練金術勝手連

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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

★ 「安全性を最高水準に高める」というウソ ★ やつらがしたい本当の“収束” ★

2011年11月07日 | みんなの日記
 この国は、原発輸出など夢想する前に、311で証明された「最低水準の原発安全性」を検証すべきだし、一ヶ月後の定検を前になりふりかまわず再稼働を強行した九電玄海原発は、原子力マフィアの焦りの現れと見ることができる。玄海原発は再稼働の限界とすべし。

 やつらがしたい本当の“収束”は、原発事故そのものではない。マスゴミや公安警察を使って「最大限の努力」をしているのは、むしろ脱原発の市民行動や「輿論」の 収束 なのではないか。(ホントの事故原因はこれまでのように隠しとおせるし、みえない事故現場の収束はどうにでも取り繕うことができ…、「世論」はメディアが作る…)
 しかし、そうさせてはいけない!

 柄谷行人さんも言うように、デモがあたりまえにある社会 が あたりまえ(国民主権)の社会であり、それをとりもどすためにも行動あるのみ!だ。
 たのしくて? 緊張感があって? 誰でも入れるデモ もある。

 雨模様の《 ~もうアッタマにきた!~ ふざけんな東電! 11.6 デモ 》の様子。


 
以下は、“経済成長=原子力温存路線体質”の上に“持続可能性の風見鶏”を載せたような、ダブルスタンダードの大手紙 A新聞 の社説(11/7)より引用。

(前略) 経済産業省前に10月末、「原発いらない福島の女たち」が座り込んだ。福島県川俣町の佐藤幸子さん(53)は「子どもたちを炎の海に放置したままなのは、命を未来につなぐ母性が許しません」と訴えた。むろん「炎」とは放射能のことだ。
 なぜ、政府は脱原発依存といいながら再稼働を急ぎ、輸出も進めるのか。なぜ、民主党や自民党の原発政策は煮え切らないのか――。こうした思いを抱く人々が、3日間で延べ2371人、詰めかけた。
 米国では、ウォール街を占拠した人々が、グローバル社会の「格差」を問う。
 世界規模の競争を勝ち抜いた一握りの成功者が、富を独占する。雇用は人件費の安い国外に流出し、街には失業者があふれる。なぜ、政治は「99%」の庶民の側に立たないのか。だれの代表なのか――。
 世界中で「反格差」が叫ばれた10月、東京・新宿のデモでフリーター園良太さん(30)は各地との連帯を唱えた。「権力は生活や命より経済体制を守ることばかり考える。日本は民主主義にみえるが、まったく違う」
 原発でも格差でも「生きる権利を脅かされているのに、政治に声が届かない」と憤る人々が増えている。まさに「民主主義の欠乏」への異議申し立てだ。その思いは「アラブの春」の民主化要求とも通じる。(後略)

(練金術師)


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