![]() | ミーのいない朝 (河出文庫) |
稲葉 真弓 | |
河出書房新社 |
作家で詩人の稲葉真弓様が亡くなりました。享年64歳。膵臓癌だったそうです。まだ若いと思います。でもミーとまたあちらで会えたかなと思うと少しは救われるかもしれない。
でもミーが天に召されてからまだ17年しか経ってないんですよね。
「ミーのいない朝」は20年生きた猫との出会いから別れまでを詩と綴ったエッセイです。
我が家にも猫が2匹おりますが、室内飼い(脱走されたりしますが)してれば、その最期を看取る義務も生じるわけで、その現実と覚悟を教えてくれた本でした。
私は稲葉さんのそれほど良い読者ではありませんが、エンドレスワルツなどは名作なのに絶版になってしまっていて、入手するのに随分苦労した記憶があります。映画もDVDになってないので・・・そのビデオをどっかにやってしまった私は大バカ者ですが・・・家の中にはあると思うのですが・・・
ミーのいない朝、猫飼いには必読です。そして稲葉真弓様のご冥福を心よりお祈りいたします。
合掌