ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

千葉補選、民主が制す。驚いたなあ。選挙ってわかんない。

2006-04-24 19:23:23 | 政治&社会
 100%自民が勝つと思ってました。
 千葉の選挙区の空気みたいなものがよく見えないんですけど、やっぱり選挙っておもしろいですねえ。
 小澤代表の人気で勝った、とはどう見ても思えないんですけど。でも民主の危機を救ったという「功績」は小澤さんが持っていきますよね。
 あえて有権者の意識を分析すると、これ以上自民を勝たせるとさすがにヤバイっていう危機感でしょうか?それはすごく健全だし小泉さんを支持する私でもそう思います。民主がぼろぼろでほとんど使いもんにならんとわかっていても自民に自制を求めるために民主に入れたということでしょうか。
 それにしても、人生ってわかりませんよね、メール問題で民主ががたがたになって、とても選挙ができる状態じゃないっていう情況だったと思うんですけど、そうじゃなかったら26歳の太田嬢に出馬のチャンスは絶対回ってこなかったんじゃないでしょうか?もと労組のエライひととか、官僚とかが「順当に」出馬したんじゃないでしょうか?
 こうなったら同じように超ラッキーで議員に滑り込んだタイゾー議員に対抗するキャラとしてがんばってほしいですよね。今や彼は自民を代表するキャラに成長して、写真週刊誌につけ狙われる人気者ぶりですもんね。
 民主党の人たちには、これは自民に対してのウォーニング以外の何物でもない、民主が積極的に支持されたわけでは絶対にない、ということをしっかり理解して、党の抜本的な改革の手を決して緩めないでいただきたいですね。

国府津の海岸の不思議な鳩のはなし

2006-04-24 00:39:07 | グルメ&スポット
 週末に国府津の海岸を散歩して、不思議な鳩に出会った時の話を書きます。

 家内と二人で土日に古くからある料理旅館に一泊して、今日帰ってきました。

 うちは子供なしで、猫を一匹飼っているのです。キジ虎の雄で、すごいハンサムです。今年14歳の老猫なのですが、ずっとマンションの中で飼って一切外に出さなず、あらゆる意味で外の一切の危険から守られて貴族のような暮らしをさせてきました。「猫かわいがり」そのものですね。ですから、我々に甘え放題。夫婦で泊りがけで出かけるときなどは、したくをしているとなんとなくわかるのか、目が落ち込んで絶望的な表情になります。うちに帰ってきたときなどは、うれしさのあまりカーペットに身をよじってなんどもなんどもでんぐりがえりします。

 こんなに私たち二人に頼りきっている猫なので、我々が旅行に行くときにはいつも魂だけ一緒にくっついてきているのではないかって前からいつも思っていました。「生霊」ってやつですかね、こういう世界はよく知らないのですが。ただ、猫ってすごく神秘的な力を持っているなと感じる瞬間が何度もありますので、我々と一緒にいたいという強い「念」を持っていてこういうことももしかしてあるのかなと思っていました。

 前置きが長くなりましたが、昨日の午後、国府津の海岸で、家内と二人で、コンクリートの破片に腰をかけてのんびり海を見ながら横浜で買った有名店のシューマイ弁当を食べていました。
 すぐ近くの波打ち際で10匹くらいの鳩がのんびり羽を休めていたのですが、その様子がゆったりして幸せそうだったので、なんだかかわいくなってエサをやろうかなという気になり、弁当のご飯粒を少しずつ投げてやったら、みんな集まってきて先を争ってそのご飯粒を食べ始めました。警戒して、決して近づき過ぎて来ず微妙な距離を保ちながら私が投げるのをすぐに取りにいける体制を整えていました。私の方も、特定の鳩に集中しないように、取らせる鳩を決めてその鳩の近くに投げてやったりしていました。
 そのうち、一匹の鳩だけが、私のすぐそばまで来て逃げないで私がご飯粒を投げるのを待ち構えるような状態になりました。他の鳩もそうでしたが、落ち着きない態度でうろうろ歩き回りながらスタンバイしているのですが、その鳩だけが私が手を出せば触れるような距離まで来ていました。一匹だけどうしたのかなと思ってよく見ると、歩き方がぎこちなくおかしいことに気づきました。更によく見ると、園鳩は両方の足の指が全くなく、肉片が痛々しく盛り上がっていました。片方の足には糸のようなものが巻きついていました。釣り糸に巻かれてしまったのでしょうか?指がないから、歩き方もぎこちなく、他の鳩に比べて遅くしか歩けないのでした。でも、エサはしっかり獲れているようでふくよかにしており、この点はホッとしました。
 私の周りを不器用にでも一生懸命に歩き回るその鳩を見て、激しく感情移入してしまい涙が出そうになりながら、その鳩を中心にご飯粒を与え続けました。一度にたくさん与えすぎて、いっぺんに食べられず、くちばしに付いた米粒を他の鳩に取られてしまったこともありました。
 鳩たちに米粒を与えながら、何でこの鳩だけがそばに来ているのだろうって考えました。他の鳩よりハンディを抱えているからそれを挽回するには私に近づくというリスクを冒さねばならないと思っているのだろうか・・・
 でも、更にその鳩の様子を見ていてふと思いつきました、これうちの猫が乗り移っているのではないか・・・私に対してのなつき方がどうもうちの猫にそっくりに見えて仕方ありませんでした。彼が食べ物をねだる時にくどく私の周りにまとわりつく様子がそっくりでした。猫が前足を丸めて「正座」みたいな格好をするのを「鳩座り」って言いますが、その胸を膨らませているようなふくよかな様子は確かに鳩によく似ています。そういうのもあって、見れば見るほどうちの猫が来ているのではないかと思えてきてからは、猫の名前を呼びながらご飯粒を与えていたのでした。
 こんな風に想像しています。うちの猫が我々と少しでも離れたくなくて、体を離れて魂だけ国府津の海岸にやってきたのしょう。我々と鳩たちが海岸で戯れているのを見つけ近づいてみたところで、彼は足にハンディを抱えたあの鳩を見つけ、彼のことを心から激励したくなって彼に乗り移り、いつもうちで私にするようにくどく食べ物をねだったのではないでしょうか?こんなにすごくがんばって生きているんだから、この鳩を中心にサポートしてやってよ、って。

 ハンディを抱えながらがんばって生きているあの鳩の姿に心打たれました。心からエールを送らずはいられません。カラスとか、いろんな外敵にも負けずにたくましく生きてほしいです。そしてこの気持ちは、私たちを探して国府津の海にやってきたうちの猫が感じたと同じ気持ちなんだと思いたいです。