南房総館山・なぎさの自然詩

怪我をしたアオサギとウの群れ


いつものように佇んでいたアオサギです。
双眼鏡を覗いてた夫がアオサギの脚の真ん中の指がおかしいと教えてくれました。
よく見てみると左脚の指が上を向いていたので、どうやら怪我をしているようでした。どうしてこうなってしまったのか気になりますが、ちゃんと脚が元どおりの姿になって怪我が治ることを願っています。
怪我をしていても飛ぶことに支障は無さそうだったのでひとまず安心しました。


今日は大潮でしたが、干潮時を過ぎて上げ潮に変わった頃に海岸へ行きました。
すると海藻の打ち上がっていた場所にはアオイガイも漂着していました。


その他の貝殻はハボウキガイ、ウストンボ、タカラガイなどがありました。


貝殻を探して歩いていると突然、カワウの群れが海面へ降り立ち、更に波打ち際を歩く姿も見られました。
海面スレスレに飛んで移動したり、潜ったりしながら餌を探している様子をしばらく観察していました。


カワウの群れが姿を見せてからしばらく経ち、ゴーッという音が聞こえてきて飛行機かと思い空を見たけれど何も無く、現れたのはジェット船でした。
大きな音を立て水しぶきをあげていたので、カワウの群れが驚くのではないかと思いましたが、意外にもカワウは落ち着いていて全く逃げる様子はありませんでした。
そのうちカワウの群れは1羽飛び、続けて数羽飛び、全てのカワウが飛び去って行きました。多分餌とする魚があまり無かったようで早々に別の海岸へ移動していったようでした。
怪我をしたアオサギとジェット船の音にびくともしなかったカワウの群れに、野生動物の底知れぬ強さを感じた出来事でした。




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