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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

シー玉とメダイチドリ

2022-08-30 20:29:05 | 

今日の館山湾は北寄りの風が吹き涼しくて、空模様は曇り時々雨で晴れ間もあったりという感じでした。



潮が引き始めた海岸の磯にいた鳥。
初見の鳥なので図鑑で調べてみると、どうやらメダイチドリの幼鳥っぽいです。
メダイチドリは旅鳥なので、複数羽で行動するはずなのに1羽だけでいたので、もしかしたら親鳥とはぐれてしまったのかも知れません。



結構首が伸びるんだと感心して見ていたら、すぐに飛び去ってしまいました。



一瞬見えた青空です。



湾内を見廻っていた海上保安庁の巡視船ふさかぜ。
少し強い風だったので、最近話題となっている自力で帰れなくなったSUP等がいないか探すために航行しているのかと思ったりしました。



今日のビーチコーミングでは久しぶりにシー玉を見つけました。



更にタコブネも。
約1cm程の小さな殻は波にもまれて、少し割れてしまっていました。



そして最近この海岸にいる1羽のキアシシギ。



カニがお気に入りのようで、2匹捕まえて食べているところを観察する事が出来ました。
海岸を後にしようと歩いていると、イソヒヨドリが2羽行ったり来たり飛んでいる姿を見つけ、これは幼鳥が親鳥の後を追いかけているのかも知れません。
鳥は巣立った時から暫くは親元で過ごすようですが、その期間は人と比べると非常に短くて、あっという間に一人前扱いなのが、野生の厳しいところだと思いました。



青いクラゲと海辺の鳥たち

2022-08-28 20:48:28 | 海岸での出来事
今朝は北風が吹き、時折雨降る館山湾でした。
岸には青いクラゲが多数漂着しており、漂流生活している生き物が台風と共に移動してきた感じがします。



最も多く打ち上がっていたのはギンカクラゲ。


次に多かったのはカツオノエボシ。


近くで見ると透明なギョウザっぽいです。


こちらの大きな青いクラゲは初めて見ました。かなり肉厚で15cm位の大きさです。



もう一つ見つけましたが、こちらは10cm位。
図鑑で調べたらビゼンクラゲに似ている感じで、「瀬戸内海や九州地方で見ることが出来る」とあり、「数は少ないが相模湾でも見る機会がある」そうで「直径は普通は30cmまでだが、50cmに達する」ものもあると書かれていました。
もしかしたら房総半島では珍しい事例なのかもしれません。



曇りで気温も高くなかったので、海辺で過ごす鳥達もいました。
こちらのクロサギは磯で魚等を探している様子で、あちこち歩いていました。



ブワッと体を膨らませて、同じクロサギとは思えない感じです。



キアシシギは波打ち際近くで砂の中に嘴を入れて、ゴカイ等を探しているのかもしれません。
波の動きと共に砂浜を上下に移動していました。



ウミネコとカルガモです。
つかず離れずなので顔見知りなのかな?と思ったりしました。
今日はたくさんの鳥たちを観察する事が出来て、とても楽しく充実した時間を過ごせました。
さすがに涼しかったので、海水浴はせずに海岸を後にしました。


館山湾の夕景

2022-08-27 22:31:01 | 海岸での出来事




今日は夕日が綺麗そうな予感がして海岸へ行くと、ちょうど雲の上に夕日が見えてギリギリ間に合いました。



同じものを携帯電話のカメラで撮影すると、随分と色が違いました。



太陽が海へ沈むと、雲が赤く色づいてきました。



鮮やかなオレンジ色の雲。



濃紺の空には赤く染まった薄い雲がかかっていました。
今日も一日とても暑さが厳しかったですが、この夕空を見られてとても充実した一日となりました。


ヤクシマダカラ

2022-08-25 19:58:46 | 
今日は8月のわりに涼しくて潮風も吹く海岸で、ビーチコーミングやバードウォッチングしながらゆっくりと歩いていました。



海藻などの漂着物が多い中、満潮時の波打ち際のラインにあった大きなヤクシマダカラ。
測ってみたら約7cmで、今まで拾ったタカラガイの中でも一番大きいです。
こんなに大きな貝が南房総に棲んでいると思うと、とても不思議な感じがします。



海岸の浅瀬にいたキョウジョシギの群れ。



赤い脚と鮮やかな体色の渡り鳥で、春から夏にかけて南房総にやって来ます。



こちらはクロサギ。
海面に映る自分の姿を見ているみたいですが、磯にいる魚やカニなどを探しているようです。
磯にいる海鳥などの生き物を見ていると、小さな事にくよくよしている自分を励ましてくれているような、頑張ってるねって言われたような気がしてきました。
こういう自然な環境にいると不思議と心が落ち着いてきます。







ウミネコと布袋石

2022-08-22 05:56:55 | 漂着物

空と海の境界線がなく真っ白な景色。
あくびをするウミネコの後ろでは水上オートバイが通り過ぎていきました。
思わずちょっとシュールな感じの写真が撮れて、ウミネコさんに感謝です。



この岩場にはよくウミネコが止まっているので、同じ個体なのかな?と思っています。


そして海岸を歩いているとイルカの耳骨を見つけました。
先週拾ったばかりなのに、また耳骨があるなんて驚きました。


こんな風に波打ち際近くに漂着していました。この前拾ったのと同じように変色していて、これも化石化しているようです。
ネットで調べたら、古くは江戸時代から縁起物とされ幸運のお守りとされているそうです。



岩場に佇むカラス。
カラスは人間との距離感がよく分かっているようで、人の様子を見ている素振りを見せたりして賢い鳥だと、いつも感心しています。



先日も朝焼けの中でベストポジションにいたりして、海岸をビーチコーミングする仲間のような気がしてきました。