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ジューンベリーに忘れ物

シンボルツリーはジューンベリー
どこかに沢山の忘れ物をしてきた気がして

『サルビアのそばで』 ②

2015-10-30 22:06:19 | 創 作
 前ブロク・「『サルビアのそばで』①」のつづき


 ある日の土曜日のことです。
学校から帰ると、いつものように家にはだれもいません。
玄関を開いて、家のなかに入ると、古い柱時計がやけに大きな音で
カッチ、カッチとひびいています。
 家のなかのものは、みんな息をひそめているみたいに静かです。

 たけし君は、それがとてもいやで、玄関の戸をいきおいよく開けると、
大きな声で、「ただいま・・。」って言うのです。
 息をひそめていた壊れかけた茶だんすや色のはげたタンス、そしてふすまが、
ちょっとは変わってくれるのではないかと思うからです。
 しかし、何もかもが今までどおり静かなんです。
それでもたけし君は、いばって家のなかに入って行きます。
足音をドンドンとさせてね。

 カバンをいつもの場所におくと、
次に、「まず、昼飯でもくおうか。」
と、ひとりごとを言うのです。
 せまい台所のすみに、おはちがおいてあります。
いつも土曜日には、その上にたけし君のご飯茶わんとおわん、
それに、はしがおいてあります。
 お母さんがそうしておいてくれるのです。

 だれもいない静かな家のなか、
聞こえるのは柱時計の音と、遠くを走っている車の音だけです。
 台所の板の間にすわって、おはちにむかうたけし君。
ごはんをよそい、冷たいみそ汁をおわんに入れて、
今度は、また大きな声で、「いただきまーす。」って言うのです。
 「はいどうぞ、おあがり。」って、
お母さんの声が返ってくるような気がするから、そうするのでした。
 でも、いくら耳をすましても柱時計と車の音だけです。
たけし君はもう何も考えず、ご飯にみそ汁をかけて、口にもっていくのでした。

 だが、その日だけはいつもの土曜日とちょっと違っていました。

 大声で「だたいま。」と言い、カバンをおいてひとりごと、
「まず、昼飯でもくおうか。」を言って、台所に行きました。
 いつものすみに、おはちがありました。
たけし君のご飯茶わんとおわん、それにはし。

 ところがその日は、それだけではありませんでした。
おはちには、かれいの焼いたのとノートの切れはしものっていました。
 たけし君は焼きがれいが大好きでした。
でも、すぐに焼きがれいだとはわかりませんでした。
 「あれ、何かなあ。」と、よく見て、ようやくわかりました。
と言うのは、お皿にのっていた焼きがれいは、
食べやすいようにかれいの頭や骨は、みんなきれいにとってあったのです。
 お母さんがそうしてくれたのでした。

 たけし君は、おはちの前にきちんとひざをおって座りました。
家のなかは、みんないつもとおなじように息をひそめていました。
 たけし君の両手は、ひざをしっかりとにぎりしめていました。
いつまでも、じっとお皿のかれいを見つめていました。

 ふとノートの切れはしに気がついて、
たけし君は目だけを動かして、それを読みました。
 お母さんの置き手紙でした。
たけし君は、その時はじめてお母さんから手紙をもらいました。
声をださずに読みました。

 『一人のお昼はつまらないでしょう。ごめんなさいね。
きょうは、かれいをやいておきましたよ。はいどうぞ、おあがり。』
と、書いてありました。
 たけし君はそれを読むと、なにを思ったのか急に立ち上がりました。
せまい家のなかをかけて、カバンからえんぴつを取りだしました。
お母さんの置き手紙を、台所の板の間におき、
『はいどうぞ、おあがり。』と書いてあるそばに、
『いただきます。』と、書いたのです。
 えんぴつがおれるほど力を入れて、ゆっくり書きました。

