濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

神様が決めた寿命

2015年02月26日 | ひとりごと・・

人生の師、色川の大将が逝ってまもなく1年が経とうとしている
あまりにも急なことで、悲しんでる暇などなかった。未だに涙がでないのがやけに悲しい
それでも、時折、大将の“気配”を感じることが多々ある

さて、歌舞伎の名跡を継いだ十代目 坂東三津五郎さんが59歳という若さで旅立った
彼の祖父でもある8代目三津五郎さん、彼も人間国宝にも認定された名優であったが、
フグ毒にあたり、急逝してしまったひとだ

あるとき、色川の大将と話をしていたら、「8代目は俺の縁戚」と言う話をしていた
8代目には二人の御嬢さんがいて、ひとりは10代目三津五郎の母となる喜子さん
もうひとりは女優の池上季実子の母、慶子さんだ

つまり、十代目からすると8代目は祖父ということになる

いづれにしても、中村屋(勘三郎)、成田屋(団十郎)、そして大和屋(三津五郎)が
相次いでこの世を去ってしまった

一部では「歌舞伎座の祟り」というような噂もある
しかし、これはあくまでも噂に過ぎない。老いも若きも亡くなるのは神様が決めた寿命・・
その「神と寿命」について面白い逸話がある

神様が世界を創り、それぞれの生き物の寿命を定めようとした
ある日、ロバがやってきて、「神様、私はどのくらい生きますか?」と尋ねた
神は、「30年だ。」と答え、続けて、「それで満足か?」とロバに聞く

するとロバは、
「それは長いですね。私の骨の折れる毎日を考えてください。朝から晩まで重い荷物を運び、
他の人たちがパンを食べられるように粉ひき、小屋までなん袋も穀物を引きずって行か
なくちゃならないんです・・・少し減らしてください」

これをうけ、神様は、ロバを可哀そうに思い「18年」減らしてあげた
次に犬が現れ、「お前はどれくらい生きたいかね?」と神様は犬に聞いた

犬も、「ロバと同じく30年は多すぎます」
「私がどれだけ走らないといけないかお考えください。私の足はそんなに長くもちません」
神様は、犬の言うことをもっともだとわかり「12年」寿命を減らした

次は猿だ。神様は、「お前はきっと喜んで30年生きるだろうな。」と猿に言う
猿は、「私はいたずらをしたり、いろいろ変な顔をして人々を笑わせなくてはならない」
「どれだけ喜劇のかげに悲劇ありなことか・・・30年もとてももちません。」
神様はしかたなく「10年」減らしてやった

最後は人間だ
神様は、「お前は30年生かそう。」と言う
すると、「何て短いんでしょう。」と人間は叫ぶ!!

人間は、「私が家を建て、火を自分のかまどで燃やし、木を植え花が咲き実を結ぶとき、
私は死ななくてはなりません。ああ、神様、私の寿命を延ばしてください!」

神様は、「それではロバの18年をお前にに足そう。」
「それでも十分じゃありません。」と人間は答える

「それじゃ~犬の12年もお前にやろう。」
「まだ少なすぎます。」「ええと、それでは」と神様は言いいかけ、
「猿の12年もやろう。だがそれ以上はダメだっ!!」

満足する答えを得ることなく人間は去っていったが、約束通り、「70年」生きた
最初の30年は人間の年月。そのときは健康で明るく、楽しく働き、自分の人生を大い!に
楽しむことができた

次にロバの18年が続く。このときは次から次へと重荷を背負い、他の人に食べさせる
穀物をせっせ!と運ぶ・・・これで精一杯!

18年を経て、犬の12年が始まった
すでに、身体の衰えは著しく、唸ることも、ものを噛む歯すらなくなっていた

これが終わると、猿の10年が始まった。人間として生きる最後の10年でもある
しかし、すでに頭は衰え、ばかげたことをして、世の中の笑い者になり、最後を終える

オイラもできるだけ長生きしたいけど、「人生いろいろ」
すべては神様がきめる・・・

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