練金術勝手連

「練金術」のページへようこそ。

※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

★ 大人の責任 親の責任 ★ 読者会で考えた ★

2012年05月17日 | 読者会定例会
 週刊金曜日練馬読者会4月例会はGWの連休初日にあたったためか出足がおそかったようでしたが、311原発事故後を生きる私たち“大人や親の責任”について議論を深めました。

 練馬区でも、こどもの内部被曝を心配する親たちからの再三の要求により、ようやく学校給食の放射性物質検査結果の随時公表はするようになった訳ですが、“検出せず”の羅列ばかりで測定器の検出限界値や肝心の食材の産地は伏せられたまま。(→ 練馬区HP
 これでは“安全誤認誘導”(情報操作のひとつの手口)となってしまい、不信感を助長することになります。

 給食は定常的にチェックしなければ意味がなく、給食だけでなく家庭食も含めすべての食品について汚染状況をきちんとモニタリングできるようにするのが行政の責任であり(費用は汚染者負担)、小学校区程度を単位として自由に測定できるようにすべきでしょう。( 参考


 文科省放射線副読本(『週金』892号参照)は事故後に改訂したにもかかわらず、なぜ事故に関する記述を避け、放射線の親近性・安全性を強調し、事故以前の国策としての原子力をこども達に刷り込む旧版と変わらない記述に終始するのか。
 文科省の原子力偏向教育が変わらないのであれば地域から学校現場(教師)へ働きかけるしかないのではないか……。
 
 これに対し、福島大学の放射線副読本研究会が「学問に携わる者として、また 原発事故によ って被ばくした生活者として」作成した副読本『~“減思力”を防ぎ 判断力・批判力を育むために~』が注目されています。立場の違いに関わらず教育関係者は必読と言えるでしょう。( → 画像をクリックするとダウンロードページへ! )

 5月例会は以下の通りです。ふるってご参集ください。
(イトヤン)             


       週刊金曜日練馬読者会5月例会

         日 時:2012年5月26日(土)6:30~
         会 場:こみゅにてぃかふぇ(なごみ)03-3924-5504
             西武池袋線大泉学園駅南口3分〈地図
         参加費:300円(終了後希望により懇親会)
         問合せ:nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp
   

                 もどる