早速ながら、ご当地練馬区の桜台に誕生(5月15日)した 銭湯温泉 に浸かってみたので、所感などレポートします。
久松天然温泉に浸りながら想いを巡らせば……。実は東京は一大温泉地……というか温泉都市なのです(施設数、湧出(揚湯)量から)。その東京温泉で浸れる温泉の種類は、コーヒー色で有機物由来の「黒湯」と、しょっぱくて鉄錆色の「化石海水」の二種。非火山性、堆積盆地型の温泉です。(このあたりはいずれ掘り下げてみたいと思います)
さて、永く(1950年代から)地域の人びとに親しまれてきた公衆浴場『久松湯』 が、施設の全面建て替えを期に1500㍍まで掘削し、新しく温泉銭湯として営業開始の運びとなった経緯については3月にレポートしました。( 前記事:地元に「銭湯温泉」オープン★桜台温泉 )
かつて銭湯といえば、高い煙突に “宮造り建築” といわれた瓦屋根のゆるやかな曲線と 高い天井(前記事写真)、そして湯船の背後に描かれた富士山などの“ペンキ絵”。そんなイメージが想い浮かびます。江戸時代から連綿と地域のコミュニティを育んできた銭湯文化……。そんなよき時代?は過去のものになったのかもしれません。
経営者の高齢化等により、ひとつまた一つと営業を閉じてゆく昔ながらの銭湯がある一方、生き残りをかけて様々な付加価値をつけた浴槽やコインランドリー併設から、いわゆるスーパー銭湯まで利用者を集めています。
久松湯もこのような公衆浴場界の流れに棹さして天然温泉という付加価値に至ったわけ…ということになりそうです。
天然温泉 久松湯(練馬区桜台4-32-15)
源泉名:「桜台温泉久松」
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)pH7.2
容存成分:合計31.79g/kg(陽イオン12110 陰イオン19430)
揚湯深度:1500m
泉温:41.6℃、湧出量:339㍑/分。
“天然温泉”のイメージに非日常的アメニティ気分をもとめると、もの足りなさを感じるかもしれません。それほど久松湯の施設は、ことさらにリラックス感を刺激するような仕掛けや演出はなく、シンプルな銭湯設計に徹しています。
屋外(露天)浴槽に投入される源泉は湯面下水中投入タイプで、循環・濾過・消毒と連動。悠久の時間、地中深くの還元環境にあった「化石海水」が湧出時にみせる無色透明さは今回、確認できませんでした。
新しい施設だけあって屋内銭湯施設も快適。浴槽の種類も白湯、電気風呂に強力バブルジェット、炭酸泉にサウナ(別料金)などが利用できます。
利用料金もシンプルで公衆浴場料金450円、サウナは別途400円。
(参考:練馬区公衆浴場組合 )
タオル石鹸持参(レンタルあり)。
駐車場はなく、最寄り駅は西武池袋線桜台駅(地図)。
国会で“戦闘論議”(集団的自衛権)にあけくれる石破くんや山口くんも頭を切り替えて、
“銭湯論議”(庶民のくらし)に花を咲かせてほしいものです。
(イトヤン) ページトップ
久松天然温泉に浸りながら想いを巡らせば……。実は東京は一大温泉地……というか温泉都市なのです(施設数、湧出(揚湯)量から)。その東京温泉で浸れる温泉の種類は、コーヒー色で有機物由来の「黒湯」と、しょっぱくて鉄錆色の「化石海水」の二種。非火山性、堆積盆地型の温泉です。(このあたりはいずれ掘り下げてみたいと思います)
さて、永く(1950年代から)地域の人びとに親しまれてきた公衆浴場『久松湯』 が、施設の全面建て替えを期に1500㍍まで掘削し、新しく温泉銭湯として営業開始の運びとなった経緯については3月にレポートしました。( 前記事:地元に「銭湯温泉」オープン★桜台温泉 )
かつて銭湯といえば、高い煙突に “宮造り建築” といわれた瓦屋根のゆるやかな曲線と 高い天井(前記事写真)、そして湯船の背後に描かれた富士山などの“ペンキ絵”。そんなイメージが想い浮かびます。江戸時代から連綿と地域のコミュニティを育んできた銭湯文化……。そんなよき時代?は過去のものになったのかもしれません。
経営者の高齢化等により、ひとつまた一つと営業を閉じてゆく昔ながらの銭湯がある一方、生き残りをかけて様々な付加価値をつけた浴槽やコインランドリー併設から、いわゆるスーパー銭湯まで利用者を集めています。
久松湯もこのような公衆浴場界の流れに棹さして天然温泉という付加価値に至ったわけ…ということになりそうです。
天然温泉 久松湯(練馬区桜台4-32-15)
源泉名:「桜台温泉久松」
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)pH7.2
容存成分:合計31.79g/kg(陽イオン12110 陰イオン19430)
揚湯深度:1500m
泉温:41.6℃、湧出量:339㍑/分。
“天然温泉”のイメージに非日常的アメニティ気分をもとめると、もの足りなさを感じるかもしれません。それほど久松湯の施設は、ことさらにリラックス感を刺激するような仕掛けや演出はなく、シンプルな銭湯設計に徹しています。
屋外(露天)浴槽に投入される源泉は湯面下水中投入タイプで、循環・濾過・消毒と連動。悠久の時間、地中深くの還元環境にあった「化石海水」が湧出時にみせる無色透明さは今回、確認できませんでした。
新しい施設だけあって屋内銭湯施設も快適。浴槽の種類も白湯、電気風呂に強力バブルジェット、炭酸泉にサウナ(別料金)などが利用できます。
利用料金もシンプルで公衆浴場料金450円、サウナは別途400円。
(参考:練馬区公衆浴場組合 )
タオル石鹸持参(レンタルあり)。
駐車場はなく、最寄り駅は西武池袋線桜台駅(地図)。
国会で“戦闘論議”(集団的自衛権)にあけくれる石破くんや山口くんも頭を切り替えて、
“銭湯論議”(庶民のくらし)に花を咲かせてほしいものです。
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