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ネッタイムス・ブログ

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埼玉県茶業協会が放射性物質の全データを非公開

2012-02-09 17:22:34 | ニュース
東京電力の福島第一原発事故によって、原発の安全神話が崩壊し、日本の空と海と大地に放射性物質が撒き散らされ、日本は様々な問題を抱える事になった。
多々ある問題の中でも、毎日の生活に大きく関わる「食の安全」は消費者にとっては気になる問題だろう。

商品を購入する際に、消費者が頼りにするのは飲食物に付いての情報公開と言う事になるのだが、静岡県、放射性物質の隠蔽を業者に要請にも書いた様に、消費者の信頼を裏切り、自治体が業者に隠蔽を要請をしたと言う、許し難い行為が有った事は御存知の方も多いと思う。
今回のエントリは、このパターンとは逆に情報公開を自治体が要請しても業界団体が断ると言う話を「産経新聞」(2月9日)で見付けたので以下に貼ってみる。

狭山茶の生産者らでつくる埼玉県茶業協会が、自主検査で放射性物質の測定を行った銘柄のうち、基準値(1キログラム当たり500ベクレル)未満だった銘柄の数値しか公表していない問題で、協会は昨年11月以降、県から数回にわたってすべての数値を公表するよう要請があったにもかかわらず、現在も対応を取っていないことが産経新聞の調べで分かった。

県の担当者は公表すべき項目の書式まで作って説得したが、協会側は「基準値を超えたものは流通していないから示す必要がない」との姿勢を崩していない。

県茶業協会は昨年11月15日、加盟業者のうち県の検査を拒否して自主検査を実施、基準値以下だった30業者の234銘柄について、製品名と測定値をホームページ(HP)に公開した。

ただ、県が検査したものについては基準値を超えたものも超えないものも全データを公開したのに対し、協会は「基準値を超えたものはもう店頭販売していない」との理由で、基準値未満のものしか示さなかった。
これでは、基準値を超えた銘柄があったのかどうか消費者は確認できない。

これに対し、県は「消費者に不親切」として昨年11月17日に協会に対して是正を要請。
上田知事も昨年11月25日の定例記者会見で「(協会側の)反応によっては、何らかの形で強い話(対応)になるかもしれない」と警告。
県はその後も数回にわたって全データの公表を要請した。

しかし、HPの掲載内容に変化が見られないため、県は今年に入って協会に対し、HPで示すべき内容について書式まで作って提案してみたというが、反応はなかったという。

以上が産経新聞の記事なのだが、都合の良い情報は公開して、都合の悪い情報は非公開すると言う埼玉県茶業協会の悪しき隠蔽体質が露呈した様だな。
全データの情報を非公開にするのは、埼玉県茶業協会にとって公開する事が出来ない、何か疚しい事実が有ると思われても仕方が無い話であり、消費者の信頼を大きく損ねたのではないか。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言う言葉が有るのだが、埼玉県茶業協会は自らの御都合主義によって、狭山茶のイメージに止めを刺したのかも知れない。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

福島第一原発2号機の温度上昇でホウ酸を注入

2012-02-07 16:23:19 | ニュース
東京電力は6日、福島第一原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度が70度前後の状態が続いていると発表。
近くの別の温度計は約45度で安定し、大きな上昇は無く、炉内のガスを分析した所、溶融燃料が再び連鎖的に核分裂する「再臨界」となる事を示す放射性キセノン135が検出されず、東電は「再臨界は起きていない」としている。

東電は7日未明、2号機への注水量を毎時10.6トンから13.6トンに3トン増加させ、再臨界等の核分裂反応を抑えるホウ酸を960キログラム注入した。
原子炉へのホウ酸注入は、2号機で半減期が短い放射性キセノンが検出され、再臨界が疑われた昨年11月2日以来となる。
原発事故後の保安規定では、注水量を1日当たり毎時1トン超増やすと「運転上の制限の逸脱」になる為、東電は事前に経済産業省の原子力安全保安院に通報した。

東電によると、水の流れが変化し、溶けた燃料の冷却効果が一部で下がった可能性が有ると言い、「原子炉全体としては十分冷えており、冷温停止状態は変わらない」としている。
上昇を示したのは、圧力容器下部に3個ある温度計の一つで、2月1日の52度から徐々に上がり、6日午前7時には73.3度まで上昇した為、5日に続いて6日も注水量を増やした所、同日午後5時時点では69.2度に若干下がったと言う。

東電は未だに「冷温停止状態」と言う言葉を恥ずかしげも無く使っている様だが、「冷温停止状態」とは当ブログのエントリ、冷温停止?事故収束?、冗談は顔だけにしてね野田首相にも書いた通り、政府と東電が福島第一原発の事故に合わせ、原子炉の安定を示す言葉として昨年7月に定義したもので、圧力容器の温度が概ね100度以下で、放射性物質の追加放出を大幅に抑えた状態の事。

