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ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

家猫が処分される理由

2020-05-27 22:55:00 | 殺処分され続ける命のこと


日々、家族であった飼い主から愛護センターへ持ち込まれる猫たち。

殺処分される猫のうち約15%は、引越し・離婚・経済的負担・飼い主の死去などによる飼育放棄が原因です。



子猫に関しては「不妊去勢手術」で、奪われずに済んだ命。
成猫は収容されたら、殺処分になる確率が高いです。
放り出す理由は人間にあり、決して猫に罪はありません。

守るべき小さな命に、残酷な悲しい思いをさせる人の掌中。
優しく包み込むことが出来るのも、私たち人間の手です。

😿死因



😿小さくても大切な命



センターへ連れて行く前、トコトン命を救う道を考えるのが飼い主の責任。

猫は家族を信頼しているのですから。
殺処分されていい命などないのですから。

飼えない猫を里親募集するために
終生飼育 啓発ポスター


殺処分ゼロ東京都の現場から

2019-04-14 22:30:03 | 殺処分され続ける命のこと


ペットの殺処分ゼロを達成した小池都知事。
結果的には、インチキやら政治利用とも批判されています。
小池知事「犬の殺処分ゼロ」宣言に愛護団体が政治利用と批判
小池都知事に直撃「動物の殺処分ゼロ」公約実現した?

しかし殺処分ゼロの公約後、愛護活動者の末端から見た都民の意識は、180度ぐらい変わったのではないかと実感しています。

ホント目の前の霧が晴れたごとくであります。

私は、鳥越俊太郎に一票を、そして現在の殺処分ゼロ運動には反対の立場なので、非常に言いにくいのですけれども。
全国で頑張っているボランティアさんの参考になればと思います。



東京都は人口約1385万人。
問題の焦点は、一時期10万頭以上いるのではとされた野良猫です。

私たち地域猫活動ボラは、追い詰められていました。
なぜかって、23区26市の野良猫対策は てんでバラバラ。
行政と協働によってサクサク進めている所もあれば、野良猫なんかに税金が使えるワケないだろーという自治体も。

格差が広がるにつれ、越境トラブルが深刻になってきました。
これは、港区の住民が渋谷区内へ遺棄/中野区の人が杉並区で餌やり/区界でTNR をした場合にどちらが手術費を払うかナドナド。

ボランティア同士での協力体制もスムーズではなくなるし、責任の押し付け合いで活動も上手く運びません。

都知事には、東京都として動物行政の指針となるマニフェストを嘆願をしていました。
それまで動物関係は票には繋がらないとされケンモホロロ。



初めて公約に取り入れてくれたのが、共産党の宇都宮健児さん。
残念ながら健闘むなしく、舛添さんが当選してしまいました。

これから愛護票は馬鹿にならない…その流れもあり、オリンピックもありでの殺処分ゼロとなりました。

ようやく愛護活動が市民権を得た感じ。
それまで、私たち猫ボラは奇人変人、目を合わせちゃダメな人でした。
話を聞いて貰えるのが稀、信用して頂くために四苦八苦。

都民が殺処分について知ると同時に、地域猫活動にも興味を持つキッカケになったと思います。
現代動物愛護の情報が更新された感じでしょうか。



そして TNR 活動に理解が広がったことが大きかったと思います。
猫はTNR をしなければ、殺処分ゼロは有り得ません。

皆さん、保護 or 殺処分の二択になっていませんか。
あと「捕まらないから」という理由でTNR を忌避する方が多いかも。

確実に捕獲出来るよう餌付けを含む情報収集が必須なのと、捕まるまで1ヶ月2ヶ月と粘ります。

ちょっと面倒でしょ?
あ〜んどスグに猫は減らないから、スタンダードになりにくいです。

それと、進入禁止の箇所(工事現場・学校・病院 etc)で活動が許可されるケースが増えました。

また譲渡会&保護猫にも、かつてあった敷居が取り外されたように思います。



東京都はコレといった行政施策はしていません。
それでもって、不幸な悲しむ命を減らせたのは、どうしてか考えてみました。

〇 野犬がいない

犬の収容自体が、猫とはケタ違いに少ない東京。
先のオリンピック開催時、えげつない野犬狩りをしたとは聞いています。

おそらく以降は、犬関係の人々によって飼育環境を底上げする努力がされたのではないかと感じています。

というのは、保護猫の里親様から「保護犬を迎える条件はメチャクチャ厳しい」とよく伺いますので。
「だから猫にしたのよ」という方も(ありがとうー♪)大勢いらっしゃいます。

