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造反の処分を巡る民主党のゴタゴタ劇

2012-07-04 21:23:01 | ニュース
今回は、消費税増税法案に賛成、棄権、欠席した議員は恥を知れの関連エントリと言う事なのだが、消費税増税法案の衆議院採決で反対票を投じ造反した議員の処分に付いて、まるで遅漏のセックスの様に、ダラダラと決められずにいた民主党の執行部。
そんな遅漏集団のトップである野田佳彦ドジョウ首相は6月28日、国民新党の自見庄三郎代表と会談した際には、「賛成した人が地元で批判され、反対した人が英雄視されている」として、造反者への不快感を示していた。

その民主党は3日、遅漏のセックス状態から脱して、やっと造反した議員への処分を決定したのだが、オザワンこと小沢一郎ら離党組に「厳正な対処」を求める野田首相が主導する形で、小沢一派の衆院議員に除名と言う厳しい態度を示した。
昨年末に民主党を離党し「新党きづな」を旗揚げした内山晃ら10人を除名したのと同様の処分を決め、小沢一派を特別扱いしなかった。
野田首相の取り巻きは、「念願の小沢切りだ」と歓迎していると言う。

しかし、である。小沢一派衆院議員の処分とは違って、参院議員12人に付いては処分せず、離党を認めた形を取った。
これは「参院に政権の行方が掛かっている」として、参院での消費税増税関連法案可決に向け、小沢一派の離党組参院議員の協力を得ようとする参院議員会長で、水気の無いボウフラこと輿石東幹事長の助平心なのだろう。
それと、離党組の参院議員にも厳しい処分を下せば、他の議員の反発を招く恐れがあり、新たな離党者が出ると今国会での重要法案の成立が一段と難しくなる為だ。

ここで注目されるのが、ルーピー鳩山元首相への処分である。
ルーピー鳩山と言えば、先日、弟の邦夫と共に、俳優の麿赤児が女装した様な母親から、各々42億円の贈与を受けた事が話題となった、あの鳩山由紀夫である。
何時も目が泳いでいて視点が定まらず、挙動不審で警察官に職務質問されるレベルの鳩山由紀夫。
政治活動での名前を由紀夫から、友愛の「友」の字を取って「友紀夫」に変更したが、回りから相手にされない鳩山由紀夫の処分だ。

その「気違い」じゃなかったルーピー鳩山は、党員資格停止6ヶ月と言う厳しい処分となったのである。
衆院の法案採決に反対し離党届を出さなかった衆院議員19人の内、ルーピー鳩山だけが党員資格停止6ヶ月(他は党員資格停止2ヶ月)であり、これは党員資格停止の期間としては民主党の指針で最も長いもの。
ボウフラ輿石はルーピー鳩山の処分に付いて、「元首相、元党代表と言う地位に鑑みて重い処分とした」と説明した。

党員資格停止になると、党の会議に出席する事が出来ず、党所属議員としての行動も著しく制約され、ルーピー鳩山は9月に行われる予定の代表選での投票権をも失う事になる訳だ。
更にボウフラ輿石は、「党員資格停止中に解散総選挙になったら、民主党の公認候補にはならない」と断言した。
ルーピー鳩山を離党予備軍に対する「見せしめ」に利用し、党幹部は「市中引き回しの刑」と述べている。

これに対して、今回の処分に不満を持つルーピー鳩山の側近は、「離党なんて何時でも出来る。与党過半数割れの鍵を鳩山さんが握る事になる。何時か、ぎゃふんと言わせてやる」と語り、小沢一派に続いて離党する可能性も示唆し、新たな火種となって民主党内で燻り続ける訳だ。ぎゃふん(笑)。
一方、当ブログのエントリ、小沢一派が民主党に離党届を提出に書いた離党する面々なのだが、小沢新党の旗揚げを前にして、色々とゴタゴタしている様だ。
オザワンらと共に、離党届を提出していた衆院議員の水野智彦が、執行部に撤回を申し出て受理され、小沢新党に参加すると見られていた衆院の瑞慶覧長敏と参院の友近聡朗が、当面は新党に参加しない事を表明した。ってね、何なんだ、この纏まりの無さは。ぎゃふん(笑)。

また、衆院議員の加藤学は4日、執行部に離党届を提出し、「新党に入る方向で遣って行く」と述べ、小沢新党に参加する意向を表明した。
小沢一派は、出たり入ったり賑やかなんだが、離党届を親分のオザワンに預けて一任したと言うのは、所謂「血判状」みたいなもんなんだけど、その血判状の意味すら理解していない奴は何なのかね(笑)。
最近の政治家は言葉が軽くなったと、私は何度も書いているのだが、軽くなったのは言葉だけでは無く、行動も軽くなった様だな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】