その途中でアオイガイが多数漂着していました。砂浜の上の方で、アマモのような海藻に絡まるように打ち上がっていました。その同じ線上にはカツオノエボシなどの青いクラゲ類があり、またエボシガイの着いた漂着物もあったので、おそらく黒潮の流れと関係しているのかもしれません。
館山湾二カ所の海岸に行きましたが、それぞれの海岸に一組づつ番がいて、両方で子育てを確認出来ました。
館山湾北側の海岸のコチドリは親鳥が警戒する鳴き方しており、これはヒナを連れているコチドリ特有の鳴き方でしたが、残念ながらヒナの姿を確認できませんでした。
館山湾南側の海岸のコチドリは、親鳥がこちらにお尻を向ける素振りを見せました。これは一種の擬傷行為でヒナから遠ざける目的で、親鳥が弱ったふりをして自分の方へ注意を向けさせているようです。
その後、もう1羽の親鳥の元へヒナが移動する姿を見ることが出来ました。
千葉県のコチドリはレットデータによると絶滅危惧種Ⅰ類ということですので、とても数が少ない鳥です。
どちらのヒナも無事に成長し飛べるようになって欲しいものです。
アオイガイの他にはシー玉もありました。ビー玉の中に模様が入っていて綺麗。
曇っていましたが、薄らと天使のはしごが見えました。