ぬけヨガ神戸◎しちみのブログ ~猫とさかな通信~

神戸でヨガと畑、始めました♪
ヨガで深まる心地よさを共有したくてぬけヨガクラスやイベントしたり、畑で野菜を育てたり~◎

畑と五右衛門風呂と友だちと◎

2016-01-10 | 小さな無農薬畑のこと
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです◎

毎月第1水曜と第3水曜に、
神戸市垂水区塩屋の「アトリエf」で
ぬけヨガを共有しています。
"何か"がすぅ~っとぬけて、
ラクになってもらえたら…☆
なぁんて想いながらやってます。
お茶を飲んだり、おしゃべりしたり。
次回は1月20日(水)、お気楽にどうぞ~♪
アトリエfの場所はこちらです。


この間、"五右衛門風呂"に入りました。
鉄の湯船の下で薪を燃やし、
湯を沸かすというホンモノの五右衛門風呂。
鉄の底が熱くなっているので、
丸い板をすーっと沈めて、ちゃぷり。

ふぅーーーっ
湯あたりが柔らかくて、
じわじわあたたまる~~~◎
じっと目を閉じていると、
奥のほうからじんわり汗が出てきます。

お風呂あがりも、
ウワサ通りの冷め知らず。
星空を眺めに外に出たって、
ホカホカぬくぬくは続きます。

おいしいお風呂を
ごちそうさまでした~☆


いまどき、どこで五右衛門風呂に入れた思いますか?
うちから電車でほど近い友人宅で、なのです。
神戸市のすぐ近くで、
友人家族は薪暮らしをしています。

住宅街のなかで薪暮らし?
初めて知ったときは、
わたしもびーーーっくりしました。

薪はどうしてるの?
煙を出して、苦情はこないの?
急いでいるときも、
ご飯はまず火をおこさなきゃ食べられないんだよね…?

たくさん質問をし、
へー、そうなんだ!
の答えがたくさん返ってきました。

薪暮らしって、
思っているより、
不可能じゃないみたい。

たいへんさも面倒さももちろんあるけれど、
それ以上のおいしさやよろこびや満足が返ってくる。
何より、自然の循環のなかで暮らしていける。

いつかわたしも、
半分くらいの薪暮らし、
始めたいなぁ~と思っています◎

♪たいへんだけど、楽しいね
かわった暮らし~でもくらし~
かむあそうトライブス


五右衛門風呂をいただいた日、
薪暮らしをしている友人宅にて、
楽しい集まりがありました。

福岡県の赤村という人口3000人強のちいさな村で、
田んぼと畑とワークショップなどをしながら、
月3万円で暮らしているという
後藤彰さんを囲んでの、
一品持ちよりご飯の会。

友人は、この後藤さんの暮らしを体験して、
現在の薪暮らしを始める決意をしたそうです。

食卓を囲んだのは、総勢7名。
九州在住の後藤さん以外は、
みんな関西在住で、
うち5名はざっくり"地元"な感じの距離感。

わたしの好きな
"ダイバーシティ・ローカビリティ"~♪

テーブルに並んだのは、
薪のかまど&羽釜で炊いた玄米ご飯と
具沢山の粕汁、白菜キムチ。
お子さんが学校で育てたサツマイモと
カブを焼いたもの。
ご自分が畑で育てた壬生菜のおひたし。
カレーとおからサラダ、大根の千切りの梅酢和え。
ヒヨコ豆のサブジと、白菜の漬け物。
北海道の純米酒とイチジクとクルミの濃厚デザート。
ヴィーガン・クッキー。

ずらずらずら~。
どれもこれも物語のある一品で、
話が弾めば弾むほどおいしくて、
おいしいものだからさらに話は弾んで、
みんな、「うーうー」いうくらい、
お腹いっぱい食べて飲んで、笑ってました。

7名のうち、5名が畑をやっていて、
誰もが種のことを大切に思っている。
自然のめぐりのなかで、
わたしたちはいのちをいただいて生きていることを実感していて、
そうなると無闇矢鱈に何でも食べたいとは思わなくなるし、
自分を通してまた循環させるのが当然に思え、
お互いの間で種を交換したり、
たくさんとれた野菜をまわしたり、
釣りをする人からさかながめぐってきたり……。


なんていう話が心地よく続いて、
いろんな瞬間に、
不思議な巡り合わせを感じる夜でした。

そして。
おいしすぎて楽しすぎて、
ハッと気づいて猛ダッシュしたものの
終電を逃す……
というオチつきナイトでした~(笑)。


東京から、
誰も知った人のいない神戸に移住して1年半。
地元の人たちと少しずつ知り合って、
徐々にコミュニティができてきて、
それぞれが自分のしたいことをしながら、
どこかでゆるやかにつながっている。

こんなふうになったらいいなと思っていたことが、
現実になって積み重なっていく。

縁と想いとタイミング◎

ありがたいなぁと思うことの多さに、
ほぉっと満ち足りたため息がもれます。
深く根ざしたゆたかさをわけてもらえることに感謝して、
わたしもどこかでだれかに渡していく。