保護しなければならない犬が減ったことで、マッチポンプではない適正譲渡が可能になったのだと思います。

だからこそ...
50年も積み重ねたものを ぶち壊すピースワンコへ怒らないと!譲渡センター(世田谷・あきる野)を撤退させなければ!
ピースワンコの越境譲渡という火の粉

放浪している犬がいないことで、地域猫活動が推進できます。
給餌を含む管理をするため、野犬がいるエリアでの地域猫は難しい面があります。



〇 猫はボランティアの力

東京は30年前から、野良猫への TNR が積極的に行われていました。
その当時から、自宅一体型シェルターも多数存在。

これが時代に併せ、進化しながら受け継がれていきました。
先人たちの知恵を引き継いでいる人が、時間と共に増えていったのもプラスポイントだと思います。

結局はコツコツが1番。
収容施設デーン!譲渡拡大ジャーン!とかじゃなくて、近所から町内から地道に確実にね
( ΦωΦ )ニャンニャン

~関連記事~
東京都ペット殺処分ゼロ達成
日本が多頭飼育崩壊だ!
殺処分ゼロより大切なこと
殺処分を減らすプロセス

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東京都ペット殺処分ゼロ達成

2019-04-08 22:10:03 | 殺処分され続ける命のこと


2018年度 東京都での犬と猫の殺処分0になりました。
私としては素直に嬉しいかな。

人口が(飼育頭数も)ダントツ多く、生体販売店も ひしめき合っている...絶対絶命無理ゲーだと思っていましたから。

一年前倒しで小池都知事は、公約達成となります。
他にもゼロを目標に掲げていますが、殺処分が一番乗りだそう。
果たして、継続はできるでしょうか?



環境省がゼロを底上げすべく、殺処分のカウント方法を変更してしまいました。
「譲渡に不向きな個体」は殺処分しても数に含めません。

負傷や衰弱で引き取り後に死亡、あるいは安楽殺を含む処分となったのが360頭。
これを減らして2桁代にしていきたいですね。

東京の場合は、おそらく9割以上が猫だと思われます。
そして猫は凶暴といっても、人間を死傷させる程ではないため、離乳前の自立不可能な子猫が、相当な割合を占めているでしょう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
処分せざるを得ない命を生まないため
ご理解の程を宜しくお願い致します
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
● 子猫を見かけたら母猫へ不妊手術を!
● 近隣や町内会、または愛護団体へ相談して下さい。
※「お母さん猫の手術について」に搾って考えて下さい。
赤ちゃん猫カワイソウ、餌やりヒドイなど話を広げると収集つかなくなりがち。
母さん野良猫 Q&A



東京都では説諭による引き取り拒否、また登録団体への移動はしています。
■ ねりまねこ さんブログから
東京都・殺処分ゼロ達成!…だけど

東京都は地域猫を推奨しています。
だから保護団体も3桁保有(100~150)が2~3箇所かな、こちらも頭数は減少傾向にあると思われます。
江戸っ子的には、広島の野犬4桁収容とか鎖国レベル。

また2年前より、ボランティア間では「遺棄と多頭飼育崩壊に要注意」と周知徹底されていました。

対策としては、地域猫活動を推進しながら、住民主導で人と動物の共生を目指していくこと。
都民の皆さま全員の協力を得て、殺処分ゼロをキープしていきたい!