 それから、たけし君はまたおはちの前にすわりました。
板の間は足がしびれるけれど、きちんとすわって、
ご飯を食べ、焼きがれいをつまみ、みそ汁を飲みました。
 ご飯も焼がれいも、みそ汁も、もう冷えていたけど、
たけし君の胸はあつくなりました。
 そのあついものは、次第に上へ上へと上がってきました。

 頭がかーっとなって、おはちの上がかすんできました。
焼がれいが、お皿がなみだでかくれてしまいました。
 ズボンにはなみだのしみがつきました。
それでもたけし君は食べるのをやめませんでした。

 台所のかたすみで、小さなおはちの前にきちんとすわり、
ご飯茶わんを左手に、右手にはしをもって、
たけし君は声をたてずになきました。
 なきながらお昼を食べました。

 食べ終わるとたけし君は、なみだをふいて、
またえんぴつを握りました。
 そして、あの置き手紙に、
今度は『ごちそう様でした。』と書いたのです。
 えんぴつのしんがおれるほど力をいれて。

 『いただきます。』
『はい、どうぞ、おあがり。』
『ごちそう様でした。』
と、書いてある手紙は、それからずうっと、
たけし君のズボンの後ポケットに入っています。

 私はそれを見せてもらいました。
ポケットに入れていたから、もうだいぶしわくちゃになっていましたが、
お母さんの字とたけし君の字がありました。

 私がそれをじっと見つめていると、
「おじさん、それからね」
と、たけし君は、また話を続けたのでした。
 今度は、お父さんのことでした。

 製鉄所をやめてから、たけし君のお父さんは、
ときどきお酒を飲むようになりました。
 太陽がたけし君の学校の裏山にかくれるころ、
魚を売りにいったお父さんとお母さんは、
疲れきった顔をして帰ってきます。
 いつもお母さんの方が先に帰ってきます。
それからしばらくしてお父さんが。
お父さんの方が遠くまで売りに行っているからおそいのです。

 ところが、1ヶ月に1回か2回、
お母さんが帰って1時間がすぎても2時間がたっても、
お父さんの帰らない日があるのです。

 そんなときは、必ず「たけし、父さんをさがしておいで。」
と、お母さんが言うのです。
 とても怒っているようで、こわい顔なので、
たけし君は、「いやだよー。」と言えず、
暗くなった道を歩きだすのでした。

 たけし君には、お父さんのいる所がだいたいわかっているのでした。
そこは、夜でも人でにぎわっている場所です。
 お酒を飲んだ人が、肩を組みながら大声で歌をうたって歩いていたり、
ろじうらでおしっこをしている大人がいたり、
どこかの店からはレコードの歌が聞こえてきたりしています。
赤いちょうちんをぶらさげている店もあります。
よっぱらいばかりの所です。
たけし君はそんな所へ行くのでした。

 たけし君は、お酒を飲んでいる人ばかりの店を、
一軒一軒のぞいて歩きます。
 のれんをくぐり戸を開けると、決まって女の人が、
「いらっしゃい。」というのです。
 子どもが入ってきたので、変な顔をしてたけし君を見るのです。
たけし君はそんなことを気にもしないで、店の中を見回します。
「お父さんはいないかなあ。」と思って。

 そんなことを何軒かしていると、
お父さんをみつけることができます。
たけし君は、もうだいぶよっているお父さんのところに近づいて、
「父さん、帰ろうよ。」と言うのです。
 お父さんは、なかなか帰ろうとしません。
たけし君は、よっぱらいばかりいる店がいやなので、早く帰りたくなります。
 なんべん「帰ろう。」と言っても、お父さんは腰を上げてくれないので、
たけし君は、そこで大声をはり上げてなくのです。
 すると、お父さんはしかたなく、店を出てくれるのでした。

 店を出てからがまたたいへん。
なかなかまっすぐには歩いてくれません。
横へふらふら、前へよろよろ。
 たけし君は、道路のわきにあるドブにおちやしないだろうかと心配で、
お父さんのうでを、両手で力いっぱいおさえながら、
家までつれて行くのでした。