海と、畑と、友だちと。
ありがとう。

冬の畑の「見えない半分」

2015-12-20 | 小さな無農薬畑のこと
おはようございます!
ぬけヨガ神戸のしちみです◎

来年の1月6日(水)に始まる
アトリエfのヨガクラスで、
どんなことしようかな~♪

ふと気づけば、
頭のなかがヨガのシークエンスで
いっぱいになっています(笑)。

ヨガは1日3クラス。
それぞれのおよそのイメージは、
こちらでどうぞ~◎

1月のテーマは、
背中についたお肉を絞りだす!!
ですよ◎

お腹のお肉もアレですけれども、
まずは、背中!
背骨や肩甲骨まわりが活性化すれば、
きっとお腹のお肉だって……
と希望しておりますです(笑)。


頭のなかで、
『牛面のポーズ』なんてやりながら、
昨日、小さな無農薬畑、
『猫とさかな』に行ってきました。


半年かけてじっくり育った里芋を収穫し、
隣の畑の人に「遅いねぇ~」と笑われながら
じゃがいもを収穫し、
空いた畝の土をひっくり返して、
くんたんをたっぷり鋤き込みました。

働き者の畝さんたちには
2週間ほど休んでもらって(短かっ!)、
年明け最初の「一粒万倍日」の1月7日に、
ほうれん草やら小松菜やら、
小さな種を播こうと思っています。

すでに短期休暇をとってもらっていた畝には、
これまた「遅いね遅いねぇ…」と
隣の畑の人を不安にさせつつ(笑)、
最後の玉ねぎの苗をたっくさん植えつけました。


玉ねぎの種の生命力は、
1年を越すとガクンと落ちるそうで、
それならばと、
ひと袋分、すべて芽出ししたのですよ。

………ら、
それはもうたくさんの苗に育ってくれまして、
3回にわけて畑に定植したところ、
3畝、みっしり玉ねぎ!
となりました~♪

ふふっ、どうかなどうかな~◎

ちなみに、
固定種のこちらを育てております~☆


思えば夏の畑は、
トマトや茄子やピーマン、
満願寺唐辛子にオクラ、トウモロコシ、
紫蘇にエゴマ、カボチャ、
空芯菜、チシャ、さやいんげん……

それはもう賑やかで、
太陽の光をたっぷり浴びた
ぴっかぴかの野菜がたわわと実り、
色彩も鮮やかに、
「おしゃべり」な花のようです。


翻って冬の畑は、
里芋の葉が枯れ始め、
じゃがいもの葉っぱも枯れていき、
赤や黄や紫の色は消え、
一見、
なんとなく寂しいようにも映ります。

けれど土を掘り起こせば、
時間をかけてしっかり根を張り、
吸収し、
めいっぱい溜め込んだエネルギーが、
重いほどの実りとなって待ち受けています。

勢いよく放射状にひろがった葉っぱの下では、
白くてきめ細やかな大根が、
ぷりっぷりに太っています。

わたしは人参の繊細な葉っぱが大好きなのですが、
うん、と力をこめて引き抜くと、
かわいらしい朱色が飛び出します。

白菜やキャベツ、
ブロッコリーやカリフラワー、
じわじわ、じわじわ、
滋味深く育っていきます。

温暖なこのあたりでは晩秋に植える、
玉ねぎやニンニク、
そら豆やえんどう豆……
冬の寒い寒い朝昼晩、
長い長い時間をじっくり過ごして蓄えて、
半年先の実りの時季に備えます。


葉っぱや茎や花……
同じ畑のなかにあって目に見えている部分と、
土のなかで起きている、
目に見えないもう半分。

土のうえに出ている広がりと同じだけ、
土のなかでは根を張っているそうです。

どちらもが、
同じだけ吸収したり、
転換し変換し、
排出したり、
さまざまに働いて、
やがて、
いのちをつなぐ実りをもたらす。

不思議だなぁと思います。
よくできているなぁとため息がもれます。

畑で起きている、
綿密でゆるやかでムダのない
「めぐり」は、
きっとわたしのなかでも起きていて、
呼吸して、
細胞が生まれ変わって、
循環して生きている。




鋤や鍬を洗い、
手袋を洗ってバケツを洗って、
帰り支度の夕暮れ時には
指先が凍えるように冷たくなっているけれど、
なんだかほわっと、
からだの真ん中に温かい火がともっているようで、
「またすぐ来るからね~」と
ホクホクしながら手を振ります。

おしゃべりな夏の畑も大好きだけど、
足湯のような冬の畑も大好き◎



もひとつ、ちなみに。
玉ねぎって、
根っこではなく、
茎が肥大化したものなんですって~♪

”猫とさかな”…畑のこと

2015-11-18 | 小さな無農薬畑のこと
こんにちは~。
ぬけヨガ神戸の、しちみです♪


ブログのタイトルに"猫とさかな通信"とあることに、もしかしてお気づきの奇特な方はいらっしゃるでしょうか…??
猫とさかな? なんじゃらほい!?とでも思っていただけていたなら、これ幸い◎


