goo blog サービス終了のお知らせ 

南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

サクラガイと平たいウニ

2022-03-16 20:52:12 | 漂着物


サクラガイ。


ツメタガイ。



今日の館山湾ではサクラガイやツメタガイなどと一緒に平たいウニ殻も漂着していました。
最初に見たときは潰れてしまったウニ殻かと思いました。拾い上げてよく見ると潰れたのではなく平べったいウニのようです。


そして更に同じウニ殻がもう一つ漂着しているのを見つけました。こちらは表側に棘があり、やはり平らな形です。
同じ日に同じ海岸で二つのウニ殻を見ることが出来たお陰で、潰れてしまったウニ殻ではないことが確信出来ました。
何というウニなのか調べていますが、今のところ分かっていません。



そして今日の館山湾は靄っていて、なんとなく空気も濁っているような感じです。黄砂が飛来して影響が出ているのではないのかと思えるような空模様でした。


コチドリの求愛行動

2022-03-15 21:48:59 | コチドリ

コチドリの様子を観察するために海岸へ行きました。
昨年営巣していた砂浜でオスとメスの寄り添う姿があり、時折オスが砂の凹みに座り込みピッピッピッと小さな声で鳴いています。メスに向かって「卵を産むのにここがいいよ」と誘っているような感じです。


お腹の白い羽毛を膨らませているのがオスなのですが、その姿でメスを追いかけていました。
そして3/13に初めてコチドリを見たときよりも、目の周りの黄色い縁取りが濃くなっています。
この2羽のコチドリが番となるのはいつなのか気になるところです。
いつ頃卵を産むのかを知りたいと思い、出来るだけ海岸へ通うつもりでいます。


春になって暖かくなると空気が濁りやすくなるのか、富士山がくっきり綺麗に見えなくなります。
今日も富士山は見えず、灰色に空気が霞んでいたため大房岬までもが見えませんでした。こんな風に霞んで何も見えないことは、あまり記憶に無いことなのでちょっと驚きました。



コチドリ初飛来とイワンボ

2022-03-13 19:45:36 | コチドリ

そろそろコチドリが南房総へやって来る季節です。今年はいつ頃やって来るのか気になっていましたが、今日コチドリの姿を確認することが出来ました。


海岸へ行くとコチドリの鳴き声を聞いたような気がして歩いていると、潮が満ち始めた磯へコチドリが降り立ったのです。


磯で餌を探し始めたコチドリは、片脚をトントントンと細かく動かした後、嘴を磯の隙間などに突っ込んでいました。
そんな素振りを繰り返しているのをしばらく観察していましたが、全く逃げる気配がなく餌を食べ続けていて、私の方が先にその場を後にしました。



するともう1羽別のコチドリが飛んできて、海藻の打ち上がっていたところで餌を探していました。こちらは近づくと警戒して直ぐに飛び去っていきました。




ビーチコーミングで見つけたものはフジツボの付いたイソバナ、タカラガイなどです。
一番右はイワンボと言って漁に使う網の錘として使われていたものです。このイワンボを拾うきっかけとなったのは、南房総市在住の彫刻家太田雅典さんの影響です。二十年くらい前に館山市立博物館で太田さんの拾い集めた大量のイワンボを立て並べて展示していました。約3cm位の小さなイワンボが床一面に置かれていたのを見たときのインパクトが忘れられません。
それ以来このイワンボを拾い集めるようになりました。


そして今日はコウイカの殻がたくさん打ち上がっていました。コウイカが大量に死んだのは何か海で異変があったのでしょうか。ここ数日気温が上がったのと関係があるのかもしれません。


更に館山湾上空にはハロが上半分だけ見えました。

今年初のコチドリを2羽確認することが出来て、無事に姿を見せてくれたことにホッと一安心です。去年この海岸で繁殖活動をしていた番かもしれないと思うと嬉しい気持ちと、今年はヒナが無事に巣立つ事が出来るのかと心配な気持ちと半々です。
この海岸はコチドリが繁殖するには問題が多いのですが、ニンゲンである私が手助け出来るはずもなく、今年はどうなるのか静かに見守りたいと思っています。




ハナマルユキとアメフラシ

2022-03-07 21:20:13 | 

海岸へ行くと、潮が引いて普段は海中にあるような磯が見えました。
干潮時の砂浜にはたくさんの漂着物があり、久しぶりにタカラガイをたくさん拾うことが出来ました。
黒いタカラガイがハナマルユキ、下段左側はオミナエシダカラ、コモンダカラ二つ、イルカの椎骨。二段目左側はタマガイの仲間。


更に生きているアメフラシが多数打ち上がり、昨日までの強風で海中も大荒れだったことが想像できます。



こちらは深海魚らしき口の大きな魚。



ヨウラククラゲ。



大小のウニ殻。


そして湾内には自衛隊の船と思われるグレーの船。初めて見る形の船です。
この船は海上自衛隊の補給艦「ときわ」だとツイッターのフォロワーさんから教えていただきました。


少し霞んでいますが、富士山も見られました。


見上げた空にはハロ。



今日はとても穏やかな海と暖かな陽射しで、すっかり春の雰囲気の館山湾。
カンムリカイツブリとは、もうすぐお別れとなりそうです。