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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

ゴジラと夕景

2021-11-29 20:49:37 | 海岸での出来事

夕空を見に海岸へ出掛けました。まだ少し早かったので、少しビーチコーミング。
その夕日待ちのビーチコーミングで見つけたものです。その中の1つに緑色をしたゴジラに似た物を見つけました。その他はイルカの椎骨、貝殻を少し拾っている内に日が傾き始めたので、そこからは夕空を眺めていました。


海岸に着いた頃の青空。


空を見ていたら変わった形の雲を発見。



ズームして見るとリスやイヌに似ているような?



夕日が山へ沈むところ。


夕日が沈み雲がオレンジ色に。



雲がオレンジから赤く染まる頃には気温も下がり寒くなってきたので海岸を後にしました。


2002と書かれた船とサルパ

2021-11-27 19:56:24 | 海岸での出来事


海岸へ行くと自衛隊の船が停泊していました。双眼鏡で見てみると船体には2002と書かれています。
館山市には海上自衛隊館山航空基地があり、普段から自衛隊の船を目にしているのですが、船体が灰色で番号の書かれているのが特徴です。
海上自衛隊のホームページを見ると2002の船はLCU2002-輸送艇2号と記載されていました。
でもこんなに近くで見るのは初めてのことなので不思議に思っていました。


しばらく歩いて隣の浜を見ると人が大勢いて船も何隻か上陸しているのが見えました。
おそらく輸送艇から海上へゴムボートを降ろし、そこからゴムボートを海岸まで漕いで砂浜へと上陸しているようでした。



更に近づくと、4人一組でゴムボートを移動しています。
迷彩服を着た自衛隊員の方は顔を緑色に塗り、重そうなリュックを背負って作業していました。



ゴムボートを近くで見ることが出来ました。結構質素なパドルとライフジャケットだったので意外な感じです。



自衛隊員の横をすり抜けビーチコーミングをしてきました。
今日の海岸は貝殻が少なめでしたが、サルパが漂着していました。
1.5cm程の小さなサルパで透明な体の中に赤色のものが見えます。
サルパは冬になると漂着していて、今までに数回見かけていますが生態のよく分かっていない生き物なのだそうです。
海の生き物もそうですけど、地球上にはまだまだ未知の世界がたくさんあって興味が尽きません。
そして今日の海岸は昨日のポカポカ陽気とは打って変わって北風が吹き荒れていました。季節が一段と進んだ感じです。
これから南房総にも本格的な冬が来ると、貝もその寒さに耐えられなくなった個体が死んで貝殻の打ち上げも多くなっていきます。
自然の摂理とはいえ、それを心待ちにしていることはちょっと複雑な気分です。

ベニシボリ

2021-11-21 20:30:30 | 


今日はベニシボリを見つけました。
海岸の満潮時だったラインの流木などが漂着したその中に埋もれるようにありました。



ウミウシに近い仲間だそうで、白色に赤い模様がとても美しい貝殻です。
貝殻の大きさは約9mmで、薄い貝殻なので強く掴むと壊れてしまいそうな感じです。
ネットで調べたところ夜行性で昼間は海底の砂の中に隠れている事があるそうです。



今日拾った貝殻とウニ。
上段左側からハナビラダカラ、アヤメダカラ、キイロダカラ。
下段左側からカシパン類のウニ、ウキダカラ、サメダカラ。



波打ち際近くでウミアイサが採餌行動する姿を間近で見ることが出来ました。
実はブログを書く前にTwitterにこの写真の鳥をカンムリカイツブリと投稿していたのですが、フォロワーさんからウミアイサだと教えて頂きました。
そんな風にTwitterではいろんな方にお世話になっている感じです。


曇り空の館山湾です。



今日歩いた海岸の近くにある崖観音。
日曜日とあって見学に訪れる人も多く、人気の観光スポットです。
朱色の御堂からは館山湾を一望出来ます。




アオミノウミウシ

2021-11-20 19:04:26 | 漂着物


今日は初めてアオミノウミウシを見ました。
和名では青蓑海牛、英名はブルーシードラゴン、シースワローなどと呼ばれているそうです。体の両脇から羽が広がる様な姿がとても美しいです。
写真は2匹写っていて大きさは約2cmくらいです。



海岸を歩いていると砂浜の波打ち際近くに白くて小さな生き物が漂着していました。
もしかしてこれがアオミノウミウシなのかなと思って確かめてみることにしました。
家へ容器を取りに帰り、海水を汲みその生き物を浮かべしばらく見ていました。
背側を上にしていたので白く見えて、海水に触れるとひっくり返って腹側を上にして体全体が徐々に広がっていったその姿はやっぱりアオミノウミウシでした。
アオミノウミウシは漂流生活をするウミウシの仲間なので、海岸に流れ着く以外では普段滅多に見ることが出来ない生き物なのです。
いつか出会えたらいいなと思っていたアオミノウミウシにやっと巡り会えて本当に感動しました。


同じように漂流生活をしているアサガオガイの姿もありました。白くて泡のように見えるのは浮き袋で、この浮き袋の鮮度が良く見えるので砂浜に打ち上げられて間もなくて、まだ生きているのが分かったので海へ戻しました。もちろんアオミノウミウシもしばらく観察してから一緒に海へ戻しました。
その他にアオミノウミウシが餌としているカツオノエボシ、ギンカクラゲなどの青ものも多数漂着していました。



そして小さな白いエボシガイの着いた軽石。最近話題の福徳岡ノ場の軽石でしょうか?
いつも見かける軽石よりも茶色くてエボシガイも生きているので、つい最近まで海を漂っていたようです。



そして遠き島より椰子の実一つ…。


今日の館山湾は秋晴れの澄んだ空と暖かく心地良い海風が吹いていました。