社長ノート

社長が見たこと、聞いたこと、考えたこと、読んだこと、

閑古鳥 名寄新聞

2017-12-30 21:46:29 | 日記
安心を

 今年も残すところわずか。1年を振り返ってみると、さまざまな出来事があった。その中には、思い返すだけで不安な気持ちにさせられるものがあった。
 中でも特筆すべき出来事は、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射実験や核実験の強行。ついにはミサイルが北海道上空を通過し、太平洋上に落下した。この実験の真意は何なのか。日本を取り巻く安全保障環境は、かつてないほど厳しい状況といえる。軍事的手段が用いられることなく、解決へと導かれることを願うばかり。
 国内に目を向けると、ここ数年同様、自然災害に翻弄された。7月には九州北部が記録的豪雨に見舞われ、多くの死者や行方不明者を出した。自然災害への関心や防災意識はいやが応でも高まる。いつ、どこで発生してもおかしくないという危機意識を持つとともに、日ごろの備えの重要性をあらためて感じさせられた。
 例年、京都の清水寺で行われている、その年の世相を表す漢字一文字に「北」が選ばれた。北朝鮮による脅威や九州北部での大雨被害などを受けての結果だが、来年こそは「ほっと」と安心した気持ちで1年を振り返ることができる年となることを望みたい。
 今年一年のご愛読に感謝申し上げますとともに、新たな年がより良い年となることをお祈りいたします。