低・血・圧・日・記

低血圧だからって、アツくなることがないわけじゃない。

「落照の獄」…って

2009-09-24 | 本関係…
…柳国のお話だそうですね。

あと2日、おとなしく待っていればいいのですが…そうできないのが悲しいかな、オタクのサガ…勝手気ままにやらかしてみます。
よろしければ…お付き合いくださいね。

柳と聞いて、最初に浮かぶのは「帰山」…柳を訪れて再会した利広と風漢が国の存亡について論じるお話。
これといった柳のキャラは出てこないけれど、ひとつ気になるのが利広の
「ひょっとしたら、露峰はもう玉座にはいないのかもしれないな…」
妖魔が出没するようになってきていることからも、本当に玉座は空なのかもしれません…つまり、表面上は落ち着いているようでも、実情は戴と似たりよったり?
では、実際に国を動かしているのは誰なのか。
(本人が望んでその地位になったかどうかは別の問題として…ね)

そこで、引っかかったのが「風の万里」の楽俊の言葉。
「…柳の太子はたしか国官だ。国のために働いてるな。」
王にもっとも近い立場で、しかも国の政治にかかわっている人物がいる…なんか、とっても鼻がムズムズするんですけど。

「帰山」の二人の話によれば…
柳は…最初の10年前後での朝としての形がうまく整っていなかった…ところが、一山越える頃には。法の整備が進んで「王が玉座で寝ていても。国はまっすぐ勝手に進む」ように出来上がっていた。

う~ん、おそらくね…太子が法の整備に何らかの形でかかわっているのですよ…そしてしっかりとした制度が出来上がってしまって、王は何もしなくていい状態になって…王自身が疎外感を持ったのかもしれませんね、では次は破壊するしかないみたいな?
たとえ、積極的に破壊するのでなくても、偶然生じた小さな不都合をそのまま放置して崩れるに任せるとか…ね。
それを、太子は横で見ているしかない…どんなに王に近くても王ではないから御璽を使って法をかえることはできないし、また王に失望した官吏は辞めていくこともできるけれど太子である以上それはできなくて…彼にとって芬華宮は牢獄とかわらない

…なんちゃって


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5 コメント

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あと2日間だけの楽しみ(^o^)。 (tooru_itou)
2009-09-24 16:12:52
 (ねたろ~)さんもあれこれ考えてた♪。
「露峰はもう玉座にはいない」ってのは確定ですよね。
そして国官の「柳の太子」が登場するのを期待しますよね(^o^)。

 風漢が「帰山」で言ってたんです。
禁令と運用を監視する組織と能吏を褒め重用する政令が必要だと。
しかし、それを壊し始めた。無頓着にひとつだけ変えて、他を放置。
やろうとしていることが、首尾一貫していないと。

 初めにこれを読んだ時、ひとつだけ変えたのは「柳の太子」なんじゃないか?
と思ったんです。露峰は王であることに倦んで玉座を投げ出した。
生真面目な太子は現状を何とかしようとひとつだけ変える。
しかし、自分が作った法ではないので、その理が解かっていない。
首尾一貫した対処が出来ない。

>官吏は辞めていくこともできるけれど太子である以上それはできなくて
…彼にとって芬華宮は牢獄とかわらない
~中々、良いところに目をつけましたネー♪(^o^)。
もしかして、(ねたろ~)さんの当たってたりして・・(^o^)。
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今なら、言いたい放題!? (ねたろ~)
2009-09-25 09:36:52
>tooruさん
いらっしゃいませ!

あと24時間を切りましたね…といっても、マンガじゃないからコンビニには売っていないのかな?

なるほどね、首尾一貫した政策をとれないのは、そのような事情かもしれませんね。一理あると思います。

では、どうして、露峰は玉座を投げ出したのか?
「…もともとは地方の県正だか郷長だかで、地元での評判は良かったようだが、中央まで名が通っている、というほどのこともなかったようだ。」
これをどのように解釈するか…なんですよね。
地方にいても、傑物だったらそこそこ評判になっているはずなんですよ…つまり、切れ者タイプじゃなくて、どっちかっていうと人の話をよく聞いて調整するのがうまい人だったんじゃないかと思うのです。
ただし、地方レベルの問題解決法が国家レベルでも通用するかどうかは結構微妙なわけで。
それを解決するための法の整備だったのでしょうが、どこかの時点で露峰はパンクしちゃったんじゃないかと…どうでしょ?


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「十二国記」を語るのは楽しいな~♪(^o^)。 (tooru_itou)
2009-09-25 14:00:46
>どうして、露峰は玉座を投げ出したのか?
~露峰の経歴を見て巧の塙王に似てると思いました。
塙王は死に際に自分の限界を感じ、慶を巧以下に
置いて己の慰めにしようとしました。
露峰は死に際を超え大王朝になれるところだったのに
王であることに倦んで玉座を投げ出してしまった。

 楽俊と祥瓊が柳を旅して、雁のまねをして追いつけないことに
落胆してまねすることも放棄してしまったように見えると言ってた。
つまり、塙王は下ばかり気にして、露峰は上ばかり気にしてたんじゃないかと。
 そして法を完全に整備したのが裏目に出て(苦笑)、
寝ていても国が動いて行くので、露峰はすることが無くなってしまった!。

 陽子みたいに延王・尚隆の助言が貰えれば違ったんだろうけど
国交も無かったみたいだし・・。
他国と国交があるってのは重要ポイントだと思います。
王は孤独なオツトメだから家族・友人・仲間が大切!。
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ここまでやっておいて… (ねたろ~)
2009-09-25 21:48:15
>tooruさん
全く違うお話だったら、どうしましょうね?
その時は、そのとき…ってことで、笑い飛ばしてしまいましょうか?

>王は孤独なオツトメだから家族・友人・仲間が大切!

オタクは孤独でもできるけれども、盛り上がれる仲間がいることが大切ですよ!
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買って来ました (ねたろ~)
2009-09-26 11:29:07
太子が登場、完全な外れじゃなかったですよ。
感想は、また、後でね。
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