核燃料が圧力容器に閉じ込められ、水に浸かっている通常の原子炉で、容器内の水温が100度未満になり、燃料の核分裂反応が止まった状態を意味する本来の専門用語である「冷温停止」とは異なり、単なる「言葉遊び」と言える。
よって、原発事故を起こした原子炉で「冷温停止状態」が云々とか言って喜んで居るのは、日本政府と東電のみであり、福島第一原発で「冷温停止」と言う言葉を使用するのは有り得ない事。

そして、当ブログのエントリ、福島第一原発は核燃料がコンクリートを侵食中?にも書いた様に、核燃料が行方不明の状態で、既に圧力容器や格納容器の中には少量の核燃料しか残っていないかも、ひょっとしたら空になっているかも知れない原子炉の温度を計っているのかも知れないのに「冷温停止状態」なんざ有り得ないね。
鍋の中の湯の温度を計る時、鍋に穴が空いて湯が流れ落ち、空になった鍋の温度を計って正確な温度が判るのか?。って話。

冷温云々を言うのなら空の容器を計るのでは無く、容器の下部とか、コンクリートに侵食中とか言われている場所を計らないと判らないだろうよ。
政府や東電は核燃料の有無に関係無く、原子炉の温度は100度以下状態だから「冷温停止状態」だと言うのだろうが、そんなのは屁理屈であり、本末転倒だわな。

今回の温度上昇だけでは無く、次から次に放射能汚染水を垂れ流すトラブル発生しており、原発事故は現在進行形であり、言葉遊びしている暇は無い。
東電は温度上昇と再臨界の関係を否定しているが、それらを含めて今後の動向が気になる。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

福島第一原発で高濃度の汚染水が漏出

2012-02-04 21:40:37 | ニュース
東京電力は3日、福島第一原発の汚染水の貯蔵タンクから毎時2シーベルトの高濃度汚染水が漏れているのが見付かったと発表。
漏れた量は1リットル以下で海への流出は無く、原子炉への注水にも影響は無いとしているが、今回の漏出で作業員が最大2~3ミリシーベルトの被曝をしたと言う。
タンクからの汚染水の漏洩は先月10日に続き2度目。

東電によると、3日昼過ぎに汚染水の貯蔵タンクの継ぎ目から水が滲んでいるのを作業員が発見。
漏れた汚染水の量は1リットル以下で、作業員がタンクのボルトを締め直した所、水漏れは止まった模様。
タンクの汚染水は放射性セシウム等は除去されているが、ストロンチウム等は除去されておらず、水が滲んだ箇所の一部で毎時2シーベルトと言う高い放射線量が検出した。
高い放射線は汚染水から除去出来ないストロンチウムが原因と見られ、東電は現場をアクリル板で遮蔽し、放射線は毎時15ミリシーベルトまで低下した様だ。

福島第一原発では、これまで凍結が原因と見られる水漏れが30件近く相次いでおり、原子力安全保安院は東電に対し、再発防止策を作り報告する様に指示。
今回、汚染水が漏れたタンクと同じ形の物は敷地内に約100個あるが、東電はボルトの締まり具合を点検する等の対策をすると言う。
「汚染水がたった1リットル以下で毎時2シーベルトと言う高い放射線を検出したのなら、10リットルだったら20シーベルトじゃぞ、これは大変な事じゃぞ。」と、近所の爺さんが興奮しながら言うとりました(笑)。
そんな単純計算する様な物では無いと思うけどね(笑)。

まぁ、あれだ。次から次に汚染水が漏出している訳だが、その際には当ブログのエントリ、おがくずと新聞紙と入浴剤にも書いた様に、相変わらず原始的な事を遣っているのだろうかね?。
最先端の技術の粋を集めたと言われる原発なのに、まさかおがくずとか新聞紙とか入浴剤を使用するなんざ、作業員は夢にも思って無かっただろうな。
おまけに今回の漏出で作業員が最大2~3ミリシーベルトの被曝しているのだが、先月には、福島第一原発で4人目の作業員が死亡にも書いた通り作業員が亡くなっているし、作業員も大変だわな。では。

関連エントリ
福島第一原発の作業員は既に4300人死亡の噂の真相
日本の放射能汚染は核戦争後の世界

【ネッタイムス・東坊京門・作】

公文書管理法と議事録問題

2012-02-02 17:48:43 | ニュース
今回は当ブログのエントリ、政府の原子力災害対策本部が議事録を作成せず政府の原子力災害対策本部が議事録を作成せずの続報政府の杜撰な公文書の管理が続々発覚の関連エントリと言う事で。

東日本大震災と福島第一原発事故への対応で、政府が議事録を未作成だった問題に付いて、平野達男防災担当相は1月31日、1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震でも非常災害対策本部の議事概要や議事録が未作成だったとして、「国会で騒ぎになっているが、政府全体として慣習みたいなものが有った」と述べ災害対策の会議で記録を残さないのは、民主党政権以前からの悪しき慣例だと言う認識を示した。

平野防災担当相は、自民党等の連立政権時代から続く悪しき慣例だから、議事録を作成しなかった事は悪くないとでも言いたいのかね。
そもそも、悪しき慣例だから「これは不味い」って事で、その失敗を踏まえて法律を整備したのが、公文書管理法(公文書等の管理に関する法律)なのだろうが。って事で、公文書管理法の附則を以下に抜粋してみる。

