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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

アオイガイと漂着木の実

2023-01-20 21:12:04 | 漂着物

最近は野鳥観察がメインになってきた海岸散歩ですが、久しぶりにアオイガイと出逢いました。
約3cmの欠けていない綺麗なものでした。
アオイガイは私がビーチコーミングにハマるきっかけとなったモノですが、冬場に打ち上がる事が多い気がします。
今まで私が拾ったものは1cm〜6cm位の小さなものばかりで、日本海側で見られるような20cm以上の大きなものを見たことがありません。
殻の中に住んでいたカイダコが何かの理由で死んで殻だけなのですが、稀に死んだカイダコが入っている状態のものも打ち上げられています。
アオイガイはメスだけが殻を持つそうで、卵の保育の為と言われているそうです。
漂流生活をしているカイダコはまだまだ生態が分かっていない謎の生物だそうで、興味深いです。


同じ日に漂流していたサルパはホヤの仲間だそうで、透明な体には空洞があるのですが、その中にアミダコ入っていることがあるそうです。
殻に住むタコとサルパに住むタコがいるなんて驚きましたが、海の世界は不思議だらけです。
そしてこのサルパも冬に多く漂着し、本格的な冬の到来と言った感じがしていました。
しかし、先日お会いした漁師さんの話では、いつも見る魚が今年は見られず、もしかしたら黒潮の影響で海水温が高いのかもしれないと仰っていました。
そういえばこの冬、死んで間もないような艶々したタカラガイをあまり見ていません。
もしかしたら探鳥に夢中で見逃しているだけかもしれませんが…。
更に市内で霜の降りた日でも海岸近くの我が家では霜が無かったりしたのも海水温が影響している可能性もありそうです。
考えてみれば、暖かな海は海中の生き物には命を落とす危険が少なく、活動しやすくて案外良いことなのかもしれないと思いました。

こちらは先日漂着していた木の実ですが、海からやって来たものと川から流れ着いたものとがあります。
長細いフジ、クルミ、ドングリ、コウモリのようなヒシ、赤いマサキは分かったのですが、その他のはどの植物のものか分からなくて気になっている木の実です。


シーグラスを貼り付けた自作のミラーフレームの上に拾った貝殻を乗せてみました。
最近はビーチコーミングよりもバードウオッチングの方が多くなり、貝殻をあまり拾わなくなりましたが、こうして見てみると、その持ち主が亡くなって殻となっても美しい姿をしています。
綺麗な貝殻を見つけた時の驚きと感動は、心の栄養にもなっているように思います。
私にとってビーチコーミングで砂浜を歩くことや貝殻など自然物を見ることは、心身の健康に役立っていて一石二鳥以上の効果がありそうです。








今年初めてのアオイガイ

2023-01-06 21:17:12 | 

冷たい風が吹く海岸は、時折太陽が雲に隠れると寒く感じました。
海岸を歩いていた時は上げ潮で満潮も間近、しかも今日は大潮。
大潮の時は潮の上げ下げが激しいので、干潮時には貝殻の打ち上げられた範囲が広くて探すのに苦労するのです。
でも上げ潮時は打ち寄せる波に乗って漂着物が次々と打ち上げられるようです。
足跡の少ない波打ち際を歩きながらビーチコーミングしていました。


波に運ばれてきた貝殻たち。
ハート型の貝殻はベニガイの合弁です。


そして1cmくらいのミニサイズのアオイガイもありました。
上の部分が欠けていたけれど、今年初めてだったので凄く嬉しいです。


そして今日の最後の漂着物はサルパでした。





元旦の海岸

2023-01-02 07:40:19 | 海岸での出来事

朝の館山湾では気嵐が見られました。
気嵐は北日本で見られるイメージが強いですが、発生の条件は水温と気温との差が15℃の時だそうです。
気象庁の観測では館山市の最低気温は-0.7℃だったので、水温は15℃以上だった事が分かります。



正月休みの漁港ではさかなクンのイラスト入り漁船が陸揚げされていました。


誰もいない港内で日なたぼっこ中のアオサギ。


元旦のビーチコーミングでは微小貝拾いしました。


そしてまん丸な太陽の初日の入りが見られました。




海岸には夕日を見ようと沢山の人達が集まっていました。