すっかり日が短くなった
10月27日(火)、東京の日の出は05:57、そして、日の入りは16:52
夕方5時を過ぎると薄暗くなり、同時に、東の空から月がのぼってくる
今夜は「満月」だ。昨日は遮るものは何もなく、ほぼ真ん丸のお月様を見ることができた
さて、月見といえば、旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名だ
しかし、古来より、旧暦九月十三日の十三夜もまた美しい月であると重んじられてきた
猫好きで知られる宇多法皇が九月十三夜の月を愛で、「無双」と賞したという逸話がある
無双とは、並ぶものがないほどすぐれていること。無二・無類という最高の褒め言葉
ちなみに、昔は十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものともされていた
十五夜の月見だけでは、「片月見」といって嫌われていたそうだ
こうした片方だけではご利益を得られないなど「片・・・」という考え方、いまもなお、
日本各地に風習(習慣)として存在する
その理由はそれぞれにあるが、有名な「片参り」は次のとおり
善光寺と北向観音、伊勢神宮と三重県伊勢市朝熊山(あさまやま)にある金剛證寺、
香川県の金刀比羅宮(金比羅さん)と岡山県倉敷市児島由加の瑜伽大権現蓮台寺、
富士山本宮浅間大社と神奈川県伊勢原市大山の大山阿夫利神社・・・など
いずれかに行く予定があれば、どちらもお参りできるよう計画を立てよう!
片参りじゃ本当の「ご利益」が授からないから!
こうした日本古来からの伝統や風習ってーものを大事にしたいと思う・・・
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