 しかし、いつもと違う日があったのです。
お酒を飲んでいるらしくお父さんの帰りがおそい日でした。
 たけし君は、いやいやよっぱらいのいる店をさがし歩いていました。
お父さんはやはりお酒を飲んでいました。

 その日だけは、「父さん。」と言うと、
「おう、帰ろう。」と、すぐに店を出てくれました。
 やっぱりよっていました。
でも、そんなにふらふらしていないようでした。
 たけし君は、お父さんのうでを両手でおさえながら歩きだしました。

 すると、「きょうは、だいじょうぶだ。」と言って、
お父さんは、たけし君の前にしゃがみこんだのです。
 たけし君には、それがなんだか、すぐにわかりました。

 たけし君は、お父さんの背中にいそいで飛びつきました。
お父さんの首にしっかりとつかまりました。
 ゆっくりとお父さんは立ち上がって歩きだしました。
大きな背中でした。
歩くたびに、たけし君の体はゆれました。

 たけし君はお父さんの背中に顔をくっつけました。
お父さんの臭いがしました。
 お酒の臭い、たばこの臭い、あせの臭い、そして魚の臭いもしました。
じっと目をとじて、たけし君はその臭いをすいました。
たけし君は、その臭いが大好きになりました。

 大好きなお父さんの臭いを胸いっぱいにすって、
大きな背中にゆられながら、
たけし君とお父さんは夜道を帰ったのでした。

 その大きな背中のぬくもりと臭いを、
たけし君は今もおぼえているそうです。

 私は、赤いサルビアのそばで、
たけし君とお父さん、お母さんのすてきな話を、
ただうなずきながら聞きました。

 最後にたけし君は、
「おじさん、ぼくはね、
さみしくなったときや泣きそうになったときにね、
お母さんの手紙をみることにしているんだ。
 そして、ときどきはね、お父さんのそばにいって、
あの臭いをそっとかいでみるんだ。
 するとね、いやなことも、つらいなあと思うことも、
がまんできるようになるんだ。」
と、言いました。

 私とたけし君の後ろでは、
今も子供たちが野球をしながら、かん声をあげています。
そして、公園の花だんにはサルビア。

 私はたけし君の目をしっかりと見て、
「たけし君、今にきっとまたもとのようにみんなたけし君と遊ぶようになるよ。
ひとりぼっちなんてもうじき終わりになるよ。
おじさんは絶対そうなると思うんだ。絶対に。
 それまでそれまでたけし君、じっとがまんしよう、なあ。」
と、言いました。
 言いながら、私は一日も早くその日が来ることをいのっていました。
 たけし君は、またサルビアに目をうつし、
「うん。」と、力強く首をたてにふりました。

 たけし君の目には、
真っ赤なサルビアが、いっぱいうつっていたのでした。





 だて歴史の杜公園 ナナカマドの秋色
 
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『サルビアのそばで』 ①

2015-10-23 17:16:37 | 創 作
 『6年生の皆さん、ご卒業おめでとう。
 この作品は、私がまだ青年教師であったころ、作家を夢見て書いたものです。
 当時、私は子供向けのお話を書きたいと強く思うようになり、
ある作家に教えを受けながら、この作品を書き上げました。
 それからもう40年近くもたってしまい、
今はゆっくり原稿用紙に向かう時間が作れません。
それでもこの年令になってもまだ、その夢だけは持ち続けています。
 私の夢の証として、そして卒業のお祝いに、
この作品をみなさんにプレゼントします。
 すぐにかなう夢、なかなか実現しない夢、夢のままの夢、夢も様々です。
でも、私は夢こそ生きていく上での一番のエネルギーだと思います。
 皆さんには、夢を忘れず、夢をいつまでも持ち続ける、
そんな人間であってほしいと願っています。』

