濱の与太郎

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テロ事件で思うこと

2016年07月04日 | ひとりごと・・

東南アジアのなかでも、比較的治安がいいといわれているバングラデシュ
週末に発生したテロ人質事件では現地に駐在する日本人をはじめ多くの犠牲者がでた
犠牲者が同胞だからその死を悼む・・というのではなく、理由もなく、暴力で命が奪われた
このことに対して、回向、つまり、心からご冥福お祈りしたい

国技館がある両国に、回向(えこう)院という浄土宗のお寺がある。通称、無縁寺ともいう
その所以は、明暦の大火の犠牲者を供養するため建立されこと。また、その後も牢死者・
刑死者・安政の大地震の死者など、多くの身元不明者を弔ってきたからそう呼ばれる

回向(えこう)とは、仏教用語で「死者の成仏(冥福)を祈る」という意味がある
ただし、その対象は、身内だから、知人だから、友人だから、また、同じ日本人だから、
というものではない。何人であれ、平等に冥福を祈る・・・ということを意味する

しかし、テロのような暴力で命を失う。これほど理不尽な話はない!さぞ無念だったろうに
ところが、きょうも世界中のどこかで、テロによる無差別殺人は必ず起きている・・・・
だから邦人がそれに巻き込まれたとしてもけして不思議なことではない

2004年から2013年までの10年間、海外で亡くなった邦人は年間平均560人にもなる
そのうち、傷病による死亡者は毎年約400人。全体の7割を占める
次に多いのは自殺者で、毎年約60人が海外で自殺、自らの命を絶っているという

自殺の次に多いのが、レジャーやスポーツ事故である。レジャー・スポーツ事故による
死亡者数は毎年約40人にのぼる。実際旅行者が最も亡くなる可能性があるのがこちらだと思う
ちかごろは、日本でも、山や海で亡くなる人が増加傾向にある

次は、交通機関事故(交通事故)での死亡者が約30人。自然災害で亡くなる人が約10人
ここまでを累積してみると、400+60+40+30+10=540となり、560-540=20となる
その差、約20人が暴行や傷害など、殺人(事件)で亡くなった人の数だ

また、暇な役所が集計した統計を見てみると、
海外に1年中住んでいたとする。その場合、68,500人に1人の確率で殺人事件に遭遇する
日本では310,000人に1人らしい。日本にいるより海外のほうが4倍も危険なのである

とはいえ、近頃じゃ日本もかなりヤバくなってきた!
薬中(薬物中毒)が急増、こうした連中の暴走運転による事故。これも立派な殺人事件だ!
いくら気を付けていても後ろから轢かれちゃ逃げようにも逃げられない!!

自分の身は自分で守る!!と教えられたが、こうした教訓もいずれ通用しなくなる
どうすりゃいいのか?あとは運しだい!!
悪運の強い奴だけがサバイバルを勝ち抜ける!情けない時代になってしまった

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