉致の事実が明らかになる迄、拉致被害者は「自らの意思で北朝鮮に渡った」として、拉致問題は捏造であると否定し、黙殺していた社民党と朝日新聞は、売国奴と叩かれて当然だろう。

非難の声に晒された社会党は、謝罪声明を出し「北朝鮮が日本人を拉致したと言うのは捏造」の文言をウェブサイトから削除した。が、である。先述した通り2003年の衆院選では僅か6議席しか獲得出来ず、土井たか子は選挙区で落選している。
社民党は、拉致問題の失態を反省し、その反省から拉致問題の解決に積極的に関与していれば、まだ救いがあると言うものだが、そんな話は聞いた事が無い。

社民党は社会党時代から、「人権」だの「弱者」だのと言う言葉を使ったりするが、そんな言葉を使う資格が無い政党だと言う事を自覚した方が良い。
社民党が事ある毎に持ち出す「憲法9条」で拉致問題は解決しますか?、「憲法9条」を大切にして、トラブルは話し合いで解決するんだよね?、あんたらが声高に主張している遣り方で拉致問題を解決してみませんか?。
拉致問題で反省しているのなら、先ずは汗を掻いてみる事だよ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】