多頭飼育崩壊や遺棄虐待は、地域の問題として捉え、情報を共有し、行政機関や愛護団体と連携して解決していければと思っています。
室内飼い 啓発ポスター集
不妊去勢手術 啓発ポスター集
終生飼育 啓発ポスター集



犬に関して東京は、ハードルが高いと思います。
今や「ペットは家族」ですので、 室内飼いが当たり前です。

屋外でツナギっぱなしとかは論外。
セントバーナードだろうがドーベルマンだろうが一緒に暮らし過ごします。

故に、ピースワンコの保護犬や西日本から野犬成犬を迎えるのは お薦めしません。
殺処分ゼロまでには、無数の犠牲を払っています。
一時の感情で、安易に越境譲渡をしないように お願い致します m(*_ _)m

~関連記事~
どうして東京に野犬はいないのか?
ピースワンコの越境譲渡という火の粉

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殺すな!という前に

2019-01-13 22:10:02 | 殺処分され続ける命のこと


殺さない方策を考えましょう。
私たち人間が、向き合わなければ解決はしません。

ピースワンコへお子さんやお孫さんと支援されていた方は、どうぞ一緒に話し合って頂けたらと思います。

動物愛護は“ 知る ”“ 考える ”の繰り返しなのです。



〇 ピースワンコの場合

上の図をご覧下さい。
ピースワンコは、蛇口を全く閉めることをせずに水を流しっ放し。

容器に溜まった水を、別の水槽へ流し込んでいます。
そこが満タンになったら、入れ物を増やし移す...エンドレスです。

汲み出す人が疲れて休んだりすると、水は溢れ出してしまいます。
また、満杯の水は管理が行き届かず、放置され濁っています。
不妊手術をしない保護活動こそエゴ

ナゼ告発した愛護団体が「センターからの引き出しを止めること」をピースへ訴えているか理解して頂けるのではないでしょうか。



〇 ペット産業の蛇口

「生体販売やブリーダーを禁止しなければ」と皆さんは言います。
しかし現実的に、ペットショップを日本から無くすのは難しい。

ペット業界は、国が認可しているン兆円産業です。
それだけ需要があるのです。

現在は、その在り方を変えようと動愛法改正へ働きかけています。

今回はパピーミルを縮小させるべく「8週齢規制」「各数値規制」の成立を望んでいます。
これは十数年間、声を上げ続けても通りませんでした。

人の意識を変えることが最優先だと思います。
動物を救うヒーローにオレはなる

● よく考えたら命が手軽に売買できるって変だぞ
● こんなコト子供たちや外国の友達に知られたくないな
● ショップの前にセンターや譲渡会へ行こう
● ペットの里親文化が当たり前になれば人も動物も幸せね



〇 一般飼い主の蛇口

動物の遺棄やセンターへの持ち込みをゼロにすること、これも現実的には難しい。
というか、これから増えると予想しています。

センターでの引き取り拒否が理由ではなく、高齢化・核家族化が進み、受け皿がなくなることからの懸念です。

たった3つの約束。
これが果たせない方は「飼わない選択」をして下さい...あーこれが常識になれば!
猫からのお願い
ペットと暮らしている皆さんへ

〈 去勢避妊手術/飼い主の義務 〉
1度も産ませないように
最初の発情期を迎える前に

〈 完全室内飼い/飼い主の責任 〉
地域住民として守るべきルール

〈 終生飼養/最期の看取りまで 〉
人間と異なり犬猫は自立して生きてはいけません
極端に言えば彼らを残しては死ねません



〇 野外で繁殖の蛇口

広島など各地の野犬問題に関して、捕獲や収容は行政の管轄です。
原因は、飼い主が繁殖制限せずに、放し飼いや遺棄したことによるでしょう。

都市部から離れたエリアだと思います。
何かが隔絶している...動物の知識・命への自覚・飼い主の責任感・早期手術可能の動物病院など。
これは自治体が、分析して対策を講じなければなりません。

猫は「地域猫活動」について、ご一考下さい。
餌をあげることで増えると考えている方もいますが、野良猫に不妊手術をしないで放っておくからアッという間に膨れ上がるのです。

猫を排除しても餌やり禁止にしても、トラブルは根本から解消されません。
SNSで不満を列ねていても、何ら進展はしません。

地域のために住民が中心となって行う活動です。
近隣での助け合いや情報共有からスタートします。

よく餌やり行為に対しての文句を見かけますが、餌をあげている方も同様に地域猫活動をご存知ないのだと思います。

その橋渡しをするのが愛護団体やボランティアです。
一度、相談してみてはいかがでしょう。
セミナー参加もオススメです ( ΦωΦ )ノ
地域猫活動の始め方



〇 殺されるための命を生ませない!