この"猫とさかな"なるもの、わたしの"屋号"とでもいいますか、フリーランスライターだったり、ヨガをしたり、畑で野菜を育てたり、イベントの企画をしたり……したいことをしているわたしの、あれやらこれやらいろんな活動をひっくるめての名前? 呼び名? なんでしょう、なんか、そういうようなもの、の通信…お知らせ、みたいなものです、たぶん(笑)。


で、今回は、"猫とさかな"のうちの小さな畑について、ちらりと触れてみようかと思います。



長らく東京で暮らしていたわたしは、2011年3月11日、映画館の中で大きな揺れに見舞われ、肝をつぶしました。
道路に出ると、看板の落ちているビルがあり、遠くの高架の上には駅でもないのに電車が停まっている。
東北で大きな地震があったらしい……誰かが言っているのが聴こえました。
一瞬つながった携帯はすぐに切れ、夜遅くなるまで、もうつながりませんでした。


とにかく家に向かって歩きだした道すがら、お店のテレビに映し出される信じ難い光景に足が竦み、大変なことが起きた大変なことが起きたとあおざめました。
どうしたらいいのと気持ちばかりが焦り、祈るような想いで家に帰り着き、片っ端から情報を集め始めました。


たくさんの方がそうであったように、あの日を境に、わたしの中でいろんなことが変わっていきました。


そして2014年5月に神戸に居を移し、『暮らし方を変える』を少しずつ実践しようとあれこれ試みながら、いまに至っています。


わたしの思う『暮らし方を変える』のひとつに、畑をやりたいな~がありました。


もともと野菜が大好きで、最初は無農薬栽培の野菜、次第に在来種の野菜のおいしさを知るようになり、堪能していたところに大きな地震が起き、原発が爆発し、安心して食べられる野菜を手に入れるのにずいぶんな労力を必要とするようになりました。


考えてみれば、電気も、食べものも、何もかも、誰かがどこかでつくったものにお金を払い、買ったもので生活している。
それまでの自分の暮らし方に潜む矛盾や欺瞞…いろんなものが見えてきたりもしました。


自分の手で、野菜を育てたい。
消費するばかりではなく、つくりだしたい。


ホントは家から歩いていけたり、自転車の範囲内にある畑を借りたかったのですが、そんな"便利"なところに畑はなく(笑)、電車に15分くらい乗った先にある無農薬農園をある方に紹介していただきました。


去年の夏至の日に、初めての畑に、農園主さんが譲ってくださった里芋をいくつか植えました。
うわぁ、畑だ~♪
畑だ畑だ畑だぁ~~~♪♪♪


1年半近く経ったいまは、野菜は、ほぼ自給できるようになっています。
嬉しい~☆


この、素敵な小さな畑に、わたしは『猫とさかな』と名付けました。
周りの畑の方たちには、「猫とさかな? それが畑の名前?? ふぅ~ん」なんて不思議そうに笑っていただいております◎


この小さな畑がわたしの生まれて初めての畑で、野菜を育てるのも初めての経験。
2度目の秋と冬を迎えても、わくわくしっぱなしです。


太陽と雨と土と風と(いまだ苦手なままですけど)虫と、夜露や月の光、カエルや鳥。
ちいさなちいさな種を蒔けば、トマトや茄子が実り、カボチャになり、里芋ができる。
あまりの可能性のありよう、自然のめぐり、自分にできることの小ささ……畑に行くたび、ふぅ~っ、満ち足りた豊かさにため息がでます。


しかも今月の始まりには、特別な体験をさせていただきました。
収穫したお米を脱穀したあとの籾殻を燻すようにしてつくる"クンタン(燻炭?)"をやってもいいよ~と言っていただき、朝から(と言っても出遅れまして、11時ごろから^^;)夜まで、1日がかりで燻して燻して燻して………わたし自身もすっかり燻されました(笑)。


そのときの写真が、これです! じゃじゃーん♪



このきれいな籾殻を燃やすのではなく、じわじわじわじわ黒~く炭になるまで燻していきます。
できあがったクンタンを畑に鋤き込めば、保水力抜群の土になるとのこと。
うきうき~♪


土用の間は畑を耕さないほうがいいそうなので、立冬を待ち、さっ、クンタンクンタン~♪
天気を読んで都合をつけ、出かけたはずが、畑に着くなり、雨、雨、雨……。。
えいやっとばかりに雨に降られながらクンタンをひと畝ぶん、鋤き込んできました~♪


ふふふ。
ふふふふ。
この畝に、何を植えましょう~◎


次にいつ畑に行けるかなと考えていると、ニマニマしちゃいます。
いまは大根と、小さな白菜。
先週は落花生を収穫し、採れたてを塩ゆでしたら……うまうまでした~♪


畑をやってる人からは「遅すぎだよ!」と突っ込まれそうなサツマイモを次回は収穫して、クンタンを鋤き込んで、里芋も様子をみながら収穫して、クンタンを鋤き込んで~☆


ヨガも畑もうれし☆たのしな、しちみです~*^^*