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滋賀年金者ジャーナル

全日本年金者組合滋賀県本部の公式ブログです。

「日本でオスプレイの訓練をするな」 の一点で 共同を!

2013年10月08日 | 彦根・愛犬支部
 「ふるさとをアメリカ軍に使わせない滋賀県連絡会」 の呼びかけに応え 1100人を超える人たちが参加した10月6日の 「オスプレイ来るな!日米合同演習反対 あいば野大集会」
この集会で、主催者を代表して同連絡会の杉原秀典代表が挨拶を行いました。

その全文を紹介します。



 
 本土で初めて 日米が共同でオスプレイを使う
 県内各地域、近畿、全国から参加された皆さん、こんにちは。
「ふるさと連」 代表の杉原と申します。
 2日前に、高島の対岸・彦根の荒神山から望遠レンズを覗くと、小高いあいば野演習場と都市型訓練施設である銀行やレストランが はっきりと見えました。
明日7日から18日まで、この演習場で、13回目の 「日米合同演習」 が強行されます。
今回は、戦車もストライカー装甲車も大きな大砲も使いません。
みなさん何をするのでしょうか。 ( 「オスプレイ!」 の声 )
そうです。
本土で初めて、日米が共同で、あのオスプレイを使うんです。
 敵の背後に降りて撃つ 侵略戦争の訓練
 まず、沖縄から飛んできたオスプレイが演習場に着陸し、海兵隊員と自衛隊員が一緒に乗り込みます。
オスプレイが飛び立って空中にいる間に、地上では敵陣地に迫撃砲を打ち込みます。
そして、攻撃を受けた敵部隊の後ろ側にオスプレイが着陸し、兵士が降りて、敵の退路を断って撃ち殺す。
みなさん、これは、日本の防衛でも 尖閣の防衛でも ありません。
まさに、侵略戦争の訓練ではありませんか。 ( 「そうだ!」 の声多数 )
 安倍さんは、 「今でしょ」 とばかりに、3ヶ月先の通常国会で 「集団的自衛権」 の行使に向けて、法整備をするつもりです。
これ許せば、自衛隊が、中東などアメリカが敵とみなす国や地域の最前線へ出かけて、米軍と一緒に戦争をする。
これが、すぐにも現実のものとなります。
安倍さんは、たとえイギリスが行かなくても、ドイツが行かなくても、フランスが行かなくても、率先してアメリカ軍について行くのではないでしょうか。
 平和憲法の心を根本からひっくり返し、改憲を先食いする訓練は 止めてください。
   住民の命を危険にさらす オスプレイ訓練は止めて
 みなさん。 オスプレイが危ない欠陥機だということは、 今や、子どもも 知っています。
今日の集会に 「幼稚園の子どもがオスプレイに関心があるから」 参加しようという夫婦がいました。
今年6月にノースカロライナ州、8月にはネバダ州で 墜落炎上したばかりです。
沖縄では、夜間は飛ばない、基地以外では ヘリモードにしない、などの約束をことごとく破り、猛烈な轟音を耳にする住民の不安は募るばかりです。
プロペラが吹き下ろす風は、風速40メートル以上になり、大木の幹を引き裂きます。
 高島市の住民、滋賀県民の命とくらしを危険にさらす訓練は 止めてください。 ( 「そうだ!」 の声 )
 「沖縄の負担」は増えるだけ 
 みなさん。
今回の共同訓練や7つのルートでの低空飛行訓練など、本土での訓練は、政府が言う 「沖縄の負担軽減」 になるのでしょうか。 ( 「ならない!」 の声 )
そうです、真っ赤な嘘です。
本土で訓練があれば、その分、沖縄でのオスプレイの離発着と民家の上空を飛ぶ回数が増えるではありませんか。
現に アメリカ軍は、沖縄のオスプレイを24機、1年前の2倍に増やし、高江などで ヘリポートをどんどん増強しています。
日米政府のねらいは、 「沖縄の負担軽減」 という大嘘で沖縄県民と国民を惑わし、 暗礁に乗り上げている辺野古の新基地建設を進めることです。
さらに、日本列島全体を オスプレイの訓練基地に 変えてしまうことです。
沖縄県議会の議長さんは 「滋賀と沖縄では訓練内容が違う。日本全体で訓練を強化しているだけだ。 これで喜ぶほど沖縄県民は馬鹿ではない」 と政府の本心を見透かしています。
沖縄県民は びくともしません。
 「沖縄の負担軽減」 が本心なら、 オスプレイの訓練を止め、24機をすぐアメリカに戻すべきです。 ( 「そうだ!」 の声 と 拍手多数 )
私は、オスプレイを呼び寄せた橋下大阪市長・関西広域連合に強く抗議するとともに、
訓練を容認した高島市長と滋賀県知事に、憲法と住民の立場に立ち返ることを 強く求めるものです。 ( 「そうだ!」 の声 と 拍手多数 )
 崩れ始めたアメリカの 「古い戦争政策」
 みなさん、 世界とアメリカ国民の声を前に、オバマ大統領は、ついに、シリア攻撃を決定出来ませんでした。
イラク戦争などを経験して、先制攻撃・世界の警察というアメリカの 「古い戦争政策」 が崩れ始めたんだと思います。 ( 「ようし!」 の声 )
「古い戦争政策」 の先端を走り、世界の流れに逆行する今回の訓練は 、日本が世界から孤立する道ではないでしょうか。 ( 「そうだ!」 の声 )
 「オスプレイの訓練をするな」 の一点で国民共同を
 みなさん、日米政府が、今回の合同演習を、オスプレイの訓練を日本全土に広げる突破口にするというなら、
私たちは、今日の行動を 「日本でオスプレイの訓練をするな」 の一点で、老若男女、国民が共同を広げる出発の日にしようではありませんか。
共に頑張りましょう。
 ありがとうございました。
       
コメント
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