ネッタイムス・ブログ

戯れ言や与太話、何でも御座れ。

日本の放射能汚染は核戦争後の世界

2012-01-22 21:25:15 | 様々な話題
今回は、スポーツ新聞の「東京スポーツ」略して「東スポ」が、放射能汚染された日本に付いて扱った記事に関するエントリ。
東スポの記事では当ブログのエントリ、東スポとプルトニウム、横浜とストロンチウムにも書いた様に真面目な記事も有るのだが、如何せん東スポの日頃の行いの所為(笑)で、余り信じて貰えないと言う「狼少年」状態なのだが、まぁ、取り敢えず東スポの記事を以下に貼ってみる。

日本の汚染は「核戦争後」これが欧州なら「革命モノ」と言う原子力専門家

強烈な例え話を聞いた。
「きつい言葉だが、現在の日本は核戦争後の世界と言っていい。セシウムで広島型原爆170発分と言われるセシウムが福島第1原発から環境に放出された。土壌、水、空気、食べ物。日本全体が核戦争の後のように汚染されている」

「もし年間20ミリシーベルトまでは避難させないことになれば、世界標準では革命が起こる」
いずれも、元ブルガリア原子力安全庁長官ゲオルギ・カスチエフ氏が先週、衆議院第二議員会館で開かれたストレステストに関するセミナーに出席した際の発言である。

プロフィルによるとカスチエフ氏は国立ウィーン自然資源応用生命科学大学の上席研究員。
37年にわたり原子力発電所の運転、管理規制等の技術研究に携わり、1997年から2001年まで、安全庁長官の職に就いていた。
東工大客員教授を務めたこともあり、現在は欧州の原発に課されているストレステストの評価にかかわる。

「放射線医学から言えることは、電離放射線にさらされると、量が少なくても健康被害が起こる。欧州では、原子力施設関係で働く労働者は年間20ミリシーベルトまで、一般の人は年に1ミリシーベルトまでの被ばくしか認められていない。原子力施設の労働者の被ばく線量を国民全体に適用することはあってはならない」

これがカスチエフ氏の見解。
ストレステストの有効性については日本でも疑問の声が絶えないが、カスチエフ氏に言わせると、欧州のテストも“茶番”のようだ。
「対象施設の範囲が狭い」「時間が短い」「基準がない」「独立性がない」「透明性・公開性がない」
ないないづくしのストレステストで「原発が安全になるわけではない」という。

以上が「東スポ」の記事なのだが、当ブログのエントリでも食の安全、日本の常識は世間の非常識日本の暫定基準値は異常な数値怪しい食品、福島産と日本の基準等で、暫定基準値に付いて色々と書いているので、是非とも一読して貰いたい。
はっきり言って日本の食の安全基準は、国民の健康を無視した異常な数値だろう。

食の安全に関する話だけでは無く最近では、福島を中心にセシウムの値が異常に上昇の続報福島第一原発のセシウム数値が急上昇の原因にも書いた通り、年明け早々にセシウムの数値が急上昇した問題に付いても、政府や当局からの明確な説明は無く、曖昧なままである。
これらに付いて、海外のメディアは日本政府や当局の対応を度々指摘しているのだが、日本の大マスコミは大きく報じないのは異常な事である。

昨年3月に起こった福島第一原発事故は、約10ヶ月の時を経ているのだが、未だに放射性物質をバラ撒き続けており、収束の気配すら見せてない状況。
しかし、である。冷温停止?事故収束?、冗談は顔だけにしてね野田首相にも書いた様に、野田佳彦ドジョウ首相は「原発事故収束宣言」をした訳だ。
福島第一原発事故の現状に付いて現実的に考えれば、東京電力はアリバイ作業をしているだけで、ただ時間ばかりが過ぎている状態。

そんな状態なのに収束宣言をした野田首相の判断は常軌を逸しているとしか言い様が無いのであり、野田首相に必要な事は福島第一原発に付いて一刻も早く、事故現場の状況を把握し、石棺等の然るべき措置を行う事だろう。
「ほったらかし」状態のままでは根本的な問題が解決する訳が無い。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】