南房総館山・なぎさの自然詩

鋸南町元名海岸


鋸南町にある元名海岸は鋸山の麓にある海岸です。
その沖には浮島が見えます。私は鋸南町というと浮島が思い浮かび、ランドマーク的なイメージを持っています。
右側の一番大きな島が浮島で、その隣に少し重なっているのは大ボッケ、小ボッケです。一番左の平らな岩のように見えるのはテトラポッドが並べられています。


ここ元名海岸はたくさんの海浜植物が見られるのですが、一番最初に目にとまったのがハマダイコンの花畑です。
淡い紫色に縁取られた花は可憐な感じがします。


そしてこのテリハノイバラは、空に向かって立ち上がっています。海岸では地面を這うように生えているのが普通なのですが、こちらは垂直になっているので、本当にテリハノイバラなのか気になります。



近くで見ると茎の赤色と葉の緑色が綺麗。まだ蕾は無く花の咲くのはまだまだ先の様子でした。
白い小さな花は5月の中頃には咲き始めるので、またその頃に見に来ようと思います。


コウボウムギの雌花。



コウボウムギの雄花。


ハマヒルガオとコウボウシバ。



コウボウシバの雌花が咲いていました。



多種類の海浜植物の見られる元名海岸の目の前には宿があります。「ゆうみ」というらしいのですが、海浜植物にも優しい対応をしてくれると嬉しいです。
この宿の近くにはレストランがオープン予定で看板が出来ていたのですが、メニューにアジフライバーガーがありました。
以前別のレストランでもアジフライバーガーを食べたことがあり、ある食堂でもアジフライ定食が人気のメニューだそうなので、南房総近辺ではアジフライがブームなのかと思ったりしました。
アジフライに話がそれてしまいましたが、元名海岸にはこの他にネコノシタ、ハマニガナ、ハマボウフウ、ハマゴウなどの花もこれから咲き始めるので、とても華やかで鮮やかな景色が見られます。
海浜植物とって貴重なこの海岸がいつまでも変わらずに、毎年その花を咲かせるのを眺めていられたら、とても幸せなことだと思います。
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