お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

大江健三郎氏死す!2023/3月

2023-03-15 15:58:59 | 読書

享年88歳老衰で亡くなられたとのこと。
昔(中学~高校生の頃)はよく読んでた。
なので88歳というのが「あら、意外にお若かったのね!」という印象。
作家と作品は別物であると考えるようになった最初の作家です。
だって作品は面白かったのよ。セブンティーンとか。万延元年のフットボールとか。
実家に本は全部置いてきたけど初版本もあったよ。「洪水は我が魂に及び」だったかな?
でも今は三島の初版本でも古書店で一桁万しかつかないらしいから別になんとも。

むしろたつき諒さんの「私が見た未来」初版なんかの方がよほどプレミアついてたよね14万とか。
私も持ってるもん、この本。でも新しい本が出て値段下がったみたいだけど。長男には尊敬された。
「お母さん!なんでこの本持ってるの?今凄い値段ついてるよ」って。

で、大江氏ですが、高校の時にセブンティーンを読んですごく面白かったので(お下劣な描写もあったし)「政治少年死す」に興味を持ったのです。
「政治少年死す」は当時発禁扱いで、読みたくとも読めず、今のようにネットがある時代じゃ無かったから、アングラな関係に通じてないと手に入らなかったのよね。
でも別に発禁ではなく、版元が右翼の抗議を受けて自主的に出版自粛したみたいで、今は手に入ります。
でもこれもネットで知りました。やっぱネットって便利だ。でも大江先生が亡くならなければ私もその存在を殆ど忘れてた。
で、早速探したらアマゾンで手に入るじゃん!ちょっと高いけど数千円くらいの全集の一冊の中にひっそり入ってるじゃん。
もしかしたら、大江効果で再版かかるかもとは考えたけど(どうやら今、いろんなのが沢山再版が出るらしい)この作品が出るかどうかも判らんし、ポチってしまいました。
届くのが楽しみです。

でもまあ、大江先生も私にとっては晩節汚したなぁと感じてますが、面白い作品ありがとうございました。(伊丹十三氏と義理の兄弟だったとは忘れてました)
ご冥福をお祈りいたします。
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