 私は、12年間校長職を努めました。
その間、毎年、卒業間際の6年生を、5、6人のグループに分け、
校長室で給食を共にしました。
 その折りに、前述を「あとがき」にした手製の小冊子を、一人一人に渡しました。
ざっと数えて、800人になるでしょうか。
その内、どれだけの子供が目を通したでしょうか。
 若かりしころに書いたその創作を、2回に分け、このブログに掲載します。





    サルビアのそばで


 これは、町かどにある小さな公園で、ひとりの少年から聞いたお話です。

 私は、その小さな公園にあるサルビアの花だんがとてもすきでした。
5月、6月になるときまって真っ赤な花がさくサルビア。
そのサルビアを見て、情熱とか心が燃えるとか、よく言いますが、
ところせましとさいている姿は、本当にほのおのように思えます。

 その少年に、私がであったのも、
あの公園が、真っ赤に色づいていたころでした。
少年はだれにも気づかれないように、
じっとサルビアの花だんのところにたたずんでいました。
まわりでは、同じ年くらいの子どもたちが、
おにごっこをしたり野球をしたりしているのに、
その少年だけは、遊んでいる子どもたちに背をむけているのでした。
また、遊んでいる子どもたちも、見知らぬ子のように、
気にもとめないでいるのでした。

 私は、「この花が好きかい。」と、
少年の横に、同じように腰をおってたずねました。
少年は、急にそんなことをきかれたので、おどろいていました。
そして、しばらくしてから「おじさんもかい。」
と、言ってくれました。

 あくる日、私はまた公園に行きました。
少年のことなんて忘れていました。
私はサルビアを見に行ったんです。
すると、きのうと同じように、
また少年はじっと花だんを見つめているではありませんか。
私は、昨日と同じように少年の横に、しゃがみました。
その日は何も話さず、しばらくサルビアをながめて、私は帰ってきました。

 そして、同じようなことが一週間近くつづきました。
私は「あいつまたいるかな。」と思って、
公園に行くことがよけいに楽しくなりました。
私と少年は、しだいに話をするようになりました。
サルビアを見ながら考えたことを、私は言いました。
少年は学校のことや友だちのこと、そして、家のことを話してくれました。

 私は、少年の話を一つ一つうなずきながら聞きました。
ある時はなみだをこらえながら、
そして、ある時はさみしそうに、ときには、へいきな顔で、
少年はかたりました。
真っ赤なサルビアが風にゆらいでいるすぐそばでです。

 少年の名前は、たけし君。
たけし君には、今、一人の友だちもいません。
弱いものいじめをしたり、女の子を泣かせたり、
先生の注意をきかなかったりするような悪い子ではありません。
でも、たけし君は、学校でも、家に帰ってからも
ひとりぼっちな少年だったのです。

 昼休みの学校は、
いつも子どもたちのかん声でにぎわっているものです。
先生の言うことをきかず、教室で机と机の間をかけている子、
ろうかでおにごっこをしている子、
そして、校庭ではドッチボールやフットベースボールを。
女の子は校庭のすみのほうで、ゴムふむやゴム跳びをしたりしています。

 しかし、その楽しいはずの昼休みも、
今のたけし君には、つまらない時間なのです。
 たけし君は一人で校庭のまわりを、
ゆっくり、ゆっくり歩いているだけです。
そんなたけし君を見て、
「おい、たけし、ドッチボールしよう。」
と、だれか一人くらい声をかける友たちがいてもいいのに、
みんな知らん顔をしているのです。

 それどころか、たけし君が校庭へ出てくると、
みんなは、あわててドッチボールを始めるのでした。
たけし君をいれないためにそうするみたいです。
たけし君は、そんなようすを見ても、おこりもしません。
それどころか、みんなと遊ぶことをすでにあきらめているようでした。
「ぼくも、ドッチボールに入れて。」
と、たのんだところで
「いやだよ。」と言われるに決まっているから、
だからもう、たけし君は
みんながドッチボールをしているほうさえ見ないようにしているのです。

