
実家の庭の桜がほぼ満開!まだ3月も半ばだと言うのに!
家の中からこのように見事な眺め。通りかかる人が立ち止まって見上げて眺めて行くのが良く見える。
名前は不明。ソメイヨシノより小ぶりな花を咲かせる。散った後は食べられるさくらんぼが実る。
自分の実家なのに、いつもこの桜が満開に咲き誇る姿を見た記憶が無い。たいていは既に葉桜になって、さくらんぼが実をつける頃にしか帰って来なかったからなぁ~。
さて、タイトルは「フィガロの結婚」のアリア?のもじりです。
なんで、こんな季節に実家にと言うのは、別に実家に花見に行ったわけではなく・・・・老母を病院に連れて行くために昨日の朝、帰りまして、ほぼ満開の桜に迎えられたのでした・・・・・
母の認知症が徐々に進行しているようなのですが、数日前に電話したら「私はきちんとおじいさん(老父です)に毎日ご飯を食べさせて、洗濯も買い物もやっているのに、呆けたなんてひどいことを言わないで頂戴!」と激怒されたのでした。
実家は老親二人で生活しております。以前にも書きましたが、父は糖尿と脳梗塞の既往症がございます。
一昨日の夜、突然、母から電話がありまして「一緒に病院に行って頂戴、明日行きたいんだけど、来て貰える?」と必死に訴えるので「あ、行くよ!行けるよ!大丈夫だから安心して」と言って、昨日の朝、実家に行ったら・・・・想像したとおりなんで笑えるんですが「あら?どうしたの?」なんですわ。「あの~今日病院に行くから来てって言われたから来たんですけどね~」父が後ろで苦笑いしてます。想定どおりの反応です「あたしが?そんなこと言ったの?予約してあるの?」「予約なんかしてないよ~いいから早く行って受付してこようよ」「予約なしで行ったらどれだけ待たされるか判らないわよ、本当に行くの?」「いいから行くだけ行こうよ」「わかったよ。じゃ行く前にトイレに行ってくるわ」と母は部屋を出ました。
残された父は憔悴した顔で「昨夜は全然寝られなかった・・・・あの調子で・・・俺は頭の血管が切れそうだ・・・」「や!止めてよ~わかったよ~早くタクシー呼んで病院に行こうよ」
私は心の中で泣きました「呆けとはこんなもんなのね・・・・」
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