殺処分ひいては、不幸な悲しむ命を減らす道筋は、実はシンプルなのです。
『去勢避妊手術の徹底』これに尽きます。

犬や猫へ一生に1回こっきり施せば、1年後の十数頭、3年後の数十頭の命を救うことに繋がります。

3ヶ所の蛇口をキッチリ閉めるまでには、時間を要するでしょう。
ですが、放水が細くチョロチョロになったら、出口の保護譲渡のチャンスも広がります。

「殺処分ゼロ」を願うならば、先に不妊手術の必要性を伝えて頂きたいと思います (^_ _^)

~関連記事~
危険な殺処分ゼロ
殺処分ゼロの犠牲になる命

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平成29年度 殺処分5万頭を下回る

2018-11-04 21:40:17 | 殺処分され続ける命のこと


2017年度 殺処分 4万3227頭。
昨年度よりも1万2771頭 減少しました。

これは収容頭数が、約1万3千マイナスになっていることが大きいと思います。
犬・猫の殺処分、過去最少 初めて5万匹下回る

● 殺処分
犬/8362匹
猫/3万4865匹
● 譲渡返還
犬/2万9954匹
猫/2万6860匹
● 所有者不明で収容
犬/89%
猫/82%
● 飼い主より引取り
犬/11%
猫/18%

過去最少なのに、心のモヤモヤが晴れないのはナゼ •́ω•̀)?
だって、この数字は粉飾だもん。



〈 疑惑1 〉
動愛法35条「説諭」による行政の引取り拒否。

幾度も子猫を連れてくるような人には「不妊手術」を。
引っ越しやアレルギーには「里親探し」するように。

そして、終生飼養の責任が取れないのだから「二度と飼うな」と言い渡して欲しい...やってくれているのかな。

でも、センターまで持ち込みする人全員が、改心するとは思えないし。

〈 疑惑2 〉
アブラカタブラ (∩'・ェ・`)⊃ ━☆゚.*・。°
あら不思議、センターに収容されたはずの子が保護団体のシェルターへ空間移動。

〈 疑惑3 〉
「譲渡に不向き※」は殺してもカウントしない。

※ EX
知らない所で怖がる子?
助けを求めて鳴き続ける子?
環境が変わり元気のない子?
ストレスから威嚇する子?

ロボットでも導入しない限りと判定は難しいと思いますが。
命に対して生死を分ける選別が出来ることに驚愕を禁じ得ないよ、環境省 (-"-)



10万頭を切った時は「やった!これからだ」と身震いしたことを覚えています。

その頃、猫は放し飼いが当たり前で、室内に閉じ込めておく方が、むしろ虐待呼ばわりされていました。

去勢避妊手術も薦めたコチラが説教される始末。

猫さんは命だ家族だ、などと宣うものなら村八分、回覧板をウチだけ飛ばされちゃう 。°(°`ω´ °)°。

警察に遺棄猫を届けたら「拾得物扱いだから持ち帰って」と言われましたっけ。
猫を捨てても殺しても罪には問われない時代。

私だけでもと思っても、出来ることは限られています。
このままでは殺処分される命は、増え続けるのではないか...と戦々恐々でした。


殺処分目前、抱き合っておびえる犬 投稿写真に大きな反響

その頃、モチベーションだったのは、いずれ国がレボリューションを起こすだろうと。

殺処分5万頭以下になったアカツキには、各自治体に保護施設が生まれ、そこから保護猫を迎えるのが当たり前となり、また行き場を失った子は、そこで新しい里親を待つ...が夢に描いた図でした。

私、甘かったのかなー。
ゼンゼン、青写真と違うし /(。-_-。)\

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