 みんなは、たけし君と遊ぶのがいやなのです。
それは、たけし君のドッチボールやフットベースがへただからではありません。
反対にたけし君は、とてもうまいと思います。
なのに、みんなはいっしょに遊ばないのです。
それには、ちゃんとした理由がありました。

 その理由を聞いたとき、私はなみだがこぼれおちそうになりました。
 たけし君には、みんなと同じようにお父さんもお母さんもいました。
それに中学校へいっているお姉さんも。
お父さんの仕事はむずかしい言葉では、魚の行商です。
ふつうの魚屋さんとちがって、
たけし君のお父さんは、重いにもつを、自分の頭より高くまでしょって、
遠くの家まで一けん一けんたずねて行き、魚を売って歩くのです。
その仕事は、お父さんだけでなく、お母さんもしていました。

 ところが、今から1年くらい前までは、
お父さんもお母さんも、その仕事をしていませんでした。

 たけし君といっしょの学校へいっている子は、
ほとんどが製鉄所の子でした。
みんなのお父さんは、製鉄所へいっているのです。
たけし君のお父さんも、その製鉄所で働いていました。

 学校の屋上からは、製鉄所がよく見えます。
真っ黒くよごれた工場の屋根が数えきれないほどあり、
高くて太い煙突が5本並んでいます。
 そして製鉄所のいたる所に、
赤ちゃけた鉄くずが山のように積み上げてあります。

 たけし君のお父さんは、その製鉄所で
クレーンという鉄のかたまりを上から持ち上げて
遠くへ運ぶ機械を動かしていました。
 鉄のかたまりは、とても重たくて
クレーンはいつもものすごい音をたてていました。

 ある日、お父さんの動かすクレーンが、
鉄の大きなかたまりをつるしたまま動かなくなってしまいました。
故障したのです。
お父さんは、あわてて機械のいろんなボタンをおしたり、
レバーを引いたりしました。
 早く鉄のかたまりを下へおろそうとしたのです。

 ところが、鉄をつるしていたワイヤーが、切れてしまったのです。
ちょうど、その下で働いていた人がつぶされてしまいました。
 クレーンが、故障したからなのです。
お父さんは、悪くないのです。

 しかし、それを見ていた人までが、お父さんが悪いと言いだしました。
とうとう製鉄所のえらい人たちが、
お父さんに製鉄所をやめるようにと言ったのです。

 その日から、たけし君のひとりぼっちも始まったのです。
同じ製鉄所の社宅にいた友だちも、たけし君とは遊ばなくなりました。
だれも声さえかけてくれないのです。
 学校へ行くとき、「あはよう。」とあいさつすると、
「行ってらっしゃい。」と、こたえてくれたとなりのおばさんまでが、
知らないふりをするようになりました。

 製鉄所をやめたお父さんは、しかたなく行商をはじめたのです。
いつも、たけし君とお姉さんの帰りを待っていてくれたお母さんまでが、
お父さんと同じように重い荷物をしょって働きはじめたのです。

 学校の友だちも、近所の友だちも口をきいてくれない。
学校から帰ると、「おかえり。」と言ってくれたお母さんもいない。
たけし君のそんな毎日は、もう1年もつづいているのでした。

 私は、たけし君にたずねてみました。
「そんな毎日は、いやだろう。」と。
 たけし君は、かなしい顔をしてうなずきました。
それから急に、
「だけどへいきなんだ。」
と、すこし明るい顔で言ったのです。
 そして、私にそのわけを教えてくれました。

 だれにも言ったことのない、ないしょの話です。
それは、たけし君の心の中にある宝物みたいな話です。
 とてもかわいそうなたけし君だけど、
その話だけは、たけし君が少しうらやましくなりました。                        
                              <次回に 続く> 




   収穫の時を待つ ビート畑   
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