公文書等の管理に関する法律(平成二十一年七月一日法律第六十六号)

附則(平成二一年七月一〇日法律第七十六号)

第一条 この法律は、公布の日から起算して三年を超えない範囲内に於いて政令で定める日から施行する。
ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
一 次項、次条、附則第四条第二項及び第三項、第十三条並びに第二十二条の規定 公布の日

第四条  行政機関の職員は、第一条の目的の達成に資する為、当該行政機関に於ける経緯も含めた意思決定に至る過程並びに当該行政機関の事務及び事業の実績を合理的に跡付け、又は検証する事が出来るよう、処理に係る事案が軽微なものである場合を除き、次に掲げる事項その他の事項に付いて、文書を作成しなければならない。

一 法令の制定又は改廃及びその経緯
二 前号に定めるものの他、閣議、関係行政機関の長で構成される会議又は省議(これらに準ずるものを含む。)の決定又は了解及びその経緯
三 複数の行政機関による申合せ又は他の行政機関若しくは地方公共団体に対して示す基準の設定及びその経緯
四 個人又は法人の権利義務の得喪及びその経緯
五 職員の人事に関する事項

以上が公文書管理法からの抜粋なのだが、この公文書管理法は、公文書を「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」と定義し、国及び独立行政法人等の有する諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされる様にする事を目的として制定され、行政機関が作成・取得した公文書の位置付け、定義、管理、保存方法、公開、利用方法、関係各機関の役割等を定めている。

それ迄、国立公文書館は存在していたが、統一的な管理法が存在せず各省庁が個別に公文書を作成して、保存や廃棄をしていた為、年金記録問題等で様々な問題が発生していた。
こうした状況を受け、政府は公文書等の管理に関する法律案(公文書管理法案)を2009年3月3日の閣議決定後に国会へ提出され、同年6月24日、参議院本会議で公文書管理法案が全会一致で可決・成立し、7月1日に公布され、2011年4月1日に全面施行となった。

先述した公文書管理法からの抜粋にも見られる様に、公布の日から主要な会議等の議事録を作成する事を定めており、政府の悪しき慣例だと言う平野防災担当相の認識は大きな誤りであり、この法律の趣旨を全く理解していない見苦しい言い訳と言える。
そもそも野党時代の民主党は、自民党等の連立政権を否定し、悪しき体質の打破を期待されて政権交代したのではないか。

それなのに、自民党等の連立政権時代からの悪しき慣例をそのまま引き継いだとの言い訳を述べるとは、恥ずかしい事とは思わないのか。
まぁ、「詐欺フェスト」と呼ばれる民主党のマニフェスト未達成を何とも思わない様な政党に、倫理観がどうとか言っても仕方が無いのかも知れないな。
この議事録問題では、この先、どんな見苦しい言い訳をするのか見物である。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

野田佳彦ドジョウ首相が暴力団絡みの献金を返金

2012-02-01 02:30:22 | ニュース
今回は当ブログのエントリ、野田佳彦ドジョウ首相が暴力団関係者から献金の続報と言う事で、千葉県の冠婚葬祭業者「セレモ」や社長から、「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」こと野田佳彦ドジョウ首相が献金を受けていた問題で、首相の事務所は31日、受け取った献金など計152万円を返金した事を明らかにした。

野田首相の事務所によると、野田首相の資金管理団体「未来クラブ」は2008年と11年、セレモの社長から計2万円の献金を受領。
野田首相が代表を務める民主党千葉県第4区総支部は05年以降、セレモから計130万円の献金を受領。
野田よしひこ後援会が07年に開いた政治資金パーティーでは、パーティー券20万円分をセレモに購入して貰っていたと言う。

野田首相の事務所は「社長の刑事事件は報道以上の事を知らないが、逮捕と言う事実を受け返金した」とコメントしているのだが、事務所の説明だけでは無く、野田首相本人も、きちんとした説明をするべきだと思うが、返金したら頬被りをして知らぬ存ぜぬを決め込むつもりかな。
そうすると、ここで「前なんとかさん」で知られる前原誠司外相を、国会での厳しい追及で一瞬にして窮地に追い込んだ「国会の爆弾男」こと西田昌司参院議員の出番だな。

しかし、である。民主党の不祥事を追及する為に国会で質問に立ったら、その後、YouTube(ユーチューブ)に開設している自身のチャンネルが、何者かにアカウントを乗っ取られて、ロシア語で「ポルノ動画が無料」と言うタイトルが付いたポルノサイトのプロモーション動画を次々とアップされる訳ですな(笑)。って、笑い事では無いけどね。

西田昌司のユーチューブのチャンネルに、ポルノ動画をアップした輩が何者かは不明だが、参院は昨年、サーバが不正アクセスを受け、全議員のIDとパスワードが流出した可能性が有る事を明らかにしているが、それと今回のユーチューブの問題は関係が有るのだろうか。
まぁ、何れにせよ、西田昌司のユーチューブのチャンネルに、またポルノ動画がアップされ様とも(笑)、今後、西田昌司には野田首相の献金問題を厳しく追及して貰いたいもんだ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】