いまさらながら地球温暖化など説明する必要性はないが、自然環境の急激な変動に伴い、
人間社会がそれに適応しえない場合に生じる災害のことを「自然災害」という
また、「人為的災害(人災)」に対して“天災”といったほうが馴染み深いかも
誰もがなんとなく理解しているとは思うが、地下断層を含め、日本列島は断層だらけ
その証拠に小規模地震は毎日発生し大地震はここ20年だけでも10以上発生している
しかし、残念ながら、こうした大地震を予知予見した有知識者は誰1人いない・・・
話は少しややこしくなるが、日本列島は、ユーラシアプレートの上に位置しており、
その下に、太平洋プレートおよびフィリピン海プレートが複雑にもぐり込んでいる
こうしたプレートは1年で数センチ移動していると云われる
そにため、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、片方のプレートがもう一方の
プレートの下に沈み込んだりもする。特に、プレート同士がぶつかっている付近では、
強い力が働く。これが地震発生のメカニズムである
週末に発生した東京湾を震源とする大きな地震(最大震度 5弱)もこうしたプレートに、
なんらかの異常が生じ、プレート同士がぶつかったのか?それともズレたのか?
つまり、地震とは、地中にある、道路が陥没したり、崖が崩れ落ちるようなもので、
その衝撃が振動となり、その時の衝撃の大きさが震度に比例する
さて、先週は栃木、茨城、そして、宮城などでも堤防の決壊、河川の氾濫などが相次ぎ、
甚大な自然災害が発生した
しかし、こうした水害は、日本の地形を理解していれば被害を最小限に食止めるられる
本州を例にとれば、中央には、急峻な山岳地帯が多く、そこに源を発する急流河川の
下流部に小さな平野が発達しているという地形が一般的だ
また、日本は、台風の常襲コースにあたるほか、海洋性と大陸性気団の交錯する位置にあり、
世界有数の多雨地域である。つまり、日本は、地震、火山噴火、台風、前線、温帯低気圧、
こうした自然災害によるによる「風水害」、「高潮」、「地すべり」、「山崩れ」などによる
災害が発生しやすい自然条件下にあるといえる
自然災害の原因は、このような自然的条件に伴うものが主である
また、都市地域を中心とする急激な人口増加、宅地造成をはじめとする急な開発行為こそ、
台風、集中豪雨などがあった場合、地すべり、崖(がけ)崩れ、洪水、高潮による被害を
増大させる要因になっている
昨年、広島で発生したがけ崩れがいい例だ
昔から地盤が弱く、おまけに水はけがわるい土地だそうだ
そこに住宅が密集すればあのような大災害が起きてしまう
記録をみると、昭和20~30年代前半の自然災害は死者・行方不明者数が1,000人を超える
大きなものが頻発していた。しかし、5千人以上の死者を出した伊勢湾台風以降、
死者・行方不明者は著しく減少し、長期的にみると現象傾向にある
とはいうものの、豪雨、台風等自然災害による被害は依然として毎年繰り返し発生している
特に、近年は、局地的なゲリラ豪雨をはじめ、ダウンバースト、さらには竜巻など、
あきらかに地球温暖化が原因と思われる災害が多発している
風に対する対策は家屋の構造上(部材)である程度対応が可能だ
しかし、水に対する対策は非常に難しいものがある。特に河川の近くや平地がそうだ
当り前だが、水は高いところから低いところへと流れる
また、下流でふってなくとも上流で大雨がふっていれば下流の水嵩も増える
上流でダムの水が放水されれば下流の小川も激流(急流)へと変貌する
茨城の水害では、避難勧告を出さなかった市長が吊るし上げをされていたが、
天災だけに当たりどころがないとはいえ、いまさら行政を責めるのも如何なものか?
水は高いとことから低いところへ流れる。煙も風上から風下へ・・・
現代、携帯ひとつで多くの情報を得ることができる
情報収取と、なにより、地元の地形を十分に理解することで命を守ることができる!!
自分(家族)の命は自分で守る!これが本当の防災だ!
すべて人任せ・・・これじゃ世の中